今日は東京国際フォーラムにチック・コリア率いるReturn To Foreverを聴きにいってまいりました。再結成モノですね。
メンバーは以下のとおり。
Chick Corea(Key)
Stanley Clarke(b)
Lenny White(ds)
Jean-Luc Ponty(vn)
Frank Gambale(g)
要するに、第二期のエレクトリックに大きく舵を切ったときのメンバー+アルファです(ディメオラはいませんが)。「浪漫の騎士」からRTFを聴きだした自分にとっては、ドラムはやはりレニーがベスト。できればジョー・ファレルも天国から参加してほしかったですが。今回はポンティがRTFのサウンドにどう絡むのかということと、スタクラのバカテクが興味の中心でした。
今日は日本ツアーの2日目ということで、セトリ等はネタバレになるので書きません(終演後、会場に貼り出されてました)。で、メンバーそれぞれの感想を少々。
【チック】やはりいい意味でやってることが当時と変わりません。しかし、この人の音楽的な幅の広さはすごいですね。アコースティック、エレクトリック双方のフィールドでここまでできる人はいないでしょう。
【スタクラ】やはり千両役者です。特にウッドベースのサムピングは圧巻です。メインストリーム系のベーシストでもウッドでサムピングする人がいますが(チャーネット・モフェットとか)、スタクラのそれは曲芸的かつ芸術的です(次元が違います)。以前、ブルーノートでも間近で見ましたが、どのようにに弾いてるのか全くわかりませんでした。(余談ですが、ブルーノートのときはクールファイブの前川さん、宮本さん、小林さんも観に来てました。小林さんってベーシストだもんね)
【レニー】自分の中では、あまりタメをきかせず、たとえ手数が多くなっても決して熱くならず、淡々と叩くのに何故かきちんとグルーブするドラマー、というイメージがありました。で、やっぱりイメージどおりでしたw
【ポンティ】やはりジャズバイオリンの第一人者ですな。正直なところ、バイオリンって楽器は室内音楽的なイメージがあって、ホントにジャズに馴染むのかいな?と思っていましたが、今回の演奏で「バイオリンってあり!」と考え方を改めました。ネックがあんなに短いってことは、音程を取るのも難しいと思うのですが・・・。ところどころ、チックのシンセと聞き違えてしまうのは自分の耳が悪いせい。
【ギャンバレ】チックのエレクトリックバンドでのプレイや、超バカテクベーシストのジェフ・バーリンと長年一緒にやっていた方です。あまり目立たず。ガンバレ!と言いたくなる。
・・・えー、セトリは書かないつもりでしたが、ちょっとだけヒント。
1曲目は私が一番最初に聴いたRTFの曲でした。このオープニングは興奮します。
本編ラストの曲はチック作のフュージョン(クロスオーバーって言ったほうがいい?)の超有名曲です。リフのところは必ず手拍子したくなる?
アンコールの曲はスタクラの代表曲。アレンビックをスパニッシュギター風にかき鳴らすアレです。盛り上がりますぞ。
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