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本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

ジャンクレコード箱の中から ~ 「夏のせいかしら」篇

2012年03月15日 23時04分56秒 | ジャンクレコード
 今週はずっと残業続きでジャンクを弄れません。今日こそ何か手をつけようと思っていましたが、「和風総本家」に見入ってしまったのでやはり何もできずじまい。和風総本家、面白かったです。日本の職人ってすごいですね。

 というわけで、今日もジャンクレコードの紹介でお茶を濁します。


 昨日の麻生祐未「ドキュメント」の紹介で、『NHKの連続テレビ小説「カーネーション」で主人公のお母さん役を演じており』と書きましたが、もう出演してないらしいですね、麻生祐未。聞くところによると、いきなり12年後という時代設定にしたらしく、お母さん役だった麻生祐未はお役御免だそうです。彼女の老け役ちょっと見てみたかったんですが・・・w 更に主役も尾野真千子って人から夏木マリに変更になり、巷ではキャスティングミスだと大不評なのだそう・・・ということで(?)、今日はそんな不評を買っている夏木マリを応援する意味合いも込めて、彼女が昭和49年にリリースしたシングル「夏のせいかしら」をご紹介。これも100枚1000円の山に入っていたものです。作詞は安井かずみ、作・編曲は馬飼野康二。



 夏木マリって人は♪もぉーいやぁー絹の靴下はぁーというデビュー曲が有名ですが、実際にはこの芸名になる前に「中島淳子」という芸名で一枚リリースしているようです。で、「夏のせいかしら」は再デビュー後5枚目のシングル。「絹の靴下」からちょうど一年後にリリースされています。もうこの時分には「夏木マリ=お色気歌謡」というキャラクターが確立していたようで、このシングルのジャケット写真もお色気ムンムンです。なお、この写真の提供元は週刊プレイボーイだそうです。

 曲は聴いてわかるように、いきなりパーカッションの乱打から始まります。間奏でもこのパーカスの乱打があり、この曲を特徴付けています。ライブでやると盛り上がりそうな曲です。パーカスっていうとこの方、有名なパーカッショニストの斎藤ノブと最近結婚したんですよね。これにはビックリしたなあ。確か斎藤ノブって結婚してたはず(いいトシだし)。いつの間にか離婚してたんですねえ。

 B面は「砂の女」。こちらはより「ハスッパ」な歌い方。ちょっと巻き舌入ったりして。こっちもA面同様、安井・馬飼野コンビ作。やはりヒット性は「夏の~」に軍配が上がります。余談ですが、自分は「馬飼野」を結構長い間「バカノ」と読んでいました。失礼ですね。実際の読みは「マカイノ」。この人、山下達郎が所属する事務所「スマイルカンパニー」の社長である小杉理宇造とむかーしバンド組んでました。

 現在、夏木マリは女優活動と並行して、斎藤ノブと組んだバンドで音楽活動を行なっているそうです。こういう方のライブって一体どの層の方が聴きにいくんでしょうねえ・・・
 

ジャンクレコード箱の中から ~ 「ドキュメント」篇

2012年03月14日 23時13分12秒 | ジャンクレコード
 先日ご紹介した「面影」の麻生祐未Ver.は良かったですね。目と耳を楽しませてくれました。誰でしょうか、あんな編集したのは?ホント、いい趣味してますw

 若き頃の麻生祐未にノックアウトされた諸兄のために、今日はいいブツをご紹介しましょう。。。。100枚1000円ジャンクレコードに入っていた、麻生祐未のデビュー曲「ドキュメント」です。



 このシングルは昭和59年11月21日に定価700円で発売されました。B面は「引けぎわ」って曲。両面とも今は亡き井上大輔(井上忠夫)が作曲してます。典型的なアイドルソングです。

 麻生祐未って方は女優兼モデルとして売りだされた方のようで、歌のほうは聴いてわかるように特筆するところはございません。オリコン最高位も64位ってことなので、決してヒットしたとはいえませんね。B面の「引けぎわ」も聴いてみましたが、ヒット性はそちらのほうがあったんじゃないかと思います。しかし、売れなかっただけに、このシングルの中古市場での価値は結構高いようです。最近では山野楽器でCD-Rとして復刻されてたりします。

 このレコードは歌詞カードの他にピンナップがついております。



 いやあーお美しいですね。山口百恵や夏目雅子の再来と言われたというのも頷けます。自分的には全くもって「どストライク」なのであります。この麻生祐未様(いきなり様付けw)、最近ではNHKの連続テレビ小説「カーネーション」で主人公のお母さん役を演じており、かなりの高評価を得ております。って自分、カーネーションってドラマ一度も見たことありませんがw

ジャンクレコード箱の中から ~ 「面影」篇

2012年03月06日 23時16分17秒 | ジャンクレコード
 本日ご紹介するジャンクレコードは、ドラマ「Gメン75」のエンディングテーマだった「面影」です。発売元は日本コロムビア、カタログナンバーはP-418、昭和50年7月に定価500円でリリースされたものです。しまざき由理という方が歌っております。哀愁漂うとてもいい曲で、当時の自分はドラマ本編が終わってすぐにテレビを消そうとする親を制し、テレビの真ん前で聴き入っておりました。そして、その美声から「すごーく色っぽくて綺麗なお姉さん」が歌っているものと勝手に想像し、小学生という身分ながらドキドキしておりました。おませですね。B面は「Gメン75のテーマ」。ドラマのオープニングテーマです。

 ドラマ「Gメン75」は丹波"大霊界"哲郎をメインキャストに据えた刑事もので、1975年(昭和50年)5月から7年間に亘ってTBS系で放送されました。オープニングは、滑走路と思しきでかいアスファルトの道を、丹波を真ん中に7人の刑事が横一列になって歩く姿を正面から撮影したものでした。芥川隆行の「ハードボイルド Gメン75 熱い心を強い意志で包んだ人間たち・・・」というナレーションがかぶるんですよね。残念ながらこのシングルB面の「Gメン75のテーマ」にはそのナレーションが入ってませんが。

 このシングルは「100枚セットで1000円」というジャンクレコードの山に入ってました。こいつをその山から見つけたときは狂喜乱舞しましたねえ・・・で、数十年間思い焦がれていた歌い手さんのお顔をジャケットに探しました。

  ・・・ん?


 (つд⊂)ゴシゴシ・・・


 ( ゜д゜)


 (つд⊂)ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ
 

 (;゜д゜)

  ・・・・ああ・・・この方が・・・歌って・・・・・・・・・たのか・・・・

 いやいやいや、これはたまたま写真写りが悪かったのかも知れません。この「面影」、別ジャケット盤もあるので、そちらの写真も見てみましょう。




 ドーン!


 ・・・・・失礼ですね、自分。ええ、勝手に想像してた自分が悪いのです。ごめんなさい。

 (^O^)

 (^O^)

 (^O^)

 この方、歌うまいですよね。当時小学生だった自分を魅了してしまう歌声。それもそのはず、ジャケ裏のプロフィールを見るとこのしまざきさん、なかなかすごい人だということがわかります。抜粋してみましょう。

 『小学校6年生のときフジTV「チビッコのど自慢」でチャンピオンとなる。以後「みなしごハッチ」「国松様のお通りだい」「ハクション大魔王」等のテレビ番組主題歌を吹き込む。』

 ほうー、ハッチや大魔王もこの方が歌ってたんですか・・・ふむふむ。それで・・・

 『現在、東京女子体育大学1年生』  


 だ・い・が・く・い・ち・ね・ん・せ・い・だ・と・ぉ・・・\(^o^)/

 
 ・・・勝手に30代だと思ってました。。。。昔のメイクってちょっと老けてみえるもので。。。しまざきさん、かえすがえすスミマセン。


 そうそう、「面影」のユーチューブリンクを貼り忘れてました。リンクは、当時の自分の勝手な想像を尊重してこちらの「面影」をセレクトさせていただきました。

 ついでにもう一つリンク。中森明菜ヴァージョンの「面影」です。これもいいですねえ。この曲は明菜の「ムード歌謡 ~歌姫昭和名曲集~」に収録されています。あたしゃこの「面影」が聴きたいばかりに、明菜盤買っちゃいましたよ。収録されている他の曲もチョベリグ(古い!)です。

 なお、しまざきさんのオリジナルは「Gメン75 シングルコレクション」で聴けます。これはまるごとGメンですな。リンク先では3曲目が「追憶」となってますが、これは「追想」の誤り。やはりしまざきさんが歌ってます。実を言うとこの「追想」もシングル持ってます。



 ホッとしました。美しい方でした。やはりメイクのせいでしたね。この曲もチョベリグです。しまざきさん、変なこと書いてごめんなさい。

ジャンクレコード箱の中から ~ 「昭和ブルース」篇 続き

2012年02月27日 21時58分35秒 | ジャンクレコード
 今日は10日ぶりに酒を飲みました。いつ動物病院まで車を走らせる必要が出てくるかわからないので、しばらく飲酒を控えていたのです。もみじの調子も良いようなので今日から解禁。ほろ酔い気分で「昭和ブルース」の続きです。

 (^^♪ (^^♪ (^^♪ (^^♪ (^^♪

 さて、この「昭和ブルース」、現在までジャケット等を変えて3回リリースされています。これはドラマが第1~3シリーズに分けて放送されたためのようです。シリーズの放送期間は次の通り(wikiより抜粋)。

 第1シリーズ 1973年(昭和48年)4月5日 - 1974年(昭和49年)3月28日
 第2シリーズ 1974年(昭和49年)10月3日 - 1977年(昭和52年)3月31日
 第3シリーズ 1980年(昭和55年)5月1日 - 1980年(昭和55年)12月4日

 では、ひとつひとつ見ていきます。

 第1シリーズ盤

 カタログナンバーからして、こいつが一番古い盤のようです。定価500円。ちなみに、シングルレコードが500円から600円に値上がりしたのは昭和51~52年位。B面は「非情のライセンス」。ドラマのオープニングテーマです(インスト)。テレビで使用されたものと違い、ロングヴァージョン(3分ですが)となっております。このロングバージョンでは途中でタンゴのリズムを取り入れたりして、ちょっとしたひねりを加えてます。都会のダンディズムとサスペンスが感じられていい曲です。なお、B面と書きましたが、発売元がポリドールなので、実際はA面・B面ではなく、D面・S面と表記されています。ポリドールは昭和51年までなぜかこのように表記していました。なんの略なんでしょう?もしポリドール関係の方がこのブログを見てましたら教えて下さい。見てないと思うケド。


 第2シリーズ盤

 次に古いのがこの盤。定価500円。S面は「酒」。どうってことない演歌です。この曲、冒頭にいきなり天知の語りがあります。
 「久しぶりに俺は戻ってきた。何もかも変わっていた・・・」
 正に役者の本領発揮という語り。シブイです。

 第3シリーズ盤

 最後の盤です。上記2枚は「NETテレビ」の表記がありましたが、こちらは『テレビ朝日系「非情のライセンス」テーマ』と書いてあります。NETがテレビ朝日になってから3年後の昭和55年にリリースされたものです。定価600円。盤面表示がSide1・Side2に変更されています。Side2は「非情のライセンス」。
 この盤はちょっと変わっていて、レーベルが紙ではありません。盤に凸のスタンパーで直接文字が彫り込まれています。


 第1と第3には、ジャケットの裏に「昭和ブルース」のスコアが記載されております。

 このスコア、キーがFマイナーになっていますが、実際には天知はDマイナーで歌っております。なぜFマイナーで記載されているのかは不明です。ちなみにオリジナルのブルーベルシンガーズはEマイナーで歌っております(ユーチューブにアップされているブルーベルは、レコードの回転数が速く、EとFの中間のキーになっちゃってます。正しい音程のCDはアマゾンで試聴できます。ブルーベルが聴けるのは今のところこのCDだけのようです)。


 ・・・・ということで、小ネタのつもりが、二日間に亘る記事になってしまいましたw 次回からはサラっと書くつもりです。では。

ジャンクレコード箱の中から ~ 「昭和ブルース」篇

2012年02月26日 23時17分41秒 | ジャンクレコード
 今日はジャンクはジャンクでも「ジャンクレコード」の紹介です。ジャンクレコードとは「限りなく無価値」ということで捨て値で売られているレコードです。無価値といっても、これは商品としての状態(盤面とか)が悪いからであり、楽曲そのものの価値がないわけではありません。かなりの枚数を所有しておりますので、今後、オーディオネタがないときに一枚ずつ紹介していこうと思います。

 で、記念すべき第一弾は。。。



 天知茂の「昭和ブルース」です。一枚ずつ紹介と言いながら、いきなり三枚ですw

 この「昭和ブルース」は、天知茂(昭和60年没)が主演した刑事ドラマ「非情のライセンス」のクロージングテーマ曲になります。「非情のライセンス」は昭和48~55年にNETで放送された、天知茂のハードボイルドさが遺憾なく発揮された傑作ドラマ。自分は天知茂というと、このドラマでの会田刑事役と江戸川乱歩シリーズの明智小五郎役が真っ先に頭に浮かびます。いい役者さんでしたねえ。54歳で亡くなったそうで、もしご存命だったら80歳。早世が悔やまれます。

 ここでいきなり余談ですが、このドラマが放映されていたNETとはNihon Educational Televisionの略で、正式名称は日本教育テレビ。現在のテレビ朝日です。昔は放送免許取得に大義名分が必要だったので、教育番組を放送するという名目で免許取得したといういきさつがあります。現在の「テレビ朝日」に改称する際(昭和52年)は、特別番組で「芸能人私物オークション」をやりました。ここで悠木千帆が「自分は売るものがないから・・・」と芸名をオークションに出したんですよね。で、その芸名は、自分のペット(犬)に付けるという方が落札したと記憶しております(間違っていたらごめんなさい)。芸名を売ってしまった「元」悠木千帆はその後「樹木希林」と名乗り、芸能界を代表する名女優になっていきます。

 ・・・閑話休題。

 えー、この「昭和ブルース」、言うまでもなく天知茂の代表曲ですが、実はカバー曲でして、オリジナルは「ブルーベルシンガーズ」が歌ってました。このブルーベルヴァージョンもユーチューブにアップされてます。

 曲はリンク先のユーチューブを聴いてもらうとわかりますが、ただただひたすら暗いです。冒頭のクラギ、メロディー、歌詞、どれをとっても。しかし、この暗くてモロ昭和な雰囲気が、疲れた現代人にカタルシスを与えてくれるというと大袈裟でしょうか。天知の声もすごくいいですね。昔は天知に限らず、歌のうまい俳優さんが多かったですねえ。


 ・・・NETのこと書いてたら、レコードそのものに言及する時間がなくなっちゃいましたw 次回は3枚それぞれを子細に見ていくことにします。