本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

Jimmy Cobb Quartet @ Motion Blue YOKOHAMA

2011年11月22日 22時46分15秒 | ライブレビュー
 昨日はGX-F44Rをほったらかしにして、ジミー・コブ カルテットを聴きにモーションブルー横浜へいってまいりました。

 モーションブルーは勤務先の近くにありながら、今まで一度も足を運んだことがありませんでした。姉妹店のブルーノートやコットンクラブが一流アーティスト公演ばかりなのに比べて、モーションブルーはそれより格下のアーティストばかりなので(出演者の方スミマセン!)、今まで食指が動かなかったんですね。しかし今回は一流ドラマーのコブ爺。マイルスの歴史的名盤「Kind of Blue」に参加したミュージシャンで唯一の存命者=リヴィングレジェンドです。これは行かなきゃならんでしょう。チャージも4500円と安いことですし。

 今回のメンバーは以下のとおり。
 Jimmy Cobb(ds)
 Eddie Henderson(tp)
 Yonatan Levi(b)
 海野雅威(p)

 今回の日本ツアーは『「リメンバリング・マイルス~トリビュート・トゥ・マイルス・デイビス~」CD発売記念ライヴ』と銘打っております。この9月28日で没後20年を迎えたマイルスへの追悼盤を発売したことに合わせて組まれたツアーみたいです。確かにセトリも下記の通りマイルスに因んだ曲が多かったです(曲目間違ってたらごめんなさい)。ステージは2回あって入れ替えなしだったので、粘って最後まで聴きましたw

[1st]
1 Milestones
2 On Green Dolphin Street
3 So What(何か食べたいな チャーハン!のコール&レスポンスでお馴染み)←嘘
4 Autumn Leaves
5 失念(ポピュラーな曲なのに曲名をど忘れ。後で思い出すだろうと思ってたら演奏自体を忘れてしまいましたorz)
6 Oleo(だったと思う)

[2nd]
1 Straight, No Chaser
2 I Thought About You(だったと思う)
3 Dear Old Stockholm(だったと思う)
4 Remembering You(聴いたことない曲。曲紹介ありましたが何言ってんだかわからず。オリジナルか?)
5 Someday My Prince Will Come
6 Four
7 Night In Tunisia(アンコール)

 コブ爺は82歳と思えぬドラミング。コブ爺って、マイルスの歴代ドラマーの中でもフィリージョーやトニーなんかに比べると、その名のとおり地味って印象だったのですが、今回はさすがに自分のリーダーバンド。共演者を地味ーに鼓舞するってどころではございません。元気ハツラツぅ(©大塚製薬)です。自分はバーカウンターに座ったのでコブ爺の手元が見える位置だったのですが、ブラシの使い方も老練っていうか、なんちゅうか本中華でした(また随分と古いですな)。

 ラッパのエディー・ヘンダーソン。自分、恥ずかしながらこの人知らなかったです。ヘンダーソンっていってもジョーヘンとは縁もゆかりもない人のようです。で、この人がまたウマイ。オーソドックスなハードバッパーって感じで。テクニックもさることながら、ミュートを使ったリリカルなプレイはマイルスを彷彿とさせます。マイルストリビュートとしてはこの上ない人選ですね。マイルスの声色のマネも含めて(←ホントうまかった)

 ピアノの海野さん。この方も初めて聴いたのですが、センスいいですねー。バッキングは軽やか、ソロも素晴らしい。今回のライブはもちろんコブ爺目当てだったのですが、演奏ではこの方を聴けたことが一番の収穫だと思います。まだ若いんだよな、羨ましい。終始にこやかにプレイ。

 ベースのなんとかって方。名前読めません。北欧の方でしょうか?堅実なプレイに終始。モーションブルーは音響がイマイチなのか座ったとこが悪かったのか、ベースがあまりよく聴こえません。ソロも派手なことをやらず、やはり手堅いプレイ。難しいんですよね、派手なことやらずにソロとるのって。構成考えないとダレちゃいますからね。

 
 途中1時間弱休憩入れましたが、19時から22時まで極上のジャズを聴けて4500円。いやらしい話、CPは最高です。コブ爺にも4回握手してもらったし。小さいハコのモーションブルー、小さいゆえにステージと観客が和気藹々としてて雰囲気いいです。また目玉アーティストが来たら行ってみたいと思います。但し、もうバーカウンターには座りません。尻が痛えのなんのって・・・・ 


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