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本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

ジャンクレコード箱の中から ~ 「東京涙倶楽部」篇

2013年05月19日 18時44分43秒 | ジャンクレコード
 先日の記事のコメ欄で、「ネタに困ったらパクリシリーズを出す」と書き込みましたが、早速ネタ切れでございまして・・・・パクリシリーズ第一弾を投下します。と言ってもかなり有名なパクリ曲ですが。。。


 えー、まずはこちらをお聴きください。



 ・・・はい、これはイギリスの二人組「Wham!」のヒット曲「Wake Me Up Before You Go-Go」でございますね。邦題は「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」。非常にポップでノリのいい曲です。1984年5月のリリース。そういえば、高校時代に好きだった女の子がワムのファンだったなー。関係ない話ですが。




 では、続きましてこちらをお聴きください。



 ・・・こちらはリフラフ(Riff Raff)という4人組が1984年8月25日にリリースした「東京涙倶楽部」という曲です。作詞:SHOW、作曲:平田謙吾、編曲:TARO'S。。。。どうでしょう、この堂々たる有様。すんごいですね。でも、これは偶然似ちゃったんだと信じましょう。もしかしたら平田謙吾と書いてジョージ・マイケルと読ませるのかもしれません。


見本盤だぬ

 このリフラフ、TRFのSAMが在籍していたグループとして(パクリ曲ファンの中では)有名。

左端がサム兄さん。



 ということで、パクリシリーズ、いきなり極めつけを出してしまいました。他にもすごいのが1枚あるんですが、ユーチューブに曲がアップされてないんで紹介しづらいです。

戦慄の旋律なのだ

2013年05月03日 16時57分52秒 | ジャンクレコード
 さてさて・・・再開したとはいえ、まだジャンクに手をつけてないのだ。せっかくの連休なのに部屋にこもってボケっとしております。

 で、ボケっとネットでニュースを見ていたら、東スポwebに気になる記事が・・・"スクープ!大場久美子が今夏の参院選に出馬"ですって。majidesuka? ひー。

 よくよく続報をみてみると、本人は否定しているようですが・・・火のないところに煙は立たないと言いますからねえ。出馬するとしたら、本人も自民党も一体なんの勝算があってのことなんでしょうか?





 ということで今日のテーマは大場久美子なのだ。(意味不明)




ぴくちゃーれこーど





 ヤフオクで300円で出品されていた「Kumikoアンソロジー」です。大場久美子のあの"戦慄のヴォーカル"が聴きたくなり他のもののついでに落札しました。

 大場久美子といえば戦後日本を代表する歌姫。平均律を完全に無視した音程、地球の自転をも変えてしまうかのようなリズム感、伴奏のコード感を徹底的に破壊するアヴァンギャルドさを併せ持った類まれなる才能の持ち主です。西洋音楽の全否定から始まる久美子のヴォーカルスタイルは後進(新田恵利など)にも影響を与えました。現在ではその才能・実績が評価されて、浅田美代子能瀬慶子と合わせて「3大歌姫」なんて言われてますね(嘘)。パヴァロッティ・ドミンゴ・カレーラスの3大テノールにも匹敵するほどなのです(大嘘)

ターンテーブルに乗せてみる。A面です。

こちらはB面。結構かわいい。

 このアルバム、数年前に紙ジャケCDとして発売されています。Amazonで各曲の頭が試聴できるのでちょっと聴いてみてください。(力の入ったカスタマーレビューもおもろい)

 kumikoアンソロジー(Amazon)

 どうでしょう?冒頭の「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のシヴァ神もびっくりの破壊っぷり。台無し感たっぷり。レノン-マッカートニー涙目。こんな調子の全11曲を最後まで聴くと、なぜか平衡感覚を失います。癖になりそうです。

 というわけで(?)大場久美子、国政へ出るのかどうかはまだわかりませんが、これからもオクメンもなく歌っていってほしいとちょっと思ったGWの午後なのです。


【追記】
 ユーチューブに久美子版「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」がアップされてました。必聴です。

ジャンクレコード箱の中から ~ 「ストロベリー・キッス」篇

2012年07月22日 23時05分58秒 | ジャンクレコード
 すっかりご無沙汰しちゃいました。5月末からの多忙に加え、今月は会社の人事異動があったもんで、ジャンクいじりどころではなかったんでしゅわ。しかも異動先が自分の苦手なセクション。かなーり おちんこでます 落ち込んでます。まだまだジャンクをいじる気にはなれないので、またまたジャンクレコードネタを。自分にとってはかなーり思い入れのある曲です。

いかにも80年というジャケ。

 先日のつかちゃん死去の記事でも触れましたが、自分、小学生時代にニッポン放送の「大入りダイヤルまだ宵の口」をよく聴いてました。このラジオ番組で一時期ヘビロテだったのが、この「ストロベリー・キッス」です。パーティというバンドのデビュー曲(1980年)になります。

 この曲、宵の口でのヘビロテにもかかわらずヒットしませんでした。今聴くとありきたりなロッカ・バラードで、歌詞も陳腐な感じがします。多分他の人に聴かせても、「うん、悪くはないよね」ぐらいの評価しかもらえないと思います。しかし、多汗な 多感な小学生だった当時の自分にとって、夜の静寂にAMラジオ(RP1250ね)から流れてきたこの曲は間違いなく名曲でした。

 当時の自分はレコードプレーヤーはおろかラジカセも持っていませんでしたので、この曲を聴くにはラジオから流れてくるのをひたすら待つしかありません。といってもヒットしませんでしたからベストテン番組で聴くこともできず、宵の口のヘビロテが終わると、この曲を聴く機会はなくなってしまいました。そのうち「パーティ」というバンド名も忘れてしまい、曲名とメロディー、そして断片的な歌詞のみ覚えているという状態に。それでもこの曲を聴きたいという欲求は衰えるどころか、日に日に増していきました。

 そしてこの曲がリリースされてから20年後、自分もパソコンを入手したので情報を求めて検索してみましたが、これがいくら探しても全く出てこないのです(今は若干あるけど)。「ストロベリー・キッス」で検索すると「ダッシュ」というバンドの同名異曲か飲食店ばかりがヒットします。

 で、ヤフオクでキーワード登録して待つこと数年・・・ジャンクレコードとして出品されたこの「ストロベリー・キッス」を見た瞬間、声をあげてしまいました。バンド名は「パーティ」。これに違いない!!ということでポチリ。100円でご落札・・・・ビンゴでした。宵の口で聴いたあの曲でした。30年ぶりに聴きました。嗚呼ナツカシス。自分の覚えていたメロディーとはちょっと違ってたけど・・・。B面は「ミッドナイト・パーティ」てえ曲。この曲は二日前にどなたかがユーチューブにアップしておりますね。


 このパーティ、バンドとしては成功したとは言えないものの、主要メンバーは解散後も音楽業界で大活躍しているのは知る人ぞ知るところ。(って自分もこのレコードを入手してから知ったのですが・・・)

 まず、このバンドのリーダーで作曲も手がけているリードギターの鎌田俊哉さん。現在は作編曲者・音楽プロデューサーとして有名です。特にジャニーズ事務所の音楽制作に深く関わっており、最近も中国で日中混合のジャニーズ系アイドルグループをプロデュースしているようです。

 リードボーカル・ギターの小倉良さんも作曲家兼ギタリストとして活躍しています。特に90年初頭から現在に至るまでの松田聖子の曲でその名前をよく拝見します。というかもうほとんど松田聖子専属の作曲家。ステージの音楽監督・ギタリストも務めており、聖子自身がプロデュースしたアルバムではディレクター的存在。おいらの好きな名曲「あなたに逢いたくて」も聖子との共作。

 キーボードの大谷幸さんは映画やアニメのBGM制作や、サザンやドリカム等、大物アーティストのサポートメンバーとしても有名。サザンでは編曲にも関与していたような気がします。


 小学生の自分に強烈な印象を残したにもかかわらず、あまりにも無名・短命で終わったバンド「パーティ」。そのメンバーはとっくに音楽業界から足を洗っていると思っていましたが、30年経った今も現役で大活躍しているとは・・・。この「ストロベリー・キッス」も再評価されていいような気がします。ありきたりなロッカ・バラードなんて言ってすいません。

レーベルカバーの自作

2012年05月21日 23時59分22秒 | ジャンクレコード
 自分は最近またアナログレコードを買うようになりました。もちろん中古です。盤面に指紋などが付着している場合が多いので、最初に針を落とす際にはグルーヴィークリーナーベンコットでクリーニングするのが習慣となっております。しかし、ジャンクレコードとなると、これらでは落としきれない汚れが付着している場合も多々あります。そんな時は薄めた中性洗剤を使ってレーベルを濡らさないように水洗いをするのですが、これがかなーり難しい。

グルーヴィークリーナーとベンコット

 レーベル濡れを回避するには某社が販売している「レーベルカバー」なるものが有効で、評判もすこぶるよろしい。しかし、このカバー、ちょっと高価でなかなか買うのに踏ん切りがつきません。昨日もショーウインドウのトランペットを眺める黒人少年のようにその商品を眺めていたのですが、眺めているうちに、「あれぇ、これ自分でも作れんじゃね」と思うように。。。。ハイ、では作ってみましょうということで本日、適当に材料を調達して作っちゃいました。

調達した材料

 ネットで調べてみると自作している方も結構いらっしゃるようで。みんな考えることは同じですね。材料も似通っていますが、自分はなるべく簡単に安くということで、パッキン部分はシリコンでできた「置くだけラップ蓋」というものを使いました。写真の上半分がダイソー、下半分がDIYショップで調達したものです。〆て1,092円也。

 で、こんなん出来ました。





 上がLP、下がEPに取り付けたとこです。シリコンを交換することによって両者に対応できるようにしました。正規のものを販売している業者さんに迷惑をかけるとまずいので、作り方は敢えて公開いたしません。つーか見たまんまです。ちなみに使った工具はドリルとリーマー(穴を広げるやつ)、ハサミのみです。接着剤も使用しておりません。20分で完成。

 早速、薄めた中性洗剤と歯ブラシ(システマがいいらしい)で洗ってみました(写真撮り忘れ)。なかなかいい塩梅。千円ちょいで作ったにしては上出来です。作業効率を上げるため、次は作業台を自作してみます・・・まぁこれは気が向いたらの話ですが。

ジャンクレコード箱の中から ~ 「眠れぬ夜」篇

2012年03月23日 22時52分57秒 | ジャンクレコード
 今日も飲んできてしまいました。よって、MR-U4のメンテはお休みです。最近はもみじの具合も良くなってきたので、控えていた飲酒も徐々に増えています。酒飲まないと眠れないんだよね。もみじの夜鳴きもすごいし。

 で、今日はジャンクレコードのご紹介。眠れない夜を過ごしている自分のテーマソング、西城秀樹の「眠れぬ夜」です。


 このシングルはハードオフ米沢店でゲット。42円でした。ヒデキは芸歴が長いぶん、かなりの枚数のシングルをリリースしておりますが、その中でも特に好きな一曲です。まあヒデキの曲といっても、御存知の通りオフコースのカヴァーですが。当時、オフコースのヒット曲「愛を止めないで」に、「眠れぬぅ夜ぅはぁー いらないーもういらぁないー」って歌詞があったのでヒデキが「いらないんだったらくれよ」と頂戴したっていう実しやかな噂もありました。その真偽は不明ですが、もらったヒデキがカンゲキしたことは確かなようです。B面は「難破船」って曲。シャッフル調のあまり印象に残らないロックです。


 このヒデキ版「眠れぬ夜」がリリースされたのは昭和55年12月。ヒデキはその前年に「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」をリリース、自身最大のヒットを記録しております。TBS系「ザ・ベストテン」で常連のヒデキでしたが、自分は中学に入るとベストテンを見なくなってしまったので、この曲がベストテンで見る最後のヒデキだったように記憶しております。

 ここでまたいつものごとく余談ですが、「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」もヴィレッジ・ピープル(アメリカ)のカヴァー。このヴィレピー、その外見からもわかるようにゲイの集団でございまして、元祖「Y.M.C.A.」もゲイソング。その歌詞は「Young Men's Christian Association(ユースホステルみたいなドミトリー式の男子専用宿泊施設)にいらっしゃい、元気になるよ~、楽しいよ~、なんでもできるよ~」というものですが、この宿泊施設(Y.M.C.A.)がいわゆるゲイの「ハッテンバ」なのですね。実に意味深な歌詞なのです。それを日本のアイドルが若者応援ソングとしてスポーティーにカヴァーしたわけ。チャレンジャーですね。YMCAを体全体で表現するあの振り付けはヒデキオリジナルですが、後日、元祖ヴィレピーも取り入れたそうです。これを聞いたヒデキはまたカンゲキしたとかしないとか・・・



 「眠れぬ夜」に戻ります。

 ヒデキって人はシャウト型の歌手で、自分はあの(よくモノマネされる)独特のクセのある歌い方が苦手なクチなのですが、この曲は曲調が曲調だけにシャウトすることもなく、至極真っ当に歌っております。キーはオフコースのGに対してEフラット。しかし、船山基紀が手がけたアレンジはオリジナルの原型を留めており、オフコース版を知っている人でも違和感なく聴けます。いい曲です。


 ジャケット(歌詞カード)の写真もいいですね。ヒデキっていうとワイルドなイメージがあるのですが、ここでのヒデキは実に落ち着いたオトナの風情。いいオトコっぷりです。ヴィレピーもヒデキを見て、「ウホッ、いい男」とカンゲキしたとかしないとか・・・

 現在、このヒデキ版「眠れぬ夜」が聴けるのはベストものしかないようです。ヒデキのベストものはいくつかリリースされていますが、「眠れぬ夜」が収録されているのは「GOLDEN☆BEST デラックス 西城秀樹」と「西城秀樹 GOLDEN☆BEST」、そして「History of Hideki 2」のみ。この曲が入っていないベストものなんて価値が半減すると思うのですが・・・いかがでしょう?