

斜里川水系最源流域、男鹿の滝のオショロコマ
201X-8-25(日) 曇りのち雨のち曇りのち雨
この日の最後は 降り出した雨のなかを雨合羽を着て斜里川源流にある男鹿の滝へいってみた。
長年斜里川のオショロコマをみてきたが、何故かいつもおっくうで、この男鹿の滝へはいったのは初めてであった。
車で入れる林道終点の入り口からうっそうとした原生林のなかの細い山道を徒歩7-8分、距離にして400mほど歩く。
きついアップダウンが二度有り、ほどなく雨で水量が増した見事な滝に出た。

滝壺というほどのたまりはなく滝の下の細流で小型オショロコマ4匹、その少し下流で小型で黒いオショロコマ6匹を釣って撮影。














源流のオショロコマらしく、暗褐色調で地味でいかにも野性的な外観、とても小型な個体群で大きくても 尾叉長10cm程度で成熟しているとおもう。
この滝の上流にもオショロコマはいるに違いないが道はなさそうで、滝の上流の細流を調査するのは、かなりの困難が予想される。

斜里川もこのあたりまでくると遺伝的にも濃くなって、錦鯉オショロコマや扁平頭オショロコマはじめ種々の異常型個体がみられる。
男鹿の滝の上流水域には、知床のパンダオショロコマみたいな想像を絶する異常型はいないかと強く興味がそそられるが、もう若くはない私たちにとっては、なかなか調査はおっくうと言わざるを得ない。
ここでも撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。
若いカップルが愛々傘で、女性はなんと短パン姿でやってきたのでびっくり。
女性は足を藪蚊にめちゃくちゃ刺されて見るも無惨。


