オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

ニジマス釣りのメッカ北海道札内川、2015年、4月と7月のニジマス放流予定

2015-03-30 21:34:26 | 渓流魚、蝶、自然
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ニジマス釣りのメッカ北海道札内川、2015年、4月と7月のニジマス放流予定

2015-4-29(水)は 昭和の日 で休日。この日午前9時に札内川ピョウタンの滝下流で中札内村役場が恒例のニジマス放流を行う。 

日高山脈襟裳国定公園のふもとにあたる中札内村南札内のピョウタンの滝に隣接する 札内川園地の今季営業開始に合わせたもので安全祈願祭とニジマス放流を行うというもの。 

今年はニジマス大小約30Kgを放流するとのこと。私は夫婦で一日で22Kgのヤマベを釣った記録があるので、この放流量がさほど多いとは思われないが
一般的にはこんなものなのでしょうか?.

また例年、7月の第一日曜日、今年は7月5日(日)にヤマベ放流祭として、ヤマベ、ニジマス各30kgほどを同じ場所に放流する予定とのこと。問い合わせは 中札内村産業課 Tel 0155-67-2495.

十勝川の大きな支流札内川の上流域は多数のダムが建造され、在来の自然は際限なく破壊されている。




この水域では、かって豊富に棲息していたオショロコマをはじめとする在来の渓流魚はおそらく激減ないしは壊滅してしまったと推定される。

しかし、それなりの流れや多くのダム湖は一見自然景観もよく、格好の放流ニジマス釣り場になっている。人気スポットには全国から多数のニジマス釣り愛好家が訪れる。

私たちは 2006-11-4 にオショロコマをさがして同水域をまわったことがあるが、当時はすでにニジマス一色でオショロコマは僅かに1♂を撮影できたにとどまった。









ダム下ではニジマスがけっこう釣れて、それを川岸の即席生け簀に放しておいたら全部野生化ミンクに盗られてしまったりした思い出がある。

この水域には中札内村役場のみならず、他にもニジマスを継続放流している個人や団体があると思われ、その実態は不明だが、総合的にはかなりの放流があるようで、その結果ここが全国レベルのニジマス釣り場として維持されているのは確かなようだ。

ところで継続的なニジマス放流で札内川水系のオショロコマは壊滅したのだろうか。

ピョウタンの滝の上流域、札内川上流には、さらに少なくとも6基のダムがありこれらのいくつかのダム湖やダム下にはニジマスが多かった。




最後のダムで林道は途絶え、ここから札内川上流へは川沿いの車が走れる道が無い。

手前のゲートのため私たちはこの最後のダムまでは到達できなかった。

もし、この最後のダムが魚止めのダムとして機能していれば札内川源流域や右支流、六の沢源流域奥深くには必ずや多少のオショロコマは生き残っていると思う。

できればそのあたりを調査して確認したいところだが、ヒグマの巣窟をひたすら徒歩で遡行するしかないため、かなりきつく危険な調査になるだろう。

願わくば、この最後のダムの上流にはニジマスが撒かれていないことを祈るばかりである。

中札内村役場の担当職員の方に電話で聞いた限りでは、ニジマス放流がオショロコマはじめ在来の渓流魚にあたえる影響などに関しては、まったく考えたことはないとのことであった。

そもそも、このあたりにどんな魚がいるのかもよくは知らないとのことであった。

これは、札内川水系各所にニジマスを放流してきた方たちも同様の可能性があるだろう。

その結果、ダム群建造とそこに継続的に放流されてきたニジマスのため札内川上流のオショロコマは、私たちの調査の印象から考えるとおそらく壊滅しているとおもう。

もはや、今となってはそれは仕方がないだろう。

しかし、この際、少なくとも最後のダムのさらに上流、札内川水系源流域には決してニジマスを放流しないようお願いしたい。




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とうふ屋さんの昼食。豆腐ずくめ目茶おいしいヘルシーランチ

2015-03-29 09:36:01 | 北見市の出来事・行事など
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20XX-4-18(日) 薄曇り。
とうふ屋さんの昼食。豆腐ずくめ目茶おいしいヘルシーランチ。

お隣のおねえさんが中型犬わんこ二匹を連れてお散歩に出発だ。犬は大喜びでわんワンわん。おねえさんはワンコたちに引っ張られるようにして走っていった。 

雪解け後、殺風景で何もなかった庭にチューリップが約100株ほど葉っぱを出している。

今日は川の状況は雪解け増水で最悪なのでお魚釣りは中止。 

そこで、お昼はかねてから一度行こうと思っていた我が家からほど近い豆腐専門店 で豆腐ずくしの昼定食を食べにいった。

我が家から車で10分ほどだが、これまで諸般の事情でなかなか行くチャンスがなかったのだ。

20食限定なので、あらかじめ電話予約しておく。 




お値段は目をむくほど格安、豆腐料理ずくし、すべてがたった今手作りの家庭料理風新鮮料理。


まさに超ヘルシーな感じでとても満足、おいしかった。














この店では、店頭販売用に、よそでは見られない色々な種類の豆腐を作っている。この店のご主人は根っから豆腐作りが好きなんだなあとつくづく思いました。 





帰宅してビデオ屋から借りてきてあったDVD アポロ13 を見た。興奮してみているうちに以前に一回見たことがあるのに気がついた。 

夕食は芋人参ウィンナーカレーライス。

今日は、本当にのんびりした一日でした。

 追伸 PS: 実は2015年現在、このヘルシーランチはなくなっています。 さすがにこんな低料金でおいしい手のこんだ昼食を続けるのは無理があったようです。私たちとしてはおおいに残念。




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エーデルワイスとオショロコマ その弐

2015-03-28 10:29:13 | エーデルワイス
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20XX-8-27(金) 晴れ 暑い



エーデルワイスとオショロコマ その弐

林道をすすみ、いつものポイントから川に降りてオショロコマを撮影した。いつもより個体数は少な目だ。小型の個体が多い。ここのオショロコマは概して体色が暗色調を帯びるため、細かな朱色の赤点紋理が鮮やかに浮き出て見える。ここは釣った魚の水中撮影に適したところが少ないため、撮影にとても苦労した。撮影させていただいたオショロコマは全て丁寧にもとの場所にリリースした。




























かえりがけにウスユキソウ(エーデルワイス)の群落をまわって、花の撮影をおこなった。

私はウスユキソウ属の花が大好きで日本に生息するキク科ウスユキソウ属の5種、ウスユキソウ、エゾウスユキソウ、ハヤチネウスユキソウ、ミヤマウスユキソウ、ヒメウスユキソウは全部鉢植えや地植えで育てた経験がある。

飼育環境や植える場所、肥料などで、外見がかなり変化するのはオショロコマみたいだ。

アルピニスト憧れの花、スイスの国花エーデルワイス (Edelweiss、学名:Leontopodium alpinum)も同じウスユキソウ属の花だ。映画サウンドオブミュージックでもクライマックスでこのエーデルワイスの歌が歌われている。

ここのウスユキソウ( Leontopodium japonicus )は礼文島のレブンウスユキソウ (Leontopodium discolor Beauv.)のように完全美形な花の形を呈しない、いわば不完全な形状の花だ。







いかにも野性的な感じで私の目には好ましく感じる。

草丈は15センチから30センチくらい。

花と言ったものの、実は花のように見えるのは苞葉(葉っぱ部分)で、白い綿毛が全草に密集して、あたかも薄く雪が積もった花のように見えるのがウスユキソウの名前の由来だ。

花は真ん中の黄色い筒状の部分で、中央が雄性、周囲が雌性。














ここの自生地は今のところ、ごくごく一部の愛好家の人たちにしか知られていないようだ。

ここのオショロコマと同様に、できるだけ長い間、ここに存続していてほしい貴重な自然と思う。





         エーデルワイスとオショロコマ  終わり。




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エーデルワイスとオショロコマ その壱

2015-03-27 10:05:11 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-8-27(金) 晴れ 暑い

エーデルワイスとオショロコマ その壱

この日、十勝川水系B川支流N川の源流域で腹部が黄色いオショロコマを撮影した後に、とあるエーデルワイス(ウスユキソウ: Leontopodium japonicus )が咲く森の渓流のオショロコマを見にいった。

崖がせまっているところに、約100m以上にわたって群落を形成して野生のエーデルワイスが咲いている。

礼文島を代表する高山植物レブンウスユキソウとして珍重されているものとはややことなる別種だが清楚で美しい花がこんなところに群生しているとは驚きである。

確かにこのあたりの自然は普通ではなく、別格にすばらしい。

私も本能的にこのあたりが、かなり自然度が高いことを感じる。

調べればもっと興味深い植物がありそうだ。変わった昆虫もいるかも知れない。

林道をすすみ、いつものポイントから川に降りてオショロコマを撮影した。































ここにはハナカジカもいる。

いつもより個体数は少な目だ。

ここのオショロコマは概して体色が暗色調を帯びるため、細かな朱色の赤点紋理が鮮やかに浮き出て見える。

釣り上げたオショロコマは水中で手早く撮影し、全て丁寧にもとの場所にリリースしました。

次項 エーデルワイスとオショロコマ その弐 へ続く。


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鮮やかな黄色い腹部のオショロコマ♂ その弐

2015-03-26 00:08:09 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-8-27(金) 晴れ 暑い

鮮やかな黄色い腹部のオショロコマ♂その弐















































十勝川水系B川支流N川の源流域でオショロコマを20匹ほど撮影したところで昼食。






大規模な崖崩れで根がムキだしになってしまった山ツツジなどが目立つ。

これらのツツジたちはこのまま放置すると枯れてしまいそうであった。

これ以上の上流域はあちこちで林道が崩壊しかかっており危険と判断、ここから川を見ながらもどることにした。 

登ってきたときと同じく、とても長いアプローチの林道をえんえんと下ってゆくと、下流域に大きな魚止め風の滝があるのに気づいた。

急斜面を下ってそこへ行ってみると、盛んにルアー竿を振っている釣り人が二人いた。

しばらく見学させてもらったが何も釣れないようで、やがて二人は川から上がって林道へと引き返していった。

近くにゆくとかなり大きな滝だ。

滝下はごうごうとすざまじい音で話しても何も聞こえない。

滝の下は水量多く、激しく波打っており短い渓流竿での釣りは大変だ。

滝の下流でやっとオショロコマを4匹釣って撮影し引き上げた。

今日も撮影させていただいたオショロコマたちはすべて丁寧にもとの場所にリリースしました。




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鮮やかな黄色い腹部のオショロコマ♂ その壱

2015-03-24 01:10:55 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-8-27(金) 晴れ 暑い

鮮やかな黄色い腹部のオショロコマ♂ その壱



朝9時に北見市の自宅を出発、F氏と私たち夫婦の3人で十勝川水系B川支流N川の源流域に久しぶりにオショロコマ撮影に出かけた。

国道から林道へ右折、そのあと約20Kmもえんえんと奥深く走って標高も500m以上となったところでN 川源流域に到着しオショロコマを釣った。

このあたりにはラズベリー(野イチゴ)が多い。秋に来ると、いたるところにあるヒグマの糞がラズベリーを腹一杯食べるため灰色のラズベリーウンコになっているところだ。

道が川に接しており、最近の嵐の爪痕か、左手山の急斜面が川に向かってかなり崩れて落ちている。

右手へむかう枝道が川の浅瀬を車で越えたところから、少し向こうまで続いて行き止まりになっていた。

この付近に流木で川がせき止められてちょっとした溜まりが出来ていて、そこから釣り始めた。



十勝川水系独特のオショロコマで♂成魚の腹部が秋口から産卵時期にかけて鮮やかに黄色く染まる個体群だ。












この♂は 昨年、私たちがリリースしたと思われる口傷のある個体。ちょっと申し訳ない気持ちです。



































♂♀とも産卵前のよく肥えた時期で元気いっぱいだ。

手早く水中で撮影して、リリースを繰り返す。


        この 項  続く。




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冬のオホーツク、オショロコマの森と湖、そしてマレー沖航空戦

2015-03-21 00:19:36 | 旅行
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2015-3-15(日) 晴れ 

冬のオホーツク、オショロコマの森と湖、そしてマレー沖航空戦。


この日は気温がさほど低くはなかったのか機体の氷結防止剤の散布がなかった。


女満別へは、この小型ジェット機が飛ぶ。


つまり窓ガラスが曇ることはなく、比較的鮮明な空撮画像が期待された。

今回は翼の少し前の窓側の席を予約しておいたのであった。

女満別行きのJAL はやや遅れて離陸した。女満別までは約45分の飛行だ。








離陸後、しばらくすると下界はかなり厚い雲におおわれて大雪山の山頂が僅かに見える程度。  

これは大雪山の烏帽子岳かな。しかし、山脈を越えると雲が切れた。 




着陸時に食べてください、いつも同じチョコが配られる。


大雪山の麓に広がる広大なオショロコマの森。 私たちの遊び場だ。








留辺蘂町上空。 



オホーツク海には流氷がなくなっている。 



サロマ湖が見える。




サロマ湖では、この時期、砂州が出来て海との交通が遮断されているが、今そこを大きく掘削して開いて漁船が海へ出れるように、海水が入ってきてホタテ養殖がうまくゆくように作業中。



常呂町と右手に常呂漁港。常呂も合併して今は北見市である。


所々雲が多かったが、雲の切れ間には窓からの空撮をせっせと行った。

冬期間のサロマ湖、能取湖、能取岬、網走湖、女満別湖、女満別の町並みの写真が撮れた。




能取岬、能取灯台がよく見えた。私が高校生の頃は能取灯台下の海岸で引き潮時、大きなウニが採りたい放題採れた。今は禁止された模様。 




能取湖は海側から氷が解け始めていたが、漁船が外海に出てゆくことはむずかしそうだ。






女満別湖は まだ凍っている。 女満別湖ではワカサギ漁が盛んに行われている。近年、ワカサギに大量のウグイが混獲され、その量はしばしば一日数百Kgといい、漁師さん泣かせらしい。








  

女満別川が入ってくるところ。




今日は風向きの関係か、オホーツク海側からのアプローチであった。

女満別の町並を低くかすめるように着陸する。





現在ではその痕跡すら無いが戦前、このあたりは広大な海軍の美幌航空隊の基地があった。

太平洋戦争の開戦まもなく、ここから出撃し、ベトナムのサイゴン飛行場に集結した美幌航空隊の一式陸上攻撃機と九六式陸上攻撃機の編隊は、雷装して出撃し、不沈戦艦とされたイギリスの新鋭戦艦プリンスオブウェールズとレパルスを撃沈した。

このマレー沖海戦で世界で初めて航空機が航行中の大型戦艦を撃沈したのであった。

しかし、巨大戦艦、大和と武蔵に絶大なる信頼をおく日本海軍ではこのことの重要性に気づいてはいなかった。



いつもながら、短いフライトでした。


        これで 今回の札幌への短い旅は終わりました。



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新千歳空港でNHK釧路のど自慢を見た。

2015-03-20 09:42:03 | 旅行
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2015-3-15(日) 晴れ 

新千歳空港でNHK釧路のど自慢を見た。

昨夜は飲み過ぎてしまったが、朝おきると酒は抜けており体調は悪くない。

札幌駅ビル。



この回転展望台40年以上前からあるが、今も回っているのだろうか?


いつのまにか、札幌駅待合いに、こんなアイヌの猟師姿の像があった。待会い場所によいかも。

ホテルをチェックアウト後、札幌駅そばのヨドバシカメラをのぞいたりして、快速エアポートで新千歳空港へ向かった。

かなり混んで、見るとオレンジのシートのみが空いていた。

この際、他の乗客たちの視線を強く感じながら座らせてもらった。





新千歳空港は、羽田空港より圧倒的にすごい。土産物屋やお菓子店や食べ物店などもはるかに充実して種類も多く、映画館まである。


きっと空港内で一日遊び回っても飽きないだろう。



ずらり並んだお菓子屋さんがそれぞれ自慢の新作お菓子等の試食をさせてくれる。







調子にのって15軒ほど回ったら、不覚にも試食お菓子で腹一杯になってしまった。

しかし。

雪印のソフトクリームコーナーでは皆さん、おいしそうにソフトを食べており、つい私も一年ぶりくらいのソフトを買ってしまった。




北見では妻の目などが気になりこんな意地きたない行動はとれないが、ここではやりたい放題。  




出発ロビーへ向かっていると待合室のテレビで釧路市でのNHKのど自慢をやっていた。

熱心なのど自慢ウォッチャーの私は、つい立ち止まり見入ってしまった。 

MVP女子高生3人組のあと、これはかなりうまいなと思った女性がやはり合格、次の男性も表情豊か、絶対合格と思ったとおりカネ三つ、次の元気いっぱいの女性も合格かとおもったら意外にも残念カネ二つ。










次の女性は歌い始めた瞬間、表情を見ただけで合格間違いなしで、やっぱりカネ三つ。



それぞれの出場者たちの人生ドラマそのものが歌に凝縮されているのがこの番組のすごいところだ。

釧路は合格がやたら多いなどと見入っていたら、危うく女満別行きJAL に乗り遅れるところであった。あぶない。危ない。


        この項 続く。




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札幌ススキ野のジャズバーにて

2015-03-19 18:04:45 | 旅行
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札幌ススキ野のジャズバーにて

2015-3-14(土) 晴れ

この日、朝早くから起きて体調をととのえ、気力を充実させて学術集会にむけゆっくりとテンションを高めていった。

テンション最高潮で開会したが、出だしにプロジェクタートラブルで10分間頓挫。

しかし、この日の午後一杯の学術集会はたいそうな盛り上がりとなって、実に充実した時間であった。

演題が15題、最後の一時間ほどの特別講演もよかった。

会が終わった後、懇親会でしたたか飲んでしまったが、その勢いではるばる長崎から飛んできた特別講演の講師の先生がジャズ好きというので、とあるススキ野のジャズバーへいった。

とても有名なバーらしいが、ジャズがわからない私は初めてであった。

入り口付近の廊下にこんなのが無造作に置かれていた。



バーのあちこちに アルフォンソミューシャの複製画が飾ってあった。40年ほど昔、パリでこの絵を見てひどく感激し、複製画を沢山買いこんで日本にもどった。日本に帰ったら正気にもどって、沢山の複製画は物置の奥に置かれたままになってしまった思い出がある。










ライブがはじまった。狭いバーのお客は私をいれて7名。みなさん、感激のおももちで聞き入っている。右男性の後ろ、斜めむこうの若い客は、女性のジャズを聴きながら頬に涙をつたわらせていた。



音楽レコードのプロデューサーもやっていたという彼はどのように聴いたのかは不明だが、この表情からするといたく満足げです。




しぶい難しそうなジャズを歌った歌手。歌い終わったところで見ると、実はこんな美人の方でした。お二人とも、とても有名で、男性はしばしばテレビなどにも出たこともあり、今回は顔出ししてもいいでしょう。





酔っぱらってホテルへもどる途中。札幌駅ビルも酔っぱらっているみたいに見えた。



                   この項 続く。



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禁断の空撮写真  2015-3-13 札幌へ

2015-03-18 20:05:11 | 旅行
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禁断の空撮写真  2015-3-13 札幌へ

私は旅客機の窓からの撮影が大好きです。

これまで離発着時の風景をなんとか写真に撮りたいと思っていたが、これは法律で厳重に禁止されてきた。

周囲の目もきびしそうだし、実際にスチューワーデスさんの目も離発着時のデジカメ撮影を意識して厳しくチェックしているのが明白であった。

古い銀塩写真カメラの使用も考えたが、ますます目立ちそうなので実現しなかった。

2014年9月1日より、以前は禁止されていた航空機の離発着時の電子機器利用が緩和され、デジカメなどの一般電子機器や通信機器でも機内モードに設定されたスマホなど外部との通信をしない機器であれば常時使用できるようになった。

これで少なくともわが国では機内から離発着時のデジカメ写真が自由に撮れるようになった。

国際線では、その国のルールに従う必要があり海外の軍民共用空港などでは一切撮影禁止の場合もあるようだ。

たとえばブータンにゆく途中着陸するインドのコルカタ(カルカッタ)空港ではすぐそばに沢山のミグ戦闘機が並んでいたが撮影するのには勇気が必要であった。


さて、実際に離陸時からベルト着用サインが消えるまでと、着陸態勢に入ってから着陸までの時間帯のデジカメ撮影が晴れて可能になって、喜び勇んで撮影を行ってみたが、すぐに飽きてしまった。

要するに離発着時といえども被写体がたいしたものでなければ、たいした写真にはならないという、ごく当たり前のことがわかっただけであった。

それでも、すでにものすごい数の離発着時空撮デジカメ写真がたまったので、皆さんお気づきのとおり、時々紹介させていただいております

この日、長年、私が主催してきたとある学術集会のために札幌へ飛んだ。

このところ、北海道付近の爆弾低気圧頻発のため、惰性的に飛行機欠航の悪天候が続くので、どうなることかと思っていたが今週末は大丈夫そうであった。

空港で、あのー、窓側の席お願いします。

空いてません。ただ、リクライニングが効かないけれど主翼のすぐ後ろ12Aなら空いてます。

この日、午後になって女満別空港あたりは断続的にかなりの雪が降り始めたが、その合間をぬって私の乗ったJAL 2716、小型ジェット機は離陸した。

新千歳空港まで飛行時間は45分。離陸したと思ったらすぐ着陸態勢に入る。この日は女満別空港での凍結防止剤の散布があまり入念でなかったせいで、窓に薬液がかからず珍しく冬場の空撮ができた。

離陸から、千歳空港までせっせと撮影しました。

この際、重要なことですがカメラのシャッター音は完全にオフにすべきです。

絶えず落ち着き無いシャッター音が響いては、まわりの人はきっと大迷惑です。



これはANA の大型ジェット機。私が乗るのは新千歳行き小型ジェット機。


冬場は、機体に凍結防止剤を散布する。この日は窓に薬液がかからなかった。窓が曇らず、空撮ができそうな感じ。











雪が止んだ合間に、小型ジェット機は女満別空港を無事離陸。



すぐに雲の上にでるが、札幌ゆきなので高度はやや低めの感じ。


山脈を越える。



山をこえたら、徐々に高度をさげてゆく。















着陸体制に入りフラップが大きく下げられている。私の足下でガガガッとすごい音がして車輪がでたもよう。






このあと、直ぐ着陸した。着陸態勢になってから、ここまでの写真はこれまでまったく撮影ができず、禁断の空撮写真であった。




札幌駅北口でて直ぐにある時計台ラーメンで、味噌ラーメンと TKG. この日、TKGの意味がわかってうれしかった。





   この項 続く。





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不気味な岩盤川に棲む美麗オショロコマ その弐

2015-03-17 07:42:00 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-6-28   晴れ のち曇ってとても寒い

不気味な岩盤川に棲む美麗オショロコマ その弐

河口近くのたまりでは13匹、上流域の良たまりでは30匹ほどのオショロコマを釣って撮影した。

































































赤点紋理がきれいでヒレの赤みがつよく、美しい個体が多い。狭い水域に密集して生息している傾向がある。

そのためかエラなどにとても細かな線虫の寄生が見られる。

オショロコマたちは水中ですばやく撮影してもとの場所に丁寧にリリースした。

この不気味な渓流に釣り人が入ることはまずなさそうで、そのためかオショロコマの個体数や生息状況は、この5-6年の期間でみると大きな変化はなく推移している。気になることは幼魚・稚魚がほとんどみられなかったことで、この点健全な個体群とは言いがたい。 

流呈の短い浅い岩盤川でオショロコマが棲める場所はごく狭い数カ所しかない。

この渓流の全オショロコマ個体数は100匹以下と推定している。つまり、持ち帰り型の釣り師が入った場合、絶滅の可能性が高くなるきわめて危うい個体群と言える。






             終わり。




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不気味な岩盤川に棲む美麗オショロコマ その壱

2015-03-15 16:36:44 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-6-28   晴れ のち曇ってとても寒い

不気味な岩盤川に棲む美麗オショロコマ その壱






知床半島の付け根付近の酪農地帯では一番牧草の収穫が行われており、あちこちに牧草ロールが転がってこの時期の風物詩みたいな風景である。



この日、久しぶりに知床のHK川を遡行してオショロコマを撮影した。

この渓流は河口からすぐに岩盤の川底で深い沢の底を流れており、いつもは黒い苔などでヌルヌル滑ってとても歩きにくい。実際に滑って転ぶこともある。

何となく不気味な雰囲気が漂っている怪しい雰囲気の渓流で、実は私たちが嫌いな渓流である。





幸いなことに、何故か、この日は岩盤川底はあまり滑らず遡行が楽であった。





この時期、川底にいつもの黒い水苔が無いせいか川底は滑らない。河口近くの良たまりと上流の良ポイントの2ヵ所にのみ美しいオショロコマがみられた。





































水中で手早く撮影させていただいたオショロコマは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。



このオショロコマのエラから出てきた幼線虫が、尾部のあたりに見えますでしょうか。この線虫はしばしばオショロコマのエラに大量に寄生しますが、それでオショロコマが弱るようなことはまったくありません。







この項 続く。




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初夏、斜里川水系源流域のオショロコマ

2015-03-13 10:17:21 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-7-10 火 小雨 低温注意報 ~12℃ 寒い

初夏、斜里川水系源流域のオショロコマ 



斜里川上流域はかってはヤマベが豊富で釣り人も多かった。ダム群が造られてからはヤマベは一気に激減、ヤマベ狙いの釣り人は目に見えて少なくなった。

オショロコマはヤマベ釣りの際、相当数が混獲されるので、ヤマベ釣り師が減ったことはオショロコマにとっては救いであった。

しかし、稀ではあるが、持ち帰り型のオショロコマ狙いの釣り師もいないわけではない。

この日、ヤマベも多い斜里川水系のとある支流のあと、もはやオショロコマしかいない源流域へとはいった。







ここは正にヒグマの巣窟である。釣り人の痕跡をみることは従来ほとんどなかったが、一部の水域では明らかに釣り人が入った跡があった。

そこではオショロコマはとても少なく、しかも魚がひどくすれていた。

釣り人が容易に入れるところでは魚が釣りきられてしまう傾向があり、オショロコマが相当釣り圧に弱いことが実感される。

今日は、かなりの源流域まで入ってみたが林道がどんどん川から離れてゆき、川も小渓流になってゆくので深入りは禁物だ。

釣り人の気配が消えると、源流域のよどみやたまりで小型オショロコマがほどよく釣れたが、前述の斜里川上流域のダム群のためかってあれほどいたヤマベは全くいなくなっている。




























































期待していた錦鯉オショロコマは今日は釣れなかったが、ややそれに近い個体が釣れた。

このほかどぎつい色調斑紋のオショロコマや、やや明るい虎模様の個体も混ざった。

このように場所によっては遺伝的に血が濃くなっていることが感じられる。




錦鯉オショロコマの前兆か、ヒレに黒化傾向が目立つ個体。




今日はこれで斜里川源流調査終了。撮影させていただいたオショロコマたちは、全て丁寧にもとの場所にリリースしました。

小雨で体が冷え切って車の暖房を最強にいれても体がぶるぶる震えてくる。

小清水峠を越え、養老牛温泉へ向かい、インターネット予約しておい養老牛温泉のホテルに午後6時30分に着いた。




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北見市で地震雲を撮影5日後に大地震発生

2015-03-12 18:55:51 | 北見市の出来事・行事など
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北見市で地震雲を撮影5日後に大地震発生




2003-9-21 (日)  晴れ

朝10時 妻と北見市三輪のメッセにあるドンブリもの食堂の中卯で親子ドンブリのブランチを食べた。車にもどろうとしたとき、きっと地震雲とおもわれる異様な雲を発見した。デジカメで何枚も撮影した。南東の方向、青空に水平に走る長い筋雲で一瞬ドキッとするほど印象的な雲であった。雲は移動することなく同じ場所にとどまり、30分ほどで急にわからなくなった。 近々きっと大地震がくるぞ、これは間違いなく地震雲だ、などとおおいにふざけ話をしながら置戸方面にキノコ採りにでかけたのであった。



2003-9-26 (金) 夜来の雨が止み 曇り

朝4時55分 強い地震があった。激しい揺れで目が覚めたが、地震が終わってまた寝入ってしまった。 近年稀にみるそうとう強い地震であったが北見では 震度5.2弱であった。

しばらくして北海道日高の海岸の町、浦河で歯科医をしている長男から電話があり。地震のせいで家中めちゃくちゃになった、津波をおそれ 全員が高台に避難したりで大変であったと連絡があった。全員無事でなにより。 浦河は北海道ではもっとも震度が強く 震度6強であったようだ。これまでも北海道ではしばしば見られてきたいわゆる十勝沖地震であった。十勝川河口でサケ釣りをしていた2人が津波にさらわれ犠牲になった。

その後 しばらく小規模な余震が続いた。

そういえば 先日、午前10時に三輪町メッセのところで地震雲とおもわれる雲を撮影していたのを思い出した。南東の方向の空一帯にこれまで見たことも無い異様な形状の雲であった。5日後にこんな大地震がくるとは。十勝沖地震の震源は正に北見の南東の方向にある。

今回の 十勝沖地震 M8クラスの本振発生に先立って プレートのもぐりこみ先を振源とする深発地震が頻発し、その回数が増加していたという。そのことが地震雲を発生させたに違いないと考えた。地震発生時、地殻の激しい衝突で電磁波が生じ、それが空中の気体分子をイオン化させる。大気中に増加したイオンが水蒸気の凝結核となって一気に雲の成長をうながし普段みられないような異常な形状の雲(地震雲)が発生するという。

しかしたまたま偶然にできた変わった雲の可能性も否定できないことは言うまでもない。

北海道新聞北見支社が私の撮影した地震雲のうわさを聞き電話がきた。



2003-9-27 (土)  雨 のち 曇り

休日。

私の地震雲の写真が道新オホーツク版に大きく出ていた。








今回の2003年十勝沖地震については詳細な記録が残っていますのでご参考までに記録しておきます。

・ 発生:2003年(平成15年)9月26日(金)午前4時50分07秒(日本時間)
・ 震源:北海道襟裳岬東南東沖80km  北緯41度46.7分、東経144度4.7分、深さ45km。 震源は1952年の巨大地震とほぼ同じ
・ 地震の規模:Mj8.0、Mw8.0(気象庁)、Mw8.3(アメリカ地質調査所)
気象庁はこの地震を平成15年(2003年)十勝沖地震と命名した。
この地震の震源付近では1952年3月4日にもM8.2の十勝沖地震が発生している。

北見市は 震度5弱

北海道から東北地方の太平洋沿岸に津波が襲来し、最高で2m55cm(北海道豊頃町・大津で記録)に達した。この津波で、北海道では豊頃町の十勝川河口でサケ釣りをしていた釣り人の男性2名が津波にさらわれ行方不明となり、うち1名の遺体が2005年4月に発見された。また北海道(十勝川など)では、津波が川を10km以上も逆流する現象も発生した。津波による死者・行方不明者の他には今回の地震による犠牲者はいない。
なお、地震発生前日の朝から釣りに行ったまま28日夜になっても帰宅してこなかった帯広市の男性についても捜索対象となったが、後に無事に帰宅していたことが判明した。男性は29日に自分が捜索の対象になっているのをラジオで知り、出掛けていた知床半島から同日午後8時半に帰宅したという。

この地震で政府は地震が発生した当日に官邸内に対策室を設置し、また北海道庁は陸上自衛隊第5師団に災害派遣を要請するなどして対応した。北海道東部(道東)の各地方都市を結ぶ鉄道・道路・橋梁が各地で多数破損したため、一時道東地方の交通は全面ストップし、その後、主要道路の通行止め解除には数日、完全な復旧には数か月を要した。また町村道のような末端の生活道路の補修には数年を要した。

鉄道に関しては、根室本線直別駅構内を走行中の特急まりも(8両編成)の先頭から2両目の車両が脱線し、乗客39名のうち1名が軽傷を負った、また、同本線の路盤・橋梁・信号施設、駅舎なども破損などの被害が生じ、ダイヤが正常に戻ったのは翌月8日に入ってからであった。

また港湾施設の被害は大きく、釧路港などでは液状化現象が多数発生した。釧路空港は管制塔の天井部分が壊れるなどして管制業務が出来なくなったため閉鎖された。ライフラインでは、厚真町の苫東厚真火力発電所4号機(出力70万kw)が地震により自動停止して発電や送電設備に影響が出、日高・十勝地方を中心に、釧路市と周辺6町の約2万4300世帯などが停電した。

また、地震直後及び2日後に苫小牧市にある出光興産北海道製油所で2基の石油タンクの火災があった。これは、震源からやってきて苫小牧市周辺の堆積平野で増幅された長周期地震動の周期と、石油タンクの固有周期が一致し、石油タンクの内容物が共振するスロッシングと呼ばれる現象が発生し、浮き蓋の上に溢れ出した重油やナフサが浮き蓋と側壁の接触との摩擦で発生した火花に触れて引火することによって引き起こされた。地震後、このような巨大地震によってもたらされる長周期地震動による大規模構造物の被害が注目された。


十勝沖地震は これまで何度も起きており 記録に残るものでは 1843年、 1915年、 1952年、そして今回の 2003年に発生しており それぞれかなりの被害が記録されている。特に 1952-3-4 のものでは 地震の規模は M8.2 で 北海道や東北北部で 揺れや津波により 28名死亡 5名行方不明、287人が重軽傷を負った。 家屋被害は 全壊815棟、一部損壊 6395棟、 流失91棟、 浸水328棟、焼失20棟、非住居被害1621棟。 このほか 船舶被害451隻。 といった記録が残っている。 

その後 2008-9-11 にも M7.1 の十勝沖地震が発生しており、そろそろ 大規模な次の十勝沖地震がくるころかな。 みなさん、地震雲に注意。

この記事の地震雲撮影のくだりは当時の私の日記をもとに作製しました。



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オショロコマと2011.3.11大地震

2015-03-11 00:39:38 | 渓流魚、蝶、自然
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2011-3-11(金) 晴れ のち曇り

オショロコマと2011.3.11大地震

午前9時。久しぶりに斜里川水系平野部のオショロコマを見に北見を出発。今年になって初めての渓流釣りだ。

川に着いてみると雪はまだ深いが渓流の状態は、例年とほとんど変わりはなくかなり川面が出ている。


わくわくしながら釣り糸を垂れる。 しかし、おかしい。ここぞというポイントでも、ぴくりともこない。




入念にさぐったがまったく魚信なし。この時期は魚の活性は最低で、特に入念に探らなければ釣れないのであるが、それにしてもまったく魚信が無いのはおかしい。




そこで、例年必ず魚がいる実績あるポイントを次々に探ったがどこも生体反応なし。こんなことは初めてである。なにかがおかしい。

しかし魚が釣れないのは厳然たる事実だ。

まだ時期が早すぎたのだろうということにして、とうとう諦めて斜里川の畔に住んでいる蝶友達(H さん)の家など訪問して、早めに北見へもどることにした。


たまたま H さん宅で羽化していたウラゴマダラシジミ。

北見への中間地点の東藻琴付近にさしかかったとき、何となく地面が波打つように揺れているのを感じた。

交差点の信号で止まったとき、明らかに、ぐらりぐらりと車が揺れる。おや地震じゃないか?と感じた。




自宅からの携帯電話が鳴った。 

今、大津波警報が出たから知床の海岸付近の渓流にいるなら、危険だからはやく高台に逃げろと大声の電話。

いつもの知床の波打ち際でのオショロコマ撮影を心配しての電話であった。

幸い、今は内陸なので心配ないと返事を返す。

帰宅してテレビを見ると、我が国では歴史上最大の大地震、大津波が起こったのを知った。

今日、まったく魚が釣れなかったのはこのせいであったのか?.

オショロコマのほうが地震学者よりも地震予知能力があるのだろうか?

それにしてもすごい天変地異だ。

テレビをみてもまさか日本で現実に起こっていることとは思われず、実感がわかない。

この先、被災地ではどんなことが起こるのか、まさに自然そのものによる自然破壊がもっともすざまじい。

ダム建設、道路工事、森林伐採、焼き畑 etc. 人間の行う自然破壊など、実にかわいいものだ。

犠牲者の方々のご冥福を心からお祈りいたします。

ちなみに、北見市界隈では私は地震予知能力がある人間と目されています。

かって北見大地震の前日に典型的な地震雲を撮影して地震を予知し、北海道新聞にその写真が掲載されたことがあるのです(もちろん当人は、単なる偶然と思っています)。

しかし、今回はこんな地震がくるなど想像もしていませんでした。

たまたま撮影した斜里岳や海別岳の写真をみても今回、地震雲等はまったく写っていませんでした。

海別岳遠景。地震雲のようなものはまったく写っていませんでした。



同じく 斜里岳遠景。




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