本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

SONY CFS-F70(その3)

2013年05月08日 22時09分04秒 | ラジカセ

 CFS-F70を仔細に見ていきます。


 全面パネル。ファンクションはテープ、ライン(フォノ兼用)、AM、FM。チューナーのプリセットはAM/FMそれぞれ6局です。レベルメーターは片チャン9セグメント。パワースイッチがオフの場合でもデッキ部の操作は可能です。この場合、テープ演奏が終了すると電源が切れるようになっています(スリープ機能)。


 上部シーリングパネル内。パネルがこれ以上開かないので見づらいですが、使用頻度の少ない操作系が格納されています。スイッチはテープセレクト(ノーマル・クローム・メタル)、ISS(1~3)、録音モード切替(オート・マニュアル)、ドルビーSW(オン・オフ)、FMモード(ステレオ・モノ)、SENS(DX・LOCAL)、スキャン切替(オート・マニュアル)、スキャンボタン(DOWN/UP)、メモリーボタン、メーターSW(オン・オフ)。ボリュームはREC LEVEL(L・R)、マイクミキシング、ベース、トレブル、バランスです。


 シーリングパネル裏には回路図。そーとー自信があるんでしょうね。


 ヘッド周り。2ヘッドシングルキャプスタンです。


 スピーカーは10センチフルレンジ。全面パネルはダイキャスト製で、キャップスクリュー8本でガッチリと止められています。


 上から見たところ。ハンドルの付け根にマイク(モノ)。ハンドルを持ち上げるとシーリングパネルはロックされて開きません。横に走っている青いラインはパッキンです。


 背面。外部アンテナ端子(変換アダプターが付いています)のほか、外部SP、ラインアウト、ラインイン、マイクの各入出力端子があります。ラインインはフォノに切り替え可能。赤い部分はAC電源で、取り外して電池ボックス(こっちは青)に交換できるのですが、残念ながら欠品です。また、車での使用を意図してか、DC12Vのジャックがあります。その上の四角い部分はメモリバックアップ用の電池ボックス(単三2本使用)です。


 アンテナは完全に収納できる仕様となっています。


 で、肝心の音ですが・・・これが非常にいいのです。

 やはり128,000円、高いだけのことはあります。強力なSPユニット(背面は完全に仕切ってあって密閉型となってます)にBTL構成の強力なアンプ部。ボリュームを大きめにしても音が破綻しないため、全くうるささを感じさせません(近所迷惑ですが)。また、ベースを持ち上げてもブーミーにならずに芯のある音を聞かせてくれます。これは9.2キロという重さもプラスに働いているようです。

 いままでいくつもラジカセをメンテしてますが、満足度ではパイオニアSK-900と1、2を争いますね。見た目もグーだし、これはもう手放せません。死ぬまで大事にします。


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3 コメント

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Unknown (ナイ)
2013-05-08 22:55:51
本当に贅沢に奢られた機体ですね!
重量と密封効果がかなり効いてる様です。

SK-900もスピーカー部は密封状態で吸音材も入っていい音でした。どのメーカーもこの時代は真面目に作ってましたね♪
バブル時代になると、ちょっと?でしたが。ソナホークのヘッドブロックなんてプラスチックだから、モゲてしまいますもんね~(泣)
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Unknown (なかしょー)
2013-05-09 15:32:21
見た目以上にいい機体なんですね。
BLOCK DIAGRAMなんかは、70年代の流行りでしょうか・・・?
Lo-Dのセパアンにも書いてありました。
やっぱ値段高いと音いいんですねえ。
こっちはRX-DT8の音でびっくりしておりますw
バブルの頃にもなると10万超えのラジカセはほとんどありませんしね。
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Unknown (どむぞう)
2013-05-09 23:14:33
ラジカセはこの機種が発売された頃くらいまでが黄金期でしたね。バブカセはCDをメインに据えてるんでカセット部の作りが華奢で・・・コブラヘッドのようなギミックも見かけ倒しでしたね。

とは言え、バブカセでも評判のいいものは結構ありますね。特にパナソニック。なかしょーさんはRX-DT8ですか。。自分は昔RX-DT80を新品で買いました。捨ててしまったのが悔やまれます。
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