オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

雨の釣り。ニジマス大繁殖。オショロコマ激減。

2018-11-14 23:37:09 | ニジマスによる被害
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雨の釣り。ニジマス大繁殖。オショロコマ激減。


201X-9-14 (土)  曇り のち雨 のち曇り 28度C。


なま温かい風が吹いている。



雨が降りそうで降らないイヤな天候だ。



ニジマスが圧倒的パワーで繁殖してオショロコマを駆逐しつつある北見市近郊の渓流に入った。







釣り始めると、まずオショロコマ5匹。















しかし、そのあとはニジマス幼魚〜若魚が ワンキャスト ワンニジマスといった感じで釣れに釣れた。













この日はニジマスは立派なたまりをことごとく占拠するのみならず、かなりの個体が瀬にも出ていた。 












きっと雨が降ってくるぞ の予想どおりに、途中でかなりの雨が降ってきて濡れながらの釣りになった。










やがて私たちが濡れネズミになったころ約30分で雨は小やみになってきた。











ワンキャストワンニジマスの小型ニジマス釣りにも飽きてきた。 



この日、かみさんがひそかに期待していた大型ニジマスは結局釣れなかった。



この時期、デカニジマスは春先に産卵後、なにかの理由で居座っているのが稀に釣れるのみで普段は川の上流から源流域には大型ニジマスはいないことを改めて実感した。



ニジマスは25匹、早あわせに徹する私たちの釣り方のせいで同じくらいを釣り落とした。



オショロコマは小型ふくめ5匹のみでオショロコマが野生化したニジマスに圧倒されていることは明白だ。




もともと、ここにはオショロコマしかいなかったのである。



しかし、ここまでになってしまうと、もはやオショロコマに勝ち目は無い。



かみさんは雨に濡れるし、デカニジマスは釣れないしでやたら不機嫌。








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イワナ (アメマス) が群れで移動した?北海道天塩川水系支流の思い出

2018-11-08 00:42:59 | イワナ
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イワナ、北海道と本州の違い

  イワナ (アメマス) が群れで移動した?北海道天塩川水系支流の思い出

                田中 篤


日本各地に生息するイワナはそれぞれの環境で隔絶されて生息しているため、地方によって変異が大きい、つまり見た目で違う姿をした個体群が多い。



北海道のアメマス( エゾイワナ ) は大きな白点が特徴だが、中部太平洋側に棲むヤマトイワナは大きな白点がなく通常は体側に着色班がある。


ただ、稀に道南の一部の渓流には着色斑のあるアメマスもいるようだ。



このような外見の違いは釣り上げてみればすぐわかるものだが、棲む環境が違えばそれぞれに生態の違いもありそうだ、生態の違いは長期の観察が必要なのでこれを把握することはなかなか難しい。



私の経験では北海道のイワナと本州のイワナで生態に違いが感じられるエピソードがあったので、下記に紹介したい。


私の実家は北海道の天塩川水系の1支流の近くにあった。その川で子供の頃からウグイやヤマメを釣ったりしていた。


しかし家の近くにはアメマス (エゾイワナ) はいなかった。


私の祖父の話では、この川の支流にヤマメ釣りに入ってかなり釣り登った所でアメマス (便宜上、以下イワナとします) を釣ったと言っていた。


ちなみに本流は魚が居なくなるまで遡行したがイワナはいなかった、でもモウセンゴケの群生地は見つけた。


私が大学生の頃、この支流に新たに林道がついて奥に行けるようになった。林道の入り口には鎖がかかっていたが、原付バイクでくぐって奥へ行った。


すると最奥の橋の所でイワナを爆釣した。


もう川もだいぶ細くなっているが、さすがに誰も入っていない川の魚影はすごかった。その魚影の濃さに釣られてここに何度も通った。


時期的には大学の夏休みなのでほぼ8月の事だと思う。


まずこの支流は本流から分かれて500メートルくらいで砂防堰堤がある。 なのでその上流はヤマメがいない。



祖父が釣りをした時はヤマメがいたのでダムはその後にできたと思われる。なので基本的に川には魚がいないので釣り人も入らない川だった。



イワナはこの支流の上流部のみに生息し、堰堤の上に生息しているので大河川や海にくだるアメマスではなく陸封型アメマス(エゾイワナ)と言える。


最奥の橋から入って釣り登るとガンガン釣れた。しかし帰りは川通しに戻ってくるしかなかった。


ビクも満杯で重かったので大変だった。


なので次の日は橋から300メートル位下流に入渓した。 釣り登って橋のところから退渓するつもりだった。



しかし全く釣れない、あれほど魚影の濃い川なのに魚が全くいない、川を歩く時の逃げる魚も全く見えない。



不思議に思ってすぐ川を上がり、こんどは橋の50m下流に入渓した。すると昨日と同様にガンガン釣れた。 細い川の小さなポイントなのに一か所から2~3匹ずつ釣れる、


過密とも言える生息密度だ。


林道は川沿いに通っているので下流部を転々と釣ってはみたがイワナは全くいなかった。なぜかこの最奥の橋の周辺から上流にしかいなかった。



一度だけ10月に実家に帰った時、この川を釣った。


しかし橋の近辺にはイワナはいなかった。


水温が下がったのでもっと下流に移動したのか、と思ってあちこち探したが全く釣れなかった。 おそらくもっと上流に移動したのだろうか?。



本州の川のように釣り人の多い川ならば、誰かに釣られたのだろうと思いますが、この川にイワナが生息する事は私しか知らない川、他の釣り人の影響は考えられない。


つまりイワナが移動したとしか思えないのである。


あと不思議だと思ったのは魚のサイズがきっちりと揃っている事だった。


釣れるイワナは13cm、18cm、24cm、30cmでそれぞれが、2年魚、3年魚、4年魚、5年魚だと思う。


釣れる割合としては18cmが一番多く6割位、そして13cm、24cm、30cmと続き、30cmの大物は約50匹に一匹だったと記憶している。


なぜこんなに育ち方が揃うのか、恐らく群れで移動している事と関連があると思われる。


この川のイワナはなぜか川に分散しない、過密な状態で群れで移動しているようだ。


餌を取る事を優先させればライバルのいる過密な群れの中よりは分散したほうが有利だ。


つまり彼らは餌取りを最優先にはしていない。



なので群れで移動しながら争うことなく仲良く均等に餌を得ているのであろう。



だから餌争いで負けて成長の遅れる個体がいなくて年齢毎にサイズがきっちりと揃うのではないだろうか?。




一方の本州のイワナ、長野県水産試験場の調査によると県内のイワナはかなり定着性が強くて、大水などがあってもあまり移動することはないようだ。





私の経験でも尺イワナを釣って2週間後に全く同じポイントで同じイワナが釣れた事がある、写真を比べると同じ紋様である事がわかる。





つまり強い魚は有利な場所は占有してそこから動かないようである。


本州のイワナは観察していても縄張り争いが良く見られ、時には共食いする事も知られている。


つまり強いものが有利な場所を独占して、より多くの餌を得るわけだ。


この縄張り争いは体の大きなものは有利になるので、大きいものはより大きく、成長の遅れたものはより成長が遅れる事になり、本州のイワナのサイズはバラバラになるのである。



生息環境が厳しければ厳しいほど餌優先で縄張り争いをしなければ生き残れない。生存競争に脱落したものは共食いの対象にさえなる。







こうして環境に見合った生息数に自然調整されるのかもしれない。これが本州のイワナ。



一方の北海道のイワナは、過密な群れで移動し、争う事もなく仲良く餌を取る。


この生活様式ならば脱落するものもなく多くのイワナが生き残る。


また近くに仲間がいるので鳥などの敵の攻撃なども回避しやすいのかもしれない。



ただしこのような生態は比較的餌が豊富にないと成り立たないので、寒い北海道ですが川の中は意外と豊かなのかもしれません。





北海道の河川様式も比較的ゆったりとして落差少なく標高も低く移動しやすい。


一方、川の標高が高く、川の落差も激しい本州の河川よりは環境は良いのかもしれない。



また北海道のイワナは陸封型になっていても群れで移動するというアメマスの性質を残しているのかもしれません。








普段釣りをしていても魚が移動しているのか定着しているのかなんて、なかなかわからないのが現実である。



北海道では他の川も釣りましたが、イワナが移動して良く釣れた所が全然いなくなるなんて経験は他にはないので、もしかするとこの川だけの特殊な事例かもしれません。





以上、はるか昔の天塩川水系支流での田中篤さんの経験が述べられています。一般的に北海道の渓流ではオショロコマもアメマスも8月ころから上流をめざして移動を開始します。夏場の水温上昇を嫌ったり、田中さんの考察のような移動の可能性もありますが、私はこれらは秋から初冬の産卵へむけての行動ではないかと考えています。移動しながら婚姻色がはっきりしてくる個体も多くなり、やがてオショロコマは最源流の産卵場所に集結して10月中旬から11月初旬にかけて産卵します。アメマス(エゾイワナ)も同様な移動を開始して、一般的にオショロコマよりは少し遅れて産卵をはじめます。道東太平洋側の川ではウミアメマスが大挙して遡上し源流域でしばしば大集結し、いつきのアメマスも一緒になって産卵します。遡上する群れをは日々、刻一刻と移動しますが、その移動速度や源流域に集結する時期は年によってかなりの変動があります。多数のアメマスの群れが翌日には、はるか上流へ移動したりするのでしばしば群れを捕捉するのに難渋することがあります。






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初夏の美しい渓流、美しいオショロコマ

2018-11-03 01:20:29 | 渓流魚、蝶、自然
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初夏の美しい渓流、美しいオショロコマ


201X-7-2 (土)  晴れ  暑い


この日はいくつかの渓流で渓流魚の撮影を行い、午後、最後にこの日の本命の十勝川水系支流へ入った。



ここは十勝川水系の多数の支流群のなかでも私が最も好きな渓流だ。



新緑のオショロコマの森につつまれた渓流はことのほか美しく水は限りなく澄んで冷たい。

 

越冬後の錆もすっかり落ちて、初夏の落下昆虫、水生昆虫など豊富な食餌で美しい魚体となったオショロコマたちが釣れた。



この日は入渓した時間が遅かったので深入りはせず、結局最初の橋の下流のいつもの大たまりでオショロコマを20匹ほど釣って撮影した。


ここは幼魚から若魚主体で大型個体が少し混じる。オショロコマ個体群としては理想的な構成と思われた。


最初は全然釣れなかったがやがて釣れ始めた。




くりかえし打ち込むにつれて、ぴゆーっと走る魚影が見えはじめた。





オショロコマにしては珍しく怪しんでおり、始めはエサを追うものの食いつかない。



ふわっと糸をたるませ、突然さそう一工夫の釣り方で、やっと食いつく。




























































しかし、呑まれることがないよう早合わせに徹することはいうまでもない。



この口傷個体は 昨年私たちがリリースしたものかも知れない。



上流にオショロコマなど在来魚の個体群が棲息する水域にはニジマス放流を行わないという十勝ルールが浸透しているせいか、この渓流はいまだニジマス汚染がない。



今後とも、この美しい渓流には恐るべき攻撃的外来種(ニジマス)が決して現れないように願いたい。
 


曇り空でときどき霧が流れはじめた。


沢なのでもうあたりが暗くなり、寒くなるとなんとなくヒグマに対する不安感がたかまり 午後4時、武装解除した。

 

この日も撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。





発生盛期のヤマキマダラヒカゲ♂たちが獣糞に群れていた。


えんえんと走って峠を越え 6時過ぎに帰宅。






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硫黄流入で白濁した魚住まず川の源流にオショロコマ調査  その弐

2018-10-28 10:04:04 | 渓流魚、蝶、自然
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硫黄流入で白濁した魚住まず川の源流にオショロコマ調査  その弐


201X-9-6 (金) 晴れ のち曇り のち 小雨



ダムの下流で釣り始めると、エゾイワナ型アメマス良型2匹がまず釣れた。





その後も入念に釣り登りながらさぐるとアメマスがパラパラと釣れた。














アメマスの魚信が遠のき、その上流で初めてオショロコマが釣れ始めた。 ここからはオショロコマしか見られず、明らかに棲み分けている。


















さらにオショロコマばかり10匹以上撮影。


















さらに小型のオショロコマ幼魚、稚魚は他にも泳いでいるので、ここで繁殖が行われていることがわかる。 


さらにどんどん登って林道の終点までいってみた。


林道終点から竿も入れにくいほど狭くなった川に降りてみたが凄烈な流れで水温は12℃と冷たく小型オショロコマ3匹が釣れた。












この渓流では、アメマスとオショロコマは、はっきりと棲み分けているかに見えた。


オショロコマはダムの付近から源流にかけてのごく狭い水域にのみ生息しているようだが密度はさほど濃くないものと思われた。


体色はやや灰色を帯び、腹部やヒレの着色は目立たず、赤点紋理は小型で赤点の数も少ない。



石狩川源流域の各支流群に棲息するオショロコマに共通した特有の外観を呈する。

 
今回は♀が多くて、どれも同じ顔つきの個体が多かった。



コンビニで買ったおにぎりで昼食後、モンブランも食べた。






そのあとは白川本流の大型ダム上流へいったがもはやダム湖は完全に土砂で埋まり砂防ダムとしての機能は終焉となっている。 



その支流の清水沢へ入ったがあまりに草木が密生して川に降りられず。

 

白川第3支川上流は、いかにも魚がいそうな渓相で水も凄烈であったが、予想に反してまったく魚信なかった。



意外であったが、今回はオショロコマを確認できなかった。さらに源流域には棲息するかも知れない。




白川水系に接するように山を切り開いて広大な人工草地を造成して大規模牧場がつくられている。



クマ撃ちハンター氏が追い求めているヒグマの悪行とは、恐らくここの放牧肉牛に対するものであろう。



北見界隈でも放牧黒毛和牛の数が何度数えても1頭足りないことはしばしばあるようです。



ゲートにもどったがハンター氏たちの姿はなく彼らの車があった。



私はお礼のホーンを鳴らして下流へむかった。



下流の釣り橋のところで武装解除。 


休み休み、運転して夕方6時に 北見へもどった。



これで、なんとか懸案の石狩川支流白川水系のオショロコマ調査を終了できた。


魚棲まずの硫黄流入渓流の存在や大型ダム、大規模肉牛放牧場など、オショロコマの棲息環境は必ずしも理想的とは言えないが源流域に小規模な独特の個体群が生き残っていることを確認できた。


アメマスの勢力はあまり強くはないようで、心配していたニジマス汚染はなかった。


今回も撮影させていただいたオショロコマ、エゾイワナたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。



北見市からは片道2時間以上の距離で私にとってはけっこうな長距離運転であった。




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硫黄流入で白濁した魚住まず川の源流にオショロコマ調査  その壱

2018-10-23 20:43:35 | 渓流魚、蝶、自然
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硫黄流入で白濁した魚住まず川の源流にオショロコマ調査  その壱


201X-9-6 (金) 腫れ のち曇り のち 小雨


朝10:00、北見市の自宅を出発。 


この日、かねてより気になっていた層雲峡の下流、石狩川の支流、白川水系の支流群へオショロコマを捜しにでかけた。


北海道の渓流で 白 がつく渓流の多くは硫黄で白濁した川である。


現地へでむいてみると白川の名のとおり、白川本流域は魚住まずの白濁した川であった。




活火山旭岳の山麓なので、恐らく上流のどこかから硫黄分が入ってくるのだろうか。


さらに川底は赤茶けた沈殿があり生き物が生息するには絶望的な状況である。



とりあえず、渓流沿いの林道をしばらく登っていった。


ヒグマ出没中の看板は道内どこの林道にもある。



ここで違ったのは、今、クマ撃ちハンターが入っているという掲示だ。誤射される危険がある。



普通、オショロコマ調査はぶっつけ本番では、思うような結果を出すことはむずかしい。



今回、地図を何度も検討して本命と判断した白川第2支川上流域を真っ先にめざした。



くそ。上流でやや自然度が高くなってきたあたりで、思いがけずゲートがありガッチリ番号カギがかかっていた。



ゲートに鍵とは想定外で、せっかくこの川全体像を入念に地図で検討して頭に叩き込んできたのに本命の支流に入れないとは残念。



人影があった。



猟期ではないが、なにか事情でヒグマ退治に通っているというクマ撃ちハンター氏であった。



クマ撃ちのハンター氏がゲート付近で休んでいたので彼としばらく談笑した。



ここは、種々の理由で普段は一般人が入れない林道だという。



彼は、このところずっとこの付近にいて、最近多少の悪行を重ねているというヒグマを待ち伏せているもようであった。
 


私はこの30年、北海道中を回ってオショロコマの分布調査をしてきた。



この渓流は初めてきたのだがゲートに鍵がかかっており調査ができず誠に残念だ。



と話すと親切そうなクマ撃ちハンター氏はすんなりと番号カギを開けてくれたので、私はそのまま彼と源流方向へ進むことができた。



こうして幸運にも何とか今回の主目的の白川第2支川上流域へと進入することができた。



硫黄が入ってくるのか白濁した生態反応の無い渓流。



硫黄川との合流部。



白川第2支川上流域は、硫黄による白濁や沈殿はなく予想どおり真水の流れるきれいな渓流であった。





ところどころ、渓相がよさそうなところで竿を出してみるが生態反応なし。



まわりはおおかた二次林だが、かなり鬱蒼としている。



さらに釣り登るがまったく魚信なし。






突然、源流近くにダムがそびえ立っていた。





            この項 続く。






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ヤマメ、北海道と本州の違い

2018-10-18 21:33:43 | ニジマスによる被害
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ヤマメ、北海道と本州の違い


              田中 篤




   


私は北海道出身、現在は関東在住です、


なので北海道でも、本州でもヤマメを釣った経験があり、両者の違いを感じている。



ヤマメの特徴はパーマーク(幼魚班)があり川の上流部の水の冷たい流域に棲む。


しかしその生態は複雑で、ヤマメの一部が降海してサクラマスになって帰ってきたり、 ヤマメのまま渓流で一生をすごしたり色々だ。



そしてその傾向が地域によってかなり違う。


昔はサクラマスの子はヤマメか否かと言う論争があって殺人事件まで起きたそうです。


今では同種ながら生活史の違う物がいるという事がわかっています。


寒冷な地域、とくに北海道のヤマメは、メスの全てとオスの大部分が降海しサクラマスになって帰ってくる。



そしてオスの一部が河川に残ってヤマメとなるのであるが、その降海時期は2年目の春なので、1年魚のヤマメは川に沢山いる、それに比べて2年魚より大きいヤマメはすごく少ない。



なので北海道ではヤマメは新子釣りが多く、束釣りという100匹以上の釣果も多い。



私の子供の頃はズック靴のまま冷たい川に入って釣るのでほとんどが水が温む夏場しか釣りをしなかったが新子はこんなにたくさんいるのに大きなヤマメはすごく少ないのが不思議だった。



釣り人に釣られて2,3年魚は少なくなるのかな?と思ったが、私以外の人は絶対入らないだろうと思われる細い薮沢でも同じ状況だったので原因はわからなかった。



メスの全てが降海するので北海道のヤマメの2年魚以上の魚にはメスはいない。




それでもイレギュラーな魚はいて、まれに抱卵ヤマメが釣れることがある、するとそれが新聞に載ったりする、それほど珍しいのである。




私が関東に住むようになって初めてヤマメを釣ったのが群馬県の渡良瀬川水系、10匹くらい釣れて食用に4匹キープした、家に帰ってさばいてみると2匹が抱卵ヤマメだった。



生まれて初めて抱卵ヤマメを釣って「やったーーー!」と感動したが、その後知ったのだが、これは本州ではあたりまえの事だった。(汗)



このように本州のヤマメは2年魚以上になってもメスヤマメは河川に在留していて、そのまま成熟して生殖活動をする。



2年目の春に降海してサクラマス化するものはほとんどいなくて、ヤマメのほぼ全てがそのまま河川に残留する。



ただし降海する性質は完全には失ってはいないようで、大河川に下降してサクラマス化(戻りヤマメ)することもある。


相模川でも僅かながらサクラマスがいるようだ。



ということで北海道のヤマメは降海する性質が強く、本州のほとんどのヤマメは陸封に対応する性質がある。



この性質は北方の寒い地方ほどサクラマス化する確率は高く、南に下るほど降海してサクラマス化する割合は少なくなりその傾向は連続して変化していく。



このようにヤマメの性質は緯度によって連続的に変化していくので、その境目はないように思えるが、実は陸封対応型と陸封非対応型では明確に分かれる。



北海道では堰堤などの遡上障害物ができるとその上流部のヤマメは絶滅する。


つまり陸封対応能力が全くない。


ただし大きなダム湖の場合はそこを海の代わりにしてサクラマス化して繁殖を続ける場合はある。


しかしこれもヤマメとして陸封に対応できているわけではない。





この陸封型との境目は青森県にあるようで、下北半島のヤマメは基本的に北海道と同じ陸封非対応型なのですが、大畑川にだけ陸封対応型のヤマメが生息しており「スギノコ」と呼ばれ特別天然記念物に指定され保護されている。



しかしこのスギノコも現在はイワナの密放流のため、絶滅の危機に瀕しているらしい。
http://basswave.b-s-o.com/news2008/archives/2008/01/post_3.html







実は北海道にも瀬棚町の良瑠石川という所に唯一の陸封対応型のヤマメ個体群が生息しておりましたが、つい最近絶滅したそうです。


その原因は推定になりますが、現在の良瑠石川はニジマスだらけの川になっているようで、ニジマスに駆逐されて絶滅した可能性が高いと言われています。


貴重な個体群でしたがまことに残念なことです。






私は青森県南部でヤマメを釣った事がありますが、そこのヤマメは陸封型だと思います。


ちゃんと調べたわけではありませんが、今の河川はほとんどが途中に堰堤が作られていてサクラマスが遡上できないことと、釣った魚のサイズが色々で小さいのから大きいのまで均等に生息していたので陸封型と判断します。



降海型だと北海道のように新子ヤマメが非常に多くなるはずですから。


こういった陸封に対応できるかできないかは生態の違いですが、生命をつなげるか否かの大きな差になります。



しかし外見上の違いはわかりません、外見的には同じでも生態が違えば亜種の関係になると思います。




この生態の違う2種類のヤマメですが、ある特定の時期には外見的な違いが感じられます。


  本州産 夏ヤマメ



それは産卵期、婚姻色が出る頃です。


本州の陸封型ヤマメは秋になると体側がオレンジ色になりパーマークもかすれたような感じになります。








その様子はサクラマスの婚姻色に似ています。


その着色はサクラマスほど濃くはなくヤマメとサクラマスの中間のような姿になります。



陸封型ヤマメは産卵期には小さいながらもサクラマス化していると言えるでしょう。



一方の北海道のヤマメ、全てがオスですがサクラマスの産卵に加わり自分のDNAを残したい。



しかしどでかいサクラマスのメスにはペアの相手としては見られないし、オスのサクラマスに近づけば攻撃される。


なにせヤマメのサイズは20cm、かたやサクラマスは60cm、体重差は30倍近い、こんなサクラマスとまともに戦っても喧嘩にならない。


浅瀬に乗り上げていた遡上サクラマス♂。かなり小型の個体。

そこで北海道のオスヤマメがとる作戦は、サクラマスの産卵の最中に潜り込んで放精し卵の一部に自分の精子をかける事。



それまではメスのサクラマスの後ろに付いて行って虎視眈々と機会を狙っている。



まるで忍者のように目立たずに忍び寄る作戦だ。



そのためには忍者のような黒装束が効果的、それで秋の北海道のヤマメは真っ黒なのかもしれない。







地元の人は「黒ヤマベ」と呼ぶ、真っ黒黒助のヤマメだ、松崎しげるも真っ青になるほど黒い。



本州のヤマメのようにオレンジ色になって自身の成熟度をアピールするとオスのサクラマスに攻撃されるだろう。



なので忍者モードで隠密行動をした方が自身のDNAを残す確率が高くなるのだろう。



と言っても北海道のヤマメも側線のあたりがオレンジ色になる傾向はあります、ただしそれは陸封型より控えめだし、その上に黒い色が上塗りされたような感じになっている。




以上、北海道のヤマメ( 私はヤマベと呼んでいます ) と本州産ヤマメの違いを田中篤さんに解説していただいた記事ですが、これは両者に深くかかわった彼だからこそのわかりやすい解説です。北海道では河川に残留した2年魚以降のヤマベはサクラマス資源総量の増減にはほとんど貢献しない存在なのです。( 極端な話、すべて釣ってしまっても )

一方、本州ではまったく様相が異なり渓流の陸封型ヤマベを多数釣ることは即ヤマメ資源に大きく影響することがよくおわかりになるとおもいます。この場合は明らかに乱獲となる可能性があります。私の言う乱獲とはその個体群の自然再生産量を大きく超えて採捕することを指します。




北海道では、これまでにニジマス放流によりオショロコマが壊滅したり激減した水域は多数あり、この問題は本ブログのメインテーマの一つです。今回、北海道に唯一残存していた陸封型ヤマメ個体群が、恐らくニジマス放流により消えてしまったことは残念なことです。ニジマスはイトウの産卵床を破壊することもわかっており、今後はニジマス放流は在来の魚類の存在を十分検討のうえ行う( 十勝ルールなど )ことが強く望まれる所以です。






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イワナの腹部着色に関する一私見

2018-10-15 00:01:57 | イワナ
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イワナの腹部着色に関する一私見

                     田中 篤







水深の深い所に棲むイワナは腹が白い、


水深の浅い所に棲むイワナの腹は着色する、


水深は浅ければ浅いほど色は濃くなる。


底石の色が明るい色の所は薄い黄色、


石が普通の明度の所は黄色、


暗い色、あるいは赤茶けた色の場合はオレンジ、


底石が黒い場合は赤になる。


これに水深の法則が合わさって腹の色が決まる。


なぜそうなるのか?



水深の深い所では中層を泳ぐ機会が多い、



すると下から大型魚に襲われる可能性がある、



そんな場合は腹が白いと保護色になり攻撃され難くなる、



つまり保護色として腹が白くなる。




浅い所に棲む場合は腹は常に底に近い、



つまり下から襲われる事は少ない、しかし横からは襲われる、



そこで腹が白いと底石と腹の色のコントラストが高くて横からは見つかりやすい、



そんな場合は腹が底石の色に近いと腹の輪郭が曖昧になって見つかり難くなる、



したがって腹の色が底色に近いと攻撃され難い、こちらも保護色だ。




でも保護色なら茶色や灰色の方が底石の色に似ていると思うが、



なぜ鮮やかな黄色やオレンジ、赤色になるのだろう?


お腹は魚体の下部であるから、陰になっていて暗い、



だから黄色もほぼ茶色に見える、赤も焦げ茶色に見える、



つまり魚を裏返して見れば鮮やかな黄色や赤色の腹の色であってもちゃんと保護色になっているのだ。



<イワナの腹部着色写真 >













イワナの腹部着色に関する田中 篤さんの興味深い考察ですが、これまでイワナの腹部着色についての検討はあまりなされてこなかったかと思われます。オショロコマやアメマス若魚は腹部着色が目立つものも多く、ニジマスの腹部に、とある特徴をあらわす種苗もあります。そのうち、これらについても アップして行きたいとおもいます。







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キノコは一週間以内に勝負がつく

2018-10-10 21:31:29 | キノコ
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キノコは一週間以内に勝負がつく


201X-9-14(土) 曇り 28℃


なま温かい風が吹いている。 


午前11時、北見市を出発。


1週間前、おいしいキノコ筆頭のボリボリ(ナラタケ)の幼菌がたくさん生えているところを発見、1週間後の今日、ボリボリが丁度よい大きさになって大漁することを夢見て出撃したのでした。



おいしいソバ屋さんで海老山菜ソバを食べ、そのあとコーヒーを飲んだりしてのんびりしたあと、わくわくしながら一週間前にボリボリ幼菌がすごかったポイントへいった。



ところが。 あれま。



幼菌であったボリボリは1週間経過するうちに、すでに見るも無惨な老菌となり予測はまったくはずれ残念至極。







多少残っていた食可能なボリボリを採集せざるをえなかった。
 

ラクヨウが先週なにもなかった場所にも出ていたが、先週幼菌であったものが、はや老菌になっている。







ボリボリは残念でしたが、おもいがけず、おいしいキノコのラクヨウ(ハナイグチ)をけっこう採集できたのでした。






今回の経験で、キノコは1週間たつともう老菌になってしまうことを思い出しました。





しばらくキノコ採りから遠ざかっていたので忘れていたのです。
 



実際には、3日おきくらいに見にゆかないと最良の状態のキノコを収穫できないことが多いのです。



キノコの発育は条件がそろえば意外とスピードが速い。



なんとか収穫したボリボリ(ナラタケ)。きれいに洗ったところ。









今回、おもいがけず収穫したラクヨウ(ハナイグチ)。




一回で食べる分を小分けにしてパックしておきます。



   おしまい。




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良質のラクヨウとボリボリ幼菌を発見

2018-10-06 22:26:04 | キノコ
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良質のラクヨウとボリボリ幼菌を発見


201X-9-7(土)   高曇り 小雨 寒い


この日釣り場に向かう途中、適当なところでカラマツ林にはいり林縁で、出始めで良質のラクヨウキノコかなり採ったがキノコ発生地の規模はあまり大きくなかった。
 




















ここで、おもいがけず おいしいキノコ、ボリボリ幼菌群落を発見。すこし先のカラマツ林でも ボリボリ幼菌群落を発見。





ボリボリ幼菌はそうとう広範囲にみられる。1週間後に採りにくるのががよさそう。来週が楽しみ。


かみさんが小型のハチに左手を刺されひどく腫れ、常備しているリンデロン2T 服用。


そのあとキノコの多い林道へ入った。 


色変わりキノコなど面白いキノコが多かったが、おいしそうなキノコなし。 

旭川に住んでいた頃は、旭川キノコの会に入っていましたので、いろんなキノコにも興味があります。


オニイグチモドキは珍しい。










イロガワリ(ハンノキイグチ)。裏に指で字を書くとインクみたいに色が出てきます。




毒キノコのドクヤマドリ。




シロヌメリイグチ。




猛毒シロタマゴテングダケ。幼菌なので断定できませんが。




よく見かけるが名前わからず。



帰宅後 かみさんはがんばってラクヨウキノコ処理。



このキノコは表面のゴミをとるのが大変。



そこでゴミや泥が付着しないように必ず茎をハサミで切って丁寧に採集するのが原則だ。


今日は大根おろしあえ ザイグルでサンマ焼き魚 豆腐とラクヨウのみそ汁で豪勢な夕食であった。 








若いラクヨウはことのほかおいしかった。 



デザートは ブドウと 庭の トマト。




この項、続く。






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ラクヨウキノコ(ハナイグチ)大漁

2018-10-05 23:03:42 | キノコ
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ラクヨウキノコ(ハナイグチ)大漁




201X-9-8(日)曇り〜ゲリラ豪雨〜雨〜曇り


晩夏から初秋はオホーツクもキノコのシーズン。


この時期に発生するおいしいラクヨウキノコ(ハナイグチ)を採りに11時30分、自宅を出発。 


途中のレストランでオホーツク塩焼きソバの昼食後、ラクヨウキノコの発生するカラマツ林へゆく。



北海道では冬に落葉するカラマツをラクヨウと呼ぶ。


このとてもおいしいキノコは北海道では何故か、カラマツ林の林床に好んで発生する。


ラクヨウキノコと呼ばれる所以である。


かっては松の植林といえばカラマツがほとんどで、主に炭坑の坑木に使用されていた。


しかし炭坑が衰退すると、近年、色々な種類の松が植えられて、純粋なカラマツ林は思っていたより少なくなってきた。


そのため、ラクヨウキノコ採りもしばしば苦戦するようになっている。


この日入ったカラマツ林はかってラクヨウキノコを大漁したことがある。





しかし、今回は林床はほとんどびっしり笹がはびこってキノコ環境ではなくなっていた。




あてがはずれて残念であった。


ところが、思いかけず古いカラマツ巨木の林の中の林道ののり面に良質、出始めのラクヨウキノコが沢山生えているのを発見、大漁した。












エゾノコリンゴの実が沢山落ちていてきっとこの辺に民家があったのだろう。




ラクヨウは 幼菌も多いので来週 またとれそうだ。 


川沿いにヤナギタケ群落があった。


帰路、無加川にさしかかるとこの一体に相当なゲリラ豪雨があったようだ。


無加川、たちまち褐色の濁流になっている。


夕食は釜揚げうどんと ウィンナー。 


かみさんは大量のラクヨウキノコを漬けたり一回ごとに小分けにしたり、がんばって全部処理した。


夜は 雷鳴がすごかった。


そういえば、雷のすごい年はキノコが豊作だという。



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大きなヒグマと接近遭遇して........

2018-10-02 00:50:15 | ヒグマの被害など
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大きなヒグマと接近遭遇して........


2018-9-8(土)    晴れたり曇ったり 27℃



東胆振大地震後の北海道大停電で、まだ世の中は落ち着いていない。



この日北見市近郊の渓流でオショロコマの撮影を行った。唯一コンビニで売っている塩むすびの昼食。
帰路、昨年林道崩壊した沢の補修工事が終わっていたので何となくそこに入ってみた。

     







補修された林道はほどなく終わるが小さな砂防ダムが一基あった。



その付近でアメマス3 オショロコマ5 ヤマベ2 を釣ったが小型で魚影は薄い渓流だ。




















こんな源流域にヤマベが見られたのは意外で、思いがけずサクラマスがここまで登っている証拠を見た格好になった。




ここは渓相最悪のチョロ川でこの川が大雨の時には林道崩壊するほどの暴れ川になるとは信じがたい感じ。




帰路、窓をあけてゆっくり林道を下って行くと、ごうごうと水音がするので車を止め川の方へ降りてみた。




岩盤川が大たまりを三つ作っているところを発見。




大たまりには産卵行動のため遡上してきた40-50cmのサクラマスが多数泳いでいて壮観であった。




おおたまりに続く岩盤川は、すぐ上でかなり狭くなって、幅のせまい水路状の滝みたいになっていた。



ごうごうという大きな水音はこの滝状の水路を水が激しく流れ落ちる音であった。




ふと、この狭い水路状の場所を大きなサクラマスが登るときにはヒグマが容易にサクラマスを捕れるのではないかと思った。





大たまりの出口、瀬じりに小型の渓流魚が見えたので少し釣ってみた。




大型のサクラマスが多いせいか、他の魚は意外と少なくアメマス4 オショロコマ3 ヤマベ2が釣れた。















最後にアメマスを釣ってふと上流20mほどを見ると、なんと大きなヒグマがこちらを見ていた。




ものすごい接近遭遇で、こんな近距離で野性のヒグマと合ったのは久しぶりだ。




大きな頭は明るい茶色。



体は黒い毛がふさふさしてよく肥えてている。



私と目が合ったが、敵意や興奮している様子はなかった。



私もまったく怖いとは思わず、ああなんと格好よいヒグマだろうと思った、そのすぐ後にえもいわれぬ緊張感がきた。



ヒグマはじっとこちらを見ていたが、すぐに体を翻し、激しく水しぶきを上げながら川を少し走って左手の茂みに消えた。



この間、約10秒。写真など撮る余裕はない。 



またカメラを構えたりしたら、むこうの攻撃スイッチがオンになった可能性もあるだろう。



ヒグマの流れるような素早い身のこなしが残像に残った。






最近、ずいぶんとヒグマとの接近遭遇を経験している。




林道脇に捨てられた弁当の残りや、缶コーラ空き缶をあさっていたヒグマとの接近遭遇が二回。





今回は恐らくヒグマのサクラマス捕獲場所に侵入してしまったらしい。




うかつにも車のクラクションやホィッスルを鳴らしまくって川へはいるという、いつもの私の鉄則をおこたったのも原因と思われた。




ヒグマのほうで逃げてくれてまことに幸いであった。



ここのヒグマは知床などの新世代クマと異なり、まだ人間を恐れる古典的なヒグマであったのが幸運であった。 



ふとアメマスを水中撮影しようとしたが、はっと気をとりなおし、それどころではないことに改めて気づく。



大急ぎで斜面を這い登って林道へ出て、車に乗ってバタンとドアをしめたらやっと正気が戻った感じ。



午後4時20分であった。



えんえんと林道を下り、畑作地帯へでて、やがてアスファルト道路になって、そこでゆっくり武装解除した。




帰路、コンビニのローソンでチビあんパン5個入りを買って食べた。




地震後の北海道大停電の余波でまだ流通は回復しておらず、商品棚はおおかた空っぽでした。




夕方、北見市にもどりきれいな夕焼けを見ていると、今日のヒグマとの超接近遭遇が、あらためて恐怖としてよみがえってきた次第。








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湿原のオショロコマと降海型ニジマス

2018-09-23 17:22:02 | 渓流魚、蝶、自然
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湿原のオショロコマと降海型ニジマス  新緑、クロユリと水草が美しい超美麗渓流、 

201X-6-11(土) 曇り のち晴れ 暖かい

この日、N川水系のとある支流に湿原のオショロコマを見にいった。


文字通り、超美麗渓流、心が洗われるようなたぐいまれな美しい渓流である。




いっぽう初夏の木々の緑が茂り草丈も高くなり早春のころよりは歩きにくい。







美しい金魚藻がびっしり川面を覆ってで水面が見えないところが多く、餌をその隙間にうまく流し込んで魚を誘うのだが、けっこう技術が必要である。







この水域は深いたまりは無くて比較的浅いが、思いのほか流速がある流れで足下の小砂利がみるみる流され足下がぐらりとくるので要注意。




この日は小型オショロコマが多く、また釣れる魚の数もそう多くはなかった。










岸辺のいたるところにある湿地に足をいれると底なし沼みたいに、ずぶーっと沈んで脱出するのに一苦労。


転倒でもしようものなら一人ならおぼれてしまうかもしれない。


川の中を歩くと激しく濁るのでこれまた釣りにならないので岸つたいに釣り下るしかない。






今日は クロユリが満開でいたるところに咲いていてまるで別世界のようだ。クロユリをかなり撮影した。



クロユリは恋の花と歌われるロマンチックなイメージの花だが、この曲の作詞者はクロユリのことをまったく知らないのだと思う。



歌の歌詞のなかでは、愛する人にささげれば必ず恋はかなうとされるが、もしこの花の臭いを嗅いだならあまりの悪臭にのけぞってしまいます。
    

クロユリはこのひどい悪臭に集まるギンバエを利用して受粉するのです。


恋は、かなうどころか、たちまち終わること間違いありませんん。



川を再び釣り登って帰るのは大変なので岸が牧草地に近づいたところで崖をよじ登って川から上がった。



牧草地はタンポポの花が終わり綿毛がみわたすかぎりあって壮観であった。




タンポポはすべて攻撃的外来種セイヨウタンポポで在来種のエゾタンポポは見あたらなかった。








少し上流のリンドウの群落があるところからまた川に入った。


夏場はうっそうとして、底なし沼様の川岸で閉口するのだが今日は水量がいつもより少なく、ヨシなどの川岸の草がなく見通しがよいのでいつもは入って行かない上流方向へ川岸をつたって釣り登ってみた。








オショロコマ若魚が5匹、ニジマス若魚3匹が釣れた。























ニジマスはこの川特有の白っぽい個体で恐らくスチールヘッド系の種苗だろうか。






体形が細くなり、ウロコが銀色を帯びるようになり、ヒレが透明化し、辺縁が黒化して、渓流のトラウトたちがギンケ化して降海型となるときの一般的な外見的変化を示している。



このほか魚体がずんぐりして赤い帯が鮮やかな別の種苗と思われる一般的な外観のニジマスもみられる。




この湿原の渓流では、この10数年、ニジマスとオショロコマの力関係には変化がなく、いくつかの理由で他の水系のようにオショロコマが一方的に圧倒されている気配はない。



この水域も、やはり川岸はぬかりやすく危険を感じ100mほどで引き返した。



帰りに時期遅れだが依然おいしそうなコゴミと新鮮な水草クレッソンも少し採集した。




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エゾイワナとニジマスとの闘い

2018-09-19 06:48:25 | エゾイワナ
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エゾイワナとニジマスとの闘い

    


2017-10-20 (金)  晴れ 14℃ 


朝9:00起床。 



よく晴れている。



外へ出るとぶるっと寒いが青空がひろがっている。



昨夜入念に地図上で検討したA川水系のとある支流の支流の支流へオショロコマを捜しに出かけることにした。



A川水系は多くの支流がありそれらの多くはすでに調査済みだが、これまでオショロコマを発見できたのは僅か3本のみ。



ほとんどはアメマス(エゾイワナ)のみが棲息しダムのない川にはヤマベもみられる。



また数本の支流はニジマスが大繁殖しエゾイワナとニジマスがつばぜりあいを続けている。



ニジマスがエゾイワナに負けて消えつつある川やその逆の川もある。



オショロコマのようにニジマスに一方的に負けてしまうとは限らない。



一方、オショロコマの棲息する3本の渓流のうち2本はすでにニジマスの侵淫がありそこのオショロコマは巨大な体躯のニジマスにおされ明らかに衰退しつつある。



今日は、となりの支流を調べるのに意外と時間がかかったため、この渓流には午後2時に入った。









A川水系支流源流域の特徴で、どの渓流も川岸まで深い笹が繁茂して林道から渓流へ入って行くのが大変。







つまり、渓流へアクセスできる場所はそう多くはない。






源流までに、渓流へアクセスできるポイントが6箇所あった。


もちろんクマ笹こぎの艱難辛苦が苦にならなければ入渓のチャンスはもっともっと多くなる。





この渓流は基本的には直線的なダラダラ川だが、小規模なたまりやよどみには大抵ニジマスとエゾイワナがいた。





























数的にはニジマスと(エゾイワナ化した)アメマスは同じくらいでここでは勢力伯仲といったところであった。
































同じ大きさではニジマスのほうが圧倒的に強烈なファイトをみせる。




























結局、源流域までさぐったがオショロコマは発見できなかった。



1時間30分ほどで エゾイワナ8 ニジマス15 を釣って撮影した。



またおのおのこれらと同じくらいの数の個体を釣り落とした。 




前述のごとく、リリースすることを前提にしているのでかなりの早あわせをしているためである。



つまり、針かかりが甘い。



オショロコマと異なり、エゾイワナ(アメマス)の場合は必ずしもニジマスに負けるとは限らない。



それで、今日撮影させていただいた魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。



ここの水温は8℃ととても冷たく水のなかに手を入れての撮影はしんどい。



山あいの渓流は午後3時を過ぎると陽は入らずあたりは暗くなってきて気温もぐんぐん下がる。



午後3時30分、そろそろ限界、釣りは終了して武装解除した。

    







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空知川水系支流のカワマスとアメマスのF1 は確認できていない

2018-09-17 08:52:55 | カワマス
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空知川水系支流のカワマスとアメマスのF1 は確認できていない。



K.I さんからの空知川水系のカワマスに関する貴重な情報第2弾です。

        



前回のブログにカワマスとアメマスとの F1のお話がありましたが 2017年まで 私が釣り上げたカワマスにそのような魚体特徴は確認できていません。


また、カワマスの釣れる区間でカワマス以外の魚(ニジマス・オショロコマなど)が釣れたこともありません。



その区間はカワマスばかりです。アメマスがいないので、そもそも雑交は起こりません。



その区間よりかなり上流の山地帯の水域ではアメマス系のエゾイワナは釣れます。



そこまでは人工の堰堤が連続することでカワマスとの混生が奇跡的に回避されているのかも知れません。



他の支流は分かりませんが・・




もう1度、カワマスの純正であろう写真を送ります。

        


また、同じ川の源流域のエゾイワナも送ります。


    

どちらもF1ではなく純正そのものだと思います。



K.I さんから カワマスとアメマスとの F1 に関してコメントをいただいたので貴重なデータとしてブログにアップさせていただきました。 前述のごとく、かって空知川水系では カワマスとアメマスとの雑交が問題になっているとの学術報告がありましたが、その後は この報告のように雑交F1 は確認されていませんでした。





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北海道空知川水系の純系カワマス鮮明画像

2018-09-11 02:00:50 | カワマス
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北海道空知川水系の純系カワマス鮮明画像


      





オショロコマの森ブログ5の読者である K ,I さんから 2015年8月〜9月にかけて釣った北海道空知川水系のカワマスのすばらしい画像が送られてきました。



北海道空知地方では過去に養殖池でカワマスの飼育が行われていたことがあり、その子孫が空知川水系の一部で今日まで命脈を保ってきたものとおもわれます。



そのような空知川水系のカワマスについては、アメマスとの雑交を憂う学術報告がなされたことがあり、新聞で報道されたこともありました。


新聞報道外来魚ブルックトラウト、アメマスとの交雑確認-空知川支流 [北海道新聞2003年06月28日(土)] や日本生態学会第51回日本生態学会大会 釧路大会要旨 2004-7-30 移入カワマスと在来アメマスとの交雑現象 



その後も空知川水系のカワマスは、しばしばその存在が密かに語られてきました。



しかし最近での実態は不明で、鮮明な画像すらもこれまで報告されたものは私の知る限りまったくありません。



私たちも空知川水系のカワマスを捜したことがありますが発見できず、その経過をオショロコマの森ブログ5などに報告したことがあります。



そのブログ記事を読まれた K.I さんから貴重なご経験と画像が送られてきたものです。





以下は K.I さんからのメールですが、詳しい生息場所の特定を避けるため一部表現を変えてあります。



 空知川水系支流で純系カワマスを釣りました。



北海道に約5年ほど赴任をしておりまして今年やっとのこと本州の地元に戻って来ました。



魚の生態も釣りもそして自然も大好きなので「オショロコマの森」は単身赴任前から現在も楽しみに拝見させて頂いております。



北海道にいる間に鮭・マスの種類はすべて釣りたいとあちこち回りました。



魚の種類には詳しいと思っておりますが、とある空知川水系支流でオショロコマでもエゾイワナでもアメマスでもないキレイな魚が釣れました。



きっと貴方がが探しているところのブルックトラウト(カワマス)だと思います。




不思議なことにある限られた区間でしか釣れず、でもその区間内ではライズも多く、ルアーにも貪欲にアタックしてきます。




その上流・下流はまったく生態反応なしでした。




送られてきた臨場感あふれる画像では 2015年8月〜9月 にかけての、カワマス成魚♂♀個体が示されています。



2015-8-2







2015-8-15





2015-8-15





2015-8-15







2015-9-5




2015-9-5




2015-9-5




空知川水系の鮮明なカワマス画像が示されるのはこれが最初で、まさに記念すべき貴重な写真とおもいます。 




K.I さん、本当にありがとうございました。



生息場所はごく狭い水域であり、そこで半世紀以上にわたって密かに繁殖を繰り返してきたものと思われます。



今回は成魚の画像ばかりですが、幼魚、若魚はいたのでしょうか ?。



幼魚、若魚の存在はそこが繁殖場所である証拠になりとても重要で、是非それらの画像も見てみたいものです。




道東での生息状況をみても、カワマスはごく限られた特異な環境にのみ適応できるようで、ブラウンやニジマスのような旺盛な繁殖力・環境適応能力はないようです。




しばしば 唱えられる カワマスは他のトラウトと交雑しやすく F1は繁殖力がなく、移植されると在来のトラウトもカワマスもやがては全滅、すべて消えてしまうといった悪魔の図式は、いかにも一般受けしやすい話です。



しかし、日本での実例は少なくとも私は知りません。



その理由は北海道や本州(長野県)では、オショロコマ、アメマスやイワナと、カワマスの現実の繁殖時期がたまたま微妙にずれているからだと推定されます。



もちろん、道東でも長野県でも一部の交雑(F1)は見られますが、これら日本の例では F1、純系カワマス、純系在来トラウトの三者共存といった生態系に落ち着いています。




よく言われるように F1 にまったく生殖能力がないのかどうかも現実には不明です。





ただ、今回の空知川の場合は純系カワマスのみ生息しているようで、在来のアメマスが交雑などで消えたのか、もとからいない水域だったのかは不明です。



ここのカワマスのDNA にアメマスの痕跡があるかどうかも興味深いところです。




空知川水系では当初アメマスとの交雑が問題視されていたようですが、今後は是非その F1 の実際の画像も見てみたいものです。





K.I さん、これらについても、今後ともなにとぞ宜しくお願いします。




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