オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

針葉樹の森、美しいオショロコマ

2013-05-02 20:36:26 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村


20XX-11-19 
遺伝子の多様性が十分保持されているBR川源流域の健康的なオショロコマ個体群。

11月も後半にさしかかった北海道の初冬のある朝、午前10時頃に北見市の自宅を出発。近くの十勝川水系源流域のBR川上流の秘密のポイントへオショロコマの撮影に出かけた。

以前、北国の針葉樹を主体とした深い森の中を流れるこの渓流のとある場所には奇跡的にオショロコマが多いと、ある林業関係の人からこっそり教えてもらったのがきっかけでよく通うようになった。

今日は朝から気温が低く、林道には昨夜来の雪がうっすらと積もっていた。












































この日、産卵行動のあと、やや体力が回復してきたオショロコマたちは婚姻色が薄れてきているもののとても美しく見えた。斑紋には多様性が目立つものの、青い美しい虎虎模様がここのオショロコマの大きな特徴といえる。

水温が低いせいか喰いが甘く、アタリはきわめてかすかである。夏場の喰いが立っている頃のオショロコマしか知らない人には釣れないだろう。

じっと我慢してここぞというたまりをしばらくさぐっているうちに最初の一匹が釣れる。その後は急に食いが立ったように連続して釣れることが多い。

この水域のオショロコマの色彩・斑紋は実に多彩で、いまだ遺伝子の多様性が十分保持されている健康的な個体群に見える。

この水系は正にオショロコマの森の中を流れ、いまだニジマスやブラウントラウトの汚染もなくアメマスもヤマベも生息せずオショロコマ一色の渓流である。

冷たい水中に手を入れての撮影を続けているうちに、急速に体温が奪われて低体温症に陥り、ぶるぶる震えが止まらなくなったので撮影を中止して引き上げることにした。

今日も撮影させていただいたオショロコマたちは、いつも通りすべて丁寧にリリースした。



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 積丹半島の渓流に移植された... | トップ | ブラウン駆除で果たして噴火... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

渓流魚、蝶、自然」カテゴリの最新記事