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オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

斜里川水系最源流域、男鹿の滝のオショロコマ

2017-11-18 14:36:25 | 
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斜里川水系最源流域、男鹿の滝のオショロコマ

201X-8-25(日) 曇りのち雨のち曇りのち雨

この日の最後は 降り出した雨のなかを雨合羽を着て斜里川源流にある男鹿の滝へいってみた。


長年斜里川のオショロコマをみてきたが、何故かいつもおっくうで、この男鹿の滝へはいったのは初めてであった。


車で入れる林道終点の入り口からうっそうとした原生林のなかの細い山道を徒歩7-8分、距離にして400mほど歩く。


きついアップダウンが二度有り、ほどなく雨で水量が増した見事な滝に出た。




滝壺というほどのたまりはなく滝の下の細流で小型オショロコマ4匹、その少し下流で小型で黒いオショロコマ6匹を釣って撮影。























源流のオショロコマらしく、暗褐色調で地味でいかにも野性的な外観、とても小型な個体群で大きくても 尾叉長10cm程度で成熟しているとおもう。



この滝の上流にもオショロコマはいるに違いないが道はなさそうで、滝の上流の細流を調査するのは、かなりの困難が予想される。




斜里川もこのあたりまでくると遺伝的にも濃くなって、錦鯉オショロコマや扁平頭オショロコマはじめ種々の異常型個体がみられる。



男鹿の滝の上流水域には、知床のパンダオショロコマみたいな想像を絶する異常型はいないかと強く興味がそそられるが、もう若くはない私たちにとっては、なかなか調査はおっくうと言わざるを得ない。



ここでも撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。



若いカップルが愛々傘で、女性はなんと短パン姿でやってきたのでびっくり。




女性は足を藪蚊にめちゃくちゃ刺されて見るも無惨。










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幻の滝壺で孫とオショロコマ釣り  その弐

2016-01-08 10:44:52 | 
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幻の滝壺で孫とオショロコマ釣り  その弐





2015-8-7 (金)  晴れ  33℃








オショロコマの赤ちゃん釣れちゃった。






















最初は興奮して大騒ぎしながら釣っていたが、各々20匹も釣ると釣りに飽きてしまったようだ。




川岸に石でかこった生け簀を作って釣ったオショロコマを放して子供たちに触らせた。






 
今日はあまり呑み込む魚がいなかったのでリリースしたオショロコマの多くは生き延びたと思う。


このあたりは当然ながらヒグマの巣窟でもある。

地形的にクマが現れたら逃げ場はない。

幻の滝の景観をしっかり目に焼き付けたし、オショロコマも十分に撮影できたので早々に引き上げることにした。

帰路。 まず崖を登るのに苦労した。

子供たちは私の手の平を足場にしながら急な崖を懸命に登った。

もし滑落でもしたら大けがをするか、最悪、悲惨な最期をとげる可能性が十分にある。

大汗かきながら必死に崖を登らせたが、こんなところに幼児を連れてきたことを深く反省した。




かなり危険を伴ったがなんとか子供たちに急な崖を登らせて一息ついた。




森の中。  来るとき、森の中の大方の道筋や方向はわかったつもりであった。

だいたいの見当で近道で森を突破しようと歩き始めたが、ほどなく針葉樹の密林で完全に道に迷った。


しかたなく再度滝までもどって今度はしっかり確実にピンクテープを目視しながら、切れぎれの踏みつけ道をたどって無事に車まで帰着した。






慎重を欠くと危ない場所であった。

おりから大発生してまわりをぶんぶん飛び回るアブたちのなかで体にとまるアブたちをひっぱたきながら昼食。









昼食後、ゆっくり走って北見についたら 午後2時30分であった。

さて、今日のやや危なっかしかった短い大冒険釣り行は、孫たちにとってどんな思い出になるのだろうか。


          終わり。


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幻の滝壺で孫とオショロコマ釣り  その壱

2016-01-07 01:21:00 | 
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幻の滝壺で孫とオショロコマ釣り  その壱

2015-8-7 (金)  晴れ  33℃ 暑い

午前 10:30。かわいい孫たちが声をハモラせて釣りに行きたいと騒ぐので、次女三女を連れて我々夫婦と4人でオショロコマ釣りに北見を出発。

この日の目的地は、長年私たちが到達できずにいた、いわば幻の滝壺であった。

10年以上前、とある林業関係の方に教えていただいた秘密の場所だが、何回もそこを目指してでかけたが到達できずにいた。

地図にもしっかり出ている滝だが現地へゆくとわからなくなった。

最近、偶然にそこへ到達するルートを発見した。

そのときは、はるか下方に滝をみおろす崖までたどり着いたが、もう時間が遅かったので引き返したのであった。

北見から国道を1時間ほど走り急角度に右折して長ーい林道に入る。

ほどなくその滝へゆく標識がある。

そこを左折し、しばらく行くと原生林の中の古い土場跡にでる。

その一角に本当に、実にわかりにくいのだが、滝へ続く小径の入り口があったのだ。10年間、このかすかな入り口を見落としてきたのだった。


うっそうとした松林のなかに古いピンクテープが所々に道しるべみたいに松の枝に結ばれていた。

ピンクテープがきれぎれの踏みつけ道のルートを示している。

深い針葉樹の密林の中ではこの目印がないとたちまち道に迷ってしまうだろう。

クマよけのホィッスルをぴーぴー鳴らし、大声で歌を歌いながら進むと、ほどなく滝の音がしはじめた。



さらにしばらく森の中を進むと滝を見下ろす高い崖の縁に着いた。

崖を降りる為のロープが垂れていたが、すでに途中から腐って落ちていた。

幼少な女児二人を連れているので、ちょっと危険かなと思ったが杞憂であった。

運動神経抜群の二人はまったく物怖じせず急峻な崖を小猿みたいにすばやく降りてゆく。

たちまち降りきった。










私たち夫婦は急な崖を悪戦苦闘の末なんとか降り切ると、男らしい感じの15mほどの見事な滝があった。

大きな滝壺にはオショロコマが群れているのが見えた。

原生林のど真ん中、ごうごうという滝の音。




猛暑の日であったが、あたりはひんやりと涼しくマイナスイオンに満ちた独特の爽快感に包まれていた。

完全な魚止めの滝だが、私たちの調査では滝の上流域にも局所的ではあるがオショロコマは棲息している。


ウェーダーの無い孫二人を私が背負って対岸に渡した。

子供たちに竿をあずけてオショロコマ良型を釣らせた。






はじめは竿に手を添えたりしていたが、すぐに釣りに慣れて一人で振り込み、しっかり当たりをとって次々に嬌声をあげながらオショロコマを釣り上げた。














オショロコマは♂成魚は暗色調の体色で赤点紋理は細かく数が多く、背ビレの基部に細かな斑がみられ胸ビレ、腹ビレは赤くはならず、腹部は黄色味を帯びる。

















例えば知床のオショロコマ等とは一見して区別できる。

一方、渚滑川水系のトラトラオショロコマを思わせる個体もみられ、いまだ遺伝子の多様性は保たれているかに見える。



幼魚、若魚は多彩な外観を呈する。♀の腹部は白い。
















       この項、続く。



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幌内川の大ニジマスと神門の滝

2014-02-26 19:55:07 | 
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20XX-8-25  晴れ

幌内川の大ニジマスと神門の滝

道北の名流幌内川の源流域のごく一部の支流に特異なオショロコマの小規模な個体群が奇跡的に生息している。

艱難辛苦の末、その北限のオショロコマ個体群は私たちが撮影することが出来た。

幌内川の源流域には有名な神門の滝(じんもんのたき)がある。滝マニアの間ではとりわけ有名で北海道で一番美しい滝という人もいる。

最近はどのようになっているかは知らぬが、少なくとも1994年までは年一度、雄武町主催の神門の滝祭りという結構盛大な催しがあって滝の下のたまりにニジマスをたくさん放して子供たちに手づかみさせたり釣らせたりしていた。

その生き残りや、一時期積極的に放流されたニジマスが幌内川の巨大ニジマスとして有名になったが、釣りきられてしまったのか最近はほとんど話を聞かない。

なんとなくこの滝壺にオショロコマがいるのではないかと気になりだし、遠路はるばるでかけてみたときのこと。
 
北見市からはとても遠い。さらに林道にとりついてから滝までのアプローチは気が遠くなるほど長かった。

試行錯誤しながら林道をすすみ、やっと神門の滝まであと700mの看板を発見した。

ここには Zinmonn no Takiとローマ字で書いてあり じんもんの滝が正しい読みだろうか。

駐車場からきつい下り道を降りて滝の真下にでた。神門の滝はまことに立派で、ほれぼれするほど美しかったが滝壺にはオショロコマはおらずハナカジカ5匹しかいなかった。


























かって北海道の川には無尽蔵に生息していた底魚代表ハナカジカはいまや極めて少なく、オショロコマよりは遙かに少ない魚であるとおもう。

イトウが減ったことに大騒ぎする人たちは滅法多いが、ハナカジカが危機的状態にあることには恐らく唯の一人も気をとめない。

その理由は、小型であることと、この不細工な容姿のせいであろうか。


撮影させていただいたハナカジカたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。



滝の下流域も滑川(なめかわ)部分が多く魚無しの川であった。






滝の上流には渓流にかかる小さな橋があり、そこから川に降りて釣ってみたがここも滑川、岩盤の川で魚信はまったくなかった。












かってオショロコマを捜して幌内川各支流を探ったときは少数の放流ヤマベと放流ニジマス(いずれも小型)しかいない魚類にとっては、ほとんど死の川に見えたが下流域にある巨大ダムの影響は極めて大きいと思われる。

しかし、釣り雑誌などにはしばしば道北の名流として紹介されている。実際にはどうなのだろうか。私たちにはわからない。

かっては神門の滝のみならず幌内川全域にニジマス放流が行われていたと思われるが、最近はそのような気配はないようである。




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