本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

WM-2のVR配線

2011年11月20日 17時42分01秒 | ウォークマン
 オルガン男さんからWM-2のVR配線写真のリクエストがございましたので、ご要望にお応えして・・・


 この写真でわかりますでしょうか?一応撮り直ししたのですが、マクロでもこれ以上接近しての撮影はできなかったもので。


 ハンダ付けされている箇所に印を付けてみました。


 上記は初期ロットのWM-2です。ボディに「WALKMAN」とだけ表記されているやつ。参考までに以下に後期ロットのやつを。


 ピンぼけですが配線に違いがあります。リード線が1本(灰)増えてます。


 同じようにハンダ付けされているところに印を付けてみました。

 両者を同時に開けてみたわけではないので、回路上どのような違いがあるのかわかりません。参考になりましたでしょうか・・・

AKAI GX-F44R(その3)

2011年11月19日 23時59分31秒 | カセットデッキ
 どうも今年の日本シリーズは「ホームゲームは負ける」という法則があるみたいですね。明日もヤフードーム。やばいぞ、ホークス。


 さて、今日はしばらくお休みしてたGX-F44Rを再開。フォワード時の左チャンネルから音がでない原因を探ります。まず最初に疑ったのがここ。

 F/R反転時にソレノイドで再生アンプを切り替えるスイッチです。中の端子が接触不良を起こしているのではないかと。


 外してみたところです。あまり汚れてないけどクリーニングしてみます。結果・・・


 ビンゴです。きちんと音が出るようになりました。とりあえずテストトーンで録再テスト。リバースの左チャンネルの再生レベルがちょっと小さかったので半固定VRをいじりました。


 ついでに録音VRも外してクリーニング。


 せっかくなのでメカも本格的にメンテします。メカの摘出には苦労しました。結線もコネクタとラッピングの併用です。


 メカ裏です。ソレノイドが3つも使われています。ゴムベルトは円周28センチ程。それほど劣化していなかったので、S-721Hでクリーニングした後、再度取り付け。


 ヘッドを上下する際のダンパーのオイルがかなり粘ついていましたので、シリコンオイルを少量足しました。スムースに動くようになりました。


 今日はここまで。明日はパネル類のクリーニングから始めます。


我が家のアイドル

2011年11月17日 23時37分46秒 | ぬこ
 ホークスが王手をかけましたね。やっとホークスらしいゲームができるようになってきました。

 さて、今日はうちの愛猫「もみじ」の写真をアップします。20歳8ヶ月の女の子です。





 日中はずっとコタツの中にいますので、写真を撮るチャンスは夜しかありません。しかも、カメラを構えるとそっぽを向いてしまいます。今回はスマートフォンで撮影。カメラだと気づいていないのか、近づいてきたところをパシャリ。

 一時は網膜炎で目が見えなくなったりしましたが、病院通いの甲斐あって、今ではタンスの上に飛び乗るほど元気になりました。ちょっと食が細いのが心配だけれども。

 こちらのサイトによると、20歳という年齢は人間換算で96~115歳。とっくに平均寿命は過ぎていますが、これからも10年、20年と一緒に暮らしていきたいです。

Phat Phunktionについて。

2011年11月15日 23時33分44秒 | 音楽
 今日は日本シリーズに釘付けとなり、GX-F44Rの修理はお休み。ホークスが1勝してとりあえず一安心。


 今日は、本来ならコットンクラブにPhat Phunktion(ファット・ファンクション)のライブを聴きにいく予定でした。しかし、「アーティストの都合により」公演延期となり、振替公演が来年4月というとんでもない事態に。私は、5年位前の初来日公演が都合により行けなかっただけに、すんごく楽しみにしていたのですが。。。。ライブレヴューを書けないので、バンドの紹介をちょっとばかし。。。

 このファット・ファンクション、1996年にアメリカウィスコンシン州のマディソン(「マディソン郡の橋」のマディソンとは違います。あちらはアイオワ州)というところで結成され、1999年にバンド名を冠したアルバムでデビューしたブラス・ファンク・バンドでございます。日本では、サードアルバム「you and me」が輸入レコード屋(表現が古い)でちょっとしたヒットとなり、私もこの頃にバンドの存在を知りました。

 このバンドの特徴は、なんといっても私の大好物であるTower of Power(最近、結成40年を迎えたオークランドのブラス・ファンク・バンド)との相似性。かなり影響を受けており、本人達もそれを隠そうとしておりません。とにかくブラスがかっこよく、リズム隊もタイトで、TOP好きな人にとっては堪らないバンドなのです。

 リリースしたアルバムは5作。

1 Phat Phunktion
2 Here We Go!
3 you and me
4 Soul Juice
5 Real Life・・・High Fidelity

 4は1と2からピックアップした曲を並べたもの。5は先日リリースされたばかり。今回の来日はこのニューアルバムを引っさげて・・・ということになるはずだったのですが。

 私はこのうち1以外を持っているのですが、とにかく「カッコイイ」の一言です。TOPのフォーマットを下敷きにした上でHipHopの要素を取り入れ、TOPとはまた違う個性を発揮しています。個人的にはやはり3が一番好きですね。当時、ipodに入れて耳タコ状態で聴いておりました。5はまだ聴き込んでいないけれどもやはりいい感じです。

 現在、日本で入手できるのは1以外の4作品。どれもマストアイテムですが、このバンドの成り立ちを知るには4が面白いです。先にも書きましたがデビュー作とセカンドからのピックアップ曲で構成されています。最初の5曲がデビュー作からなのですが、HipHopの要素を取り入れる前で、まだ明確な個性は前面に出てきていません。#1の「Shake」なんかはTOPのLarry Braggsが歌ってても違和感ない曲調ですし、#3の「Chunky But Funky」のギターリフはBill Withersの「Use Me」のクラビネットを思い出させます。また、#4の「C.J.」のベースラインに至ってはO'Jaysの「For The Love Of Money」のリフをまんま借用しております。このバンドのバックボーンがわかって思わずニヤリとしてしまうのですが、#6以降、つまりセカンドの曲になるとHipHop色が強まり、きちんと「Phat Phunktionの音」になっているのです。

 Phat PhunktionはTOPの他、EW&F(Jupiterのカバーはオハコみたいです。最新アルバムに入ってます)やAWBからも影響を受けているようで、最近のバンドに飽きたらない「70年代大型セルフコンテインドファンクバンド好き」には大変ありがたい存在です。

 ただ、惜しむらくはブラスの響きが綺麗すぎること。メンバーは多分、きちんと楽器を学校等で習っていたのでしょう。テクニックは確かですし、当たり前ですがピッチも正確。これが70年代のファンクに慣らされた自分の耳にはちょっとつまらなく感じてしまいます。迫力がないというか・・・。例えばEW&Fのフェニックス・ホーンの面々は、現場(ジャズのね)での独学で楽器を習得していったのだと思いますが、この人達、楽器を「鳴らす」ということに関しては、結構ヘタなんですよね。しかし、それが黒人特有のファンクネスを強調していて、聴く側をアツくさせるのです。
 Phat Phunktionは白人バンドであり、EW&Fのような黒さ(といっても洗練されているのですが)を期待するのは間違いだと思いつつ、そんな苦言を呈したくなってしまうんですよ。同じ白人バンドのTOPにはそれができているんですから・・・(楽器が下手なほうがいいとかTOPの演奏が下手だという意味ではありません。もうちょっと下品なというか、ダーティな音のほうがいいなってとこ。趣味の問題ですが。)

 長々と書いてしまいましたが、百聞は一聴に如かず。Phat Phunktionの公式HPで彼らのライブ音源が無料で聴けます。この拙い文を最後まで読んでくれた方なら聴かずにはおれないはずです。TOPの「You Got To Funkifize」や「What is Hip」、EW&Fの「Jupiter」のカバーなんかも演ってます。ノックアウトされますぞ。

 

AKAI GX-F44R(その2)

2011年11月14日 23時24分38秒 | カセットデッキ
 昨日に引き続き、今日は右側のピンチローラーを引っこ抜きました。もちろんアームごとです。


 アーム軸の固着したグリスを無水アルコールで取り除いた後、タミヤのセラグリスHGを塗って元に戻しました。ついでなので、ピンチローラーのゴム部分をS-721Hでクリーニング。テカテカになっていたゴム表面がしっとり黒々となり、弾力が戻りました。すごい威力ですS-721H。自分の頭皮にも塗りたいぐらい。

 とりあえず走行テスト。

 フォワードもリバースも問題なく走行します。動作のモタツキもなし。ヤッタネ!。。。。。。と喜んだのも束の間、フォワード時の左チャンネルから音が出ていないことに気づきました。

 ヘッドに問題があるのか、それとも回路のほうに問題があるのか・・・いろいろテストしてみましたが、どうやら回路のほうみたいです。たまに音が出ることあるんで。

 厄介だな、こりゃ。