
ヤマハのカセットデッキKX-640です。1990年に54,800円という低価格で発売されたものですが、3ヘッド、クローズドループデュアルキャプスタン、ドルビーHXプロ搭載と価格以上の内容を備えた機種です。今年の春に厚木のハードオフで「電源入りました。テープ回転しません」のコメント付きで売られていたブツをゲット。315円なり。

テープを入れる前にヘッド周りを確認。なぜかヘッドに赤いインクみたいのがべっとり。無水アルコールで清掃。

テープを入れスイッチオンしてみたところ、確かにモーターの回転音はするのですが、テープが回転しません。しかも、ディスプレイも点灯しませんでした。これはやられたなと思いつつ開腹。内部はスッカスカ、ケースは薄くてペナペナでした。

摘出したメカブロックです。非常に安っぽい。一応3モーター。

バックテンション用のベルトが伸びてました。指でつまもうとしたところ・・・

溶けててやんの。指真っ黒(T_T)

フライホールベルトは溶けてなかったけどビロンビロン。

アルコールでガンガン掃除していきます。ヘッドはPC-OCC巻線のパーマロイです。

この機種はモードコントロールを専用モーターでおこなってます。接点もふきふきして接点グリスを塗布。
この後、新品ベルトを装着して組み上げ、動作確認テスト(ディスプレイ修理は後回し)。すると、電源を入れたとたん再生モードになってしまいました。どのボタンを押しても止まらない・・・orz 結局、飽きてしまってそのまま放置。ローコストモデルなので修理に気持ちが入らないんだよね・・・
そのうち(いつか)交換しなきゃ。
ちなみに交換したベルトは純正品ですか?
ベルトは千石電商で入手しストックしていたものです。そのストックから合うものを探して取り付けましたが、直径何センチだったかは記録とってなかったので忘れました^^;
ヤマハって純正部品の取り寄せできるんですかねえ?
ヤマハは純正取り寄せようとメールしましたが、門前払いでした。電気店経由ならなんとかなるかもです。
他のメーカーでも注文ルートを変えると無いはずの部品が出てくる事がありますからね。