オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

危険なオショロコマ

2015-04-29 05:34:16 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


20XX-6-29 (日) 霧雨 のち曇り 気温10℃ 寒い。

危険なオショロコマ


朝6時30分起床。 朝風呂に入ってまた露天風呂にも入った。

7時30分朝食。最近はやりのバイキングスタイルではなく、またウニの間のこあがりに食事が用意されていた。

食後のコーヒーも付いてサービスがよい。このホテル、食事付きの宿泊代はびっくりするほど格安でした。

布団敷きのおじさんとホテルのフロントのおじさんに羅臼のオショロコマにつき聞いてみたが地元では全くの雑魚扱いで、そんなの川に沢山いるよとのことで、皆さんあまり興味はなさそうだ。

実際には、現在羅臼川下流域のオショロコマは危機的状況なのだが、そんなことにも興味を示す地元民はいないし誰も知らない。

かっての斜里川のイトウみたいに、ほぼ絶滅近くに減少しなければ誰も注目しないのだろうか。

朝8時30分。羅臼町の標津方面のはずれにある TNU川に入った。

国道の橋からは川があることすらわかりにくい。橋から海まで50mほどはコンクリート完全三面張りだ。

川は本当のチョロチョロ川だが短い区間に本格的なダムがなんと5つもあった。

海とこの渓流との交通は完全に遮断されている。

もはや降海型・遡上型オショロコマは存在できず、この渓流にいるものはすべて河川残留型のオショロコマであろう。

ダムとダムの間はオショロコマが生息できるような水量がないところがほとんどだ。

しかし、唯一カ所、ダム下の畳1-2枚ほどの広さのたまりと、その下流に25cmくらいまでのオショロコマが奇跡的に密集して生き残っていた。




























































こんな流程の短いチョロ川に本格的なダムがなんと5基。実は知床の川はこのようなダムだらけのものがほとんどなのです。そのため何万年も続いてきたオショロコマの降海・遡上の生活様式はこの数十年で完全に破壊され、河川残留型がほとんどといった現状になったと思われます。





こんな貧相な場所に釣りに入る人は恐らく私たち以外には皆無と思う。

ここのオショロコマは生息環境が暗いせいか全般に暗褐色調で腹、ヒレ、赤点紋理は暗い赤である。

おおかた同じ形態のオショロコマばかりで遺伝子の多様性は外見的には感じられず、あまり変異のない個体群である。

海との交流を遮断されて久しく、遺伝的にかなり血が濃くなってきていることがうかがえる。

ここは人間の手厚い庇護下の養殖池とは違うきびしい自然生息環境である。真夏の渇水期など、一体どうやって生き残ってきたのだろう。

このままでは遺伝的には、かなり危険な状況のオショロコマ個体群といえる。

つまり、なにか重大な危機がおとずれた時には遺伝的多様性皆無のこの個体群は一気に絶滅してしまう可能性がある。

危うい個体群だ。

木々が繁ってひどく釣りにくい。環境がひどいせいか渓流釣りをやっているという気分にはなれない過酷な釣りであった。

覆い被さる木の枝に竿が激しくぶつかり、ここで愛用の釣り竿穂先を一本折ってしまった。

ここではオショロコマを大小20匹ほど釣って水中で手早く撮影し、すべて丁寧にもとの場所にリリースしました。





にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

すごいアマゴ

2015-04-27 00:19:42 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村




すごいアマゴ

北海道にはアマゴが棲息していませんが、ごく一部の地域で過去にヤマベとともにアマゴが放流されたことがあり、北見市の近くの渓流で赤い点々のあるヤマベ?? が釣れた時期がありました。

この種苗は結局絶えて今は存在しません。

私はアマゴについては多くを知りませんが、先日、まっことすごいアマゴの写真を見る機会がありました。






すでにご存じの方も多いとは思いますが、このHPの主催者の加藤氏と記事の作者吉安先生の御許可を得て、ご紹介させていただきました。

このすごいアマゴの種苗はサトウマスと命名されたようですが、その後の経過がどのようになったかは興味深いところです。




にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

殺人ヒグマ逮捕  私たちのヒグマよけ対策

2015-04-24 17:15:54 | ヒグマの被害など
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



      殺人ヒグマ逮捕  私たちのヒグマよけ対策。



         
 








2015年4月24日(金)北海道新聞朝刊28Pによれば、2013年春に女性一人を殺し、2014年春にも女性一人に重症を負わせ、その後ハンターの追跡をかわして逃亡中であった道南の殺人ヒグマが 2014年夏に駆除されていたことがDNA鑑定で判明した。

雄のヒグマは、かなりの距離を移動することが知られているが、このヒグマは2014年のヒグマ事故現場から北東16Km地点で箱罠にかかっており、意外と近くにいた。

人間がひどくか弱い生き物であることを知ってしまった危険なヒグマが駆除され、一安心といったところ。

しかし道南のヒグマは人間との接近遭遇によるトラブルが多い傾向があり、これからの山菜採りシーズンは依然注意が必要と思う。

源流域でのオショロコマ調査はヒグマとの接近遭遇と、もろに背中合わせと言える。

私たちは熊スプレー、鈴、ホィッスル、大型ナタで一応は武装??していますが、本当のところ運を天にまかせているのが実状です。やたら鋭く鳴り渡る100円ショップのホィッスルが一番効果があるような気がしています。


    






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イオウ臭の川に棲む灰青色のオショロコマ

2015-04-23 01:25:58 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

20XX-6-28  晴れ のち曇って寒い

イオウ臭の川に棲む灰青色のオショロコマ。



朝9時 北見出発。これまで、普段あまりよく調べていなかった知床の羅臼側の小渓流のオショロコマを撮影に出かけた。

今回は魚がいるのかどうか分からないような小規模な渓流や沢も逐一丁寧にさがしてみる予定だ。
 
まず、峠を越えて羅臼側斜面にはいってしばらく下ったところにあるT川支流の SKMK川に入った。



この川は上流域でいつ来ても何となくイオウ臭の漂う渓流で、川の水も凄烈とはいえず透明度も低い印象をうける。

この渓流はT川の他の支流と異なりヤマベはきわめて稀で小型のオショロコマが圧倒的優勢の支流だ。

こんなヤマベがいない渓流に、何故か釣り人の痕跡がありヤマベ釣り専用ビクの竹細工のエサ入れが落ちていた。





ちなみに、このあたりでは7月1日のヤマベ釣り解禁日前にヤマベ釣りに入るヤマベ釣り師はとても多い。

当然ながら、私たちにヤマベ密漁の気持ちはさらさら無いが、他人にみられると解禁日直前のヤマベ密漁と誤解される可能性は否定出来ない。

この渓流独特の小型で灰青色調のオショロコマが多かったがサイズが小さすぎるのと魚がすれているのは釣り人が入ったことを示唆しているのかも知れない。

小規模なたまりを探りながらしばらく釣り下った。

オショロコマ30匹ほどを釣って撮影、オショロコマたちは撮影後すべて丁寧にリリースした。



































































































しばしば渓流の宝石などと呼ばれるオショロコマだが、この渓流の個体群は御覧のとおり決して美しいとは言えない外観である。

美麗なオショロコマとはやや趣を異にする、いかにも野性的な外観の個体群と言えようか。

この日は上流域では灰青色のオショロコマが多かったが下流に下って行くにつれ黄色調を帯びる個体が増えていった。

本流に棲むオショロコマの影響を受けているのだろうか。


気がついてみると、風向きのせいか今日はあまりイオウ臭を感じなかった。





にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

孫たちとナイトミュージアム/ エジプト王の秘密を見た。

2015-04-20 21:24:03 | 映画
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

2015-4-4 (土)  晴れ
孫たちとナイトミュージアム/ エジプト王の秘密を見た。







孫たちにせがまれて この日 11時30分家をでて 北見市のイオンシネマに ナイトミュージアム/ エジプト王の秘密 12:00~13;45 を見にいった。








一番下の子がかついでいるのは、幼児用補助椅子です。座高が低い子供もこれで画面がよく見えるのです。


土曜のせいかけっこう混んでいて 子供連れが多い。 

子供たちを3人並んですわらせ 私は左斜め前の空席に着席。 

私の後ろの 子供が映画で興奮して 私の椅子をしきりに蹴ったり 母親にぺちゃくちゃしゃべりかけたり やたら うるさい。

振り向いて注意したい衝動にかられるが 見ると右斜め後ろの我が家の子供3人も 興奮して けっこうしゃべったり、体をゆすったりしており ここは知らないふりをして我慢するしかなかった。


映画は 夜になると 博物館の展示動物や 蝋人形、恐竜骨格などが あたかも生きているようになって、動き回りいろいろやるという お子さまむけ どたばた喜劇映画。 私にとっては面白くも面白無くもないが、子供たち大喜びの顔を見たいばっかりに今日の映画見物になった。 高齢者にはちょっと微妙な映画であった。

そのあと 大戸屋で上二人は 四元ブタトンカツ重 末っ子はお子さまオムライス 私は 焼き魚定食で ランチ。

さらには 注文よせばよかったデザート、なかなか出てこない間 えんえんとあまりにおおらかにおおはしゃぎ。

店の人やまわりに多大なる ひんしゅくを買っているのは間違いないが 叱ってもどうにもならないし 私は恥を忍んでひたすら知らないふりをして無視。

おっかないおじさんやおばさんが一言けわしい顔で言ってこないかひたすらドキドキのランチタイムであった。



おおはしゃぎ昼食は終わりなんとか無事に帰宅できてめでたし、めでたし。

さて かわいい孫たちが じいじに映画見物をせがんでくれるのは あとどのくらい続いてくれるのだろうかなあ。




にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

良型・美麗な知床半島羅臼側PSK川のオショロコマ

2015-04-19 18:24:09 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

20XX-6-28 (土) 晴れ のち曇って寒い。

良型・美麗な知床半島羅臼側PSK川のオショロコマ


この日、朝から知床半島羅臼側の小渓流を何本もさぐってオショロコマを撮影したが最後にPSK川のオショロコマを撮影した。



知床半島羅臼側特有の赤い腹部、鮮やかな赤点紋理、赤いヒレの良型美麗なオショロコマが多い。

最近この渓流のオショロコマが急速に減少してきている。

なぜかこの日は個体数が多く20匹以上を釣って撮影したが、とてもきれいな写真が撮れた。

この日個体数が多かったのは、海(汽水域)からのオショロコマ遡上があったのかな。



























撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。

もう時間が遅くなり、今日はこれまで。寒さで体が冷え切った。



川岸に小型ルアーの紙ケースが落ちていた。こんな小規模な渓流にルアー釣り師が入っているのだろうか。


この渓流は数は少ないが、この時期サクラマスが遡上するのでそれを狙っている可能性(密漁)があるとおもう。



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨と霧、28cmオショロコマ撮影

2015-04-16 21:33:57 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

20XX-8-3(日) 小雨ー曇ー雨-霧 寒い

雨と霧、28cmオショロコマ撮影

朝九時、曇空の北見を出発。天気予報は盛んに大雨だとか強風だとか天候悪化をほのめかせる予報ばかりを続けるのでなんとなく気が重い日であった。

結局、この日は朝から天候が悪く濃い霧から小雨となり、終日寒い日であった。

釧路川水系源流域をオショロコマを探してあちこちさぐったり、大型ニジマスのポイントをさぐったりしたが、いずれもこれといった戦果がなく実に不満足な一日であった。

急に思い立って、久しぶりに以前からオショロコマ棲息を確認しているとある釧路川水系の渓流にオショロコマを見に寄ってみた。

























ニジマス幼魚。


アメマス幼魚。


















































28cm の見事なオショロコマ。







もう夕方であたりは薄暗くなって小雨が降りしきり、霧もかかってコンデションは最悪であったがこの奇跡的なポイントだけはオショロコマは多かった。 

この日は20-28cmの良型オショロコマも見られた。

28cmのオショロコマ♂は特に見事な個体であった。

雨でデジカメが濡れないよう細心の注意を払いながら撮影を行った。

ニジマス幼魚1匹、アメマス若魚5匹、オショロコマ30匹ほどを撮影した。

この日釣れた渓流魚たちは、ニジマス以外は全て丁寧にもとの場所にリリースした。やがて、あたりが暗くなり霧も濃くなってきたので釣りを終了し武装解除した。

今日は一日中雨が降ってけっこう大変な釣り行であった。








にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恐怖のワナ

2015-04-13 20:46:50 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

20XX-5-28(土) 晴れ 暑い 24℃

恐怖のワナ。



昨日、釣りで疲れたので今日はお休みと思ったがあまり天気がよいので午後2時から久しぶりに近郊の林道へフキとりに入った。










暑い。愛犬クッキーは途中で買ったガリンコクンを狂ったように舐め、お気に入りのようだ。




フキは川沿いのもの以外はもう虫がついており川沿いのみずみずしいものを選んで採集。





ミツバや、白い花の咲いているニリンソウをおひたし用に採取した。クッキーちゃんは何となく疲れた様子。

タランボ(タラノメ)があったが昨日、かなりの量を採取したので今日はパス。







林道には地元の人と思われる車が2台のみ。

北海道特産の小型のタテハチョウ、アカマダラ春型が飛んでいるが気温が高いので活発に飛び撮影しにくかった。




アカマダラ 春型♂。


アカマダラ 春型 ♀。

比較的珍しい北海道特産の小型シジミチョウのジョウザンシジミは1♀発見したが撮影できず飛び去った。

ぼろのエゾヒメギフチョウ1♂がタンポポに吸蜜していたのを撮影。

ルリタテハ、キベリタテハ、シータテハ、クジャクチョウの越冬個体が見られた。

この林道沿いの川はかってはヤマベ、アメマスが多かった。




しかし田中角栄の日本列島改造論の時代に突然多数のダム群が造られてから、やがて死の川となった。



以来ずっと死の川だが、良たまりを見るとつい本能的に竿を入れてみるが、やはり、まったく生体反応がなかった。

ただ石をはぐると石をつづって巣をつくるテッポウムシ(オショロコマの大好物)は多かった。

死の川となったこの渓流にはかって養魚場の若いニジマスが放流されたことがあるが結局いつかなかった。

むしろ、オショロコマのほうがいつくかもしれない。

広葉樹が多い林道は自然が豊かで気持ちがよい。

ツバメオモト、ヒトリシズカ、エンレイソウ、オドリコソウなどの群落をみながら林道をゆっくり終点までのぼり、またもどった。



ヒトリシズカ。








エンレイソウ。




オドリコソウを撮影していて何となく異様な感じがして、よくよく見るとなんと小型のクモがオドリコソウのツボミに完全擬態して獲物がくるのを待ちかまえていたのであった。






恐怖の罠だ。








かってエンレイソウの花の中央に透き通るような色調の緑色のクモが同様に擬態して待ち伏せしているのをみて驚いたことがあった。

そこでエンレイソウの花を調べてみたが今日はそのクモを発見できなかった。

昼は何となくたべすぎたので、今日の夕食は 冷たいウドンとニリンソウ、ミツバのおひたしであっさり済ませた。




にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初冬、越冬直前の氷下オショロコマたち。その弐。

2015-04-12 21:43:36 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村


2014-11-28 (金)  晴れ    6℃

初冬、越冬直前の氷下オショロコマたち。その弐。

この時期は川の水がとても澄んでいるため鮮明な写真が撮れた。





産卵後、♂は体力を回復しており、1部の個体では 尾ビレなどに産卵行動の痕跡が残るが、やせた感じは少ない。


水中に手を入れてオショロコマを撮影しているとみるみる体温が奪われてゆくのを感じる。 

川をみながらゆっくり林道を降りてゆくと、もう一箇所川面が開いているところを発見した。


わずかに氷が開いているところに振り込み、ここでオショロコマを7匹撮影。


このうち♀3匹はまだ産卵行動の痕跡が残っておりやせていた。



































これら2箇所以外では、はや川面はかなり凍って釣りにはまったく不適な時期であった。

このあと渓流は深い雪の下になり、氷下オショロコマたちも越冬体制に入ってゆく。

撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。




にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初冬、越冬直前の氷下オショロコマたち。その壱。

2015-04-09 00:14:32 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

2014-11-28 (金)  晴れ    6℃

初冬、越冬直前の氷下オショロコマたち。その壱。



午前11:20 初冬のオショロコマを撮影に M川水系のとある支流の源流域にむかって自宅を出発。

このところしばしば降雪があるがいまだ本格的な積雪はなく、幸い林道もまだ開いていた。



林道は日陰はしっかりとツルツルに凍ってアイスバーンなので慎重にゆっくりと走り行けるところまで行ってみた。 

北見市内は+6度Cでこの時期としては暖かいほうだが、深い谷合いの渓流は、陽が入らないためやたら寒い。

体感温度は-10℃といった感じか。

源流域の渓流は、はや広範に凍っておりところどころ一部川面が開いているところに振り込み黒オショロコマ6匹をやっと釣って撮影できた。











































♀のなかには、今年は産卵行動に参加していないかのように、きれいでよく肥えている個体がみられた。 必ずしも全ての♀が産卵行動に参加しているとは限らないように見える。


やや大型の♂♀は明らかに産卵行動後に見え、この時期ゆっくりと体力を回復しつつあるように見える。


この時期、活性は最低で喰いはあまく、あたりが取りにくいので他にもけっこう逃げられた。

釣り上げたオショロコマを手早く撮影し、丁寧にリリースを繰り返す。

             この項、続く。




にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オショロコマがいた。

2015-04-06 20:14:04 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

20XX-8-16 土  晴れたり曇ったり、後に小雨

オショロコマがいた。


朝10時に北見を出発。初めてM川上流のとても小さな支流 KWB川に入ってみた。

かねてより、気にはなっていたが、あまりにも小規模な流れであったため、調査がとてもおっくうな小渓流であった。一般的に、こんな渓流にオショロコマがいることはまず無いからだった。



林道の橋をわたるとき、橋下の小さなたまりにぴゆっと小型の魚影が走ったのが見えたので釣ってみた。

やや暗色調のとても小型のオショロコマ個体群がいた。








暗色調の魚体に赤点紋理がくっきり映えて、見ようによってはとてもきれいな個体群だ。









川は本当に貧相なチョロチョロ川で浅く、流呈も短かい。





結局とても小型のオショロコマと小型アメマスしかいなかったが、こんな小渓流にも釣り糸が落ちていたのには驚いた。

撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。 

夏の毒草トリカブトがあちこちで鮮やかな紫色の花を満開につけていた。



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

層雲峡氷瀑祭り、豪快タイヤチューブ滑り、大人気

2015-04-05 13:26:45 | 旅行
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

2013-3-30 (土)  晴れ--雪--吹雪--曇り

層雲峡氷瀑祭り、豪快タイヤチューブ滑り、大人気



13:35 我が家の近くの大型スーパーのマジーの前バス亭で 北見市ー朝陽亭間の無料送迎バスにのり 層雲峡へむかう。

この土日で最終日となる層雲峡恒例の氷瀑祭りを見に孫たちと出かけた。

層雲峡の冬の厳寒気象を利用してホテル街に近い石狩川河川敷におびただしい数の氷の像や建造物、お遊び構造物を造って夜は色とりどりのライトアップ、最後は花火打ち上げで景気をつける。



温根湯道の駅でトイレタイム15分。 この15分の間に 山の水族館へ走り、大急ぎでイトウの大水槽、 オショロコマ群泳滝ツボ水槽 凍る水槽の氷下渓流魚 を撮影してバスにもどった。

毎度のことだが孫たちはバスの中でハイになり常軌を逸したおおはしゃぎ。

きっと多大なるひんしゅくを買っているのは間違いないが、かといってどうにもならないので私たちは知らないふりをする。

近くの乗客の方たちには申し訳ありませんが、まっこと頼もしそうな孫たちで将来どんなになるか楽しみ。

いまだ真冬状態の石北峠を越え、層雲峡が近づくと思いがけず急に雪模様。 

やがてホテル朝陽亭についた頃には猛吹雪になった。氷瀑祭りどころではない悪天候になってしまった。 

どうしようかと思ったが夕方 吹雪が小やみになったので 朝陽リゾートホテルまで 連絡バスでゆき、そこから 氷瀑祭り 会場まで 15分ほど 20cm ほどの新雪のなかを徒歩で行った。

まさか吹雪になるとは思わず今日は長靴をはいてこなかった。

寒いのと 革靴で雪をこいで歩いてゆくので疲労困憊、まいった。高倉健の映画、八甲田山、死の行進みたい。








入場料大人200円。氷瀑神社や 鍾乳洞みたいな雪の洞窟、 最後はタイヤチューブにのって氷の滑り台を滑り降りる(15分300円)のが大人気であった。

















お賽銭のコインを氷の柱に押し当てると、人肌温度のコインが氷柱にべったり張り付いて、これが氷瀑祭り神社へのお賽銭になります。


今日の氷爆祭り入場者は少し前まで吹雪で会場閉鎖中であったせいか とても少なかった。

とにかく体が冷え切って やっとのおもいで朝陽リゾートホテルまで再び歩いてもどり 温泉につかって一息ついた。

タイヤ滑りではおおはしゃぎしていた孫たちも最後には寒くて寒くて泣く子がでる始末。

みなさん低体温症寸前。 今回は、かなりきわどい 氷瀑祭り見物 であった。

バイキング形式の夕食は食べ過ぎた。夕食後、せまい層雲峡の谷間に花火がひとしきり打ち上げられた。











そのあと ロビーで宿泊客大集合、ビンゴ大会ですごい盛り上がり。 孫の一人ががナキウサギのぬいぐるみをゲット。






孫たちはおおはしゃぎしすぎて疲れて ダウン。エネルギー枯渇し10時すぎ ばったりと 寝てしまった。


翌日、なんとか無事に北見へもどりました。

 ちなみにこの年で38回目という層雲峡氷瀑祭りですが、私たち夫婦は 初めていってきました。 普通なら冬場閑古鳥の層雲峡もこの氷瀑祭りでなんとかなっているようです。


                       おしまい。


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンデス山脈のニジマス

2015-04-04 17:30:52 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

2005-1-7 (金)  曇り 峠は一時陽がさす。

アンデス山脈のニジマス。




朝5時30分。アンデスアマゾンの入り口の町SATIPOをトヨタハイラックストラックで出発。

アンデスアマゾンの奥地で蝶の採集と撮影をしてきたが、昨日SATIPO へもどり、いよいよ日本に帰る日がきた。

Mr. Loco が運転しICC氏とその長女と私の4人でアンデスを越えリマまでの自動車旅行だ。 

ICC氏の長女は夏休みの2か月を知り合いのリマの女性弁護士宅に居候して過ごす。 

いつものラ・マルセドのレストランで朝食。できたてパンとフルーツサラダがうまい。      
 
車のなかで一眠りしたら11時頃、もう 標高5000m付近の峠ラ・オロヤの ペルーの稀種の高山蝶モッシモンキチョウ C.mossi のポイントに到着。

寒い。強風。しかしゆっくり登ってゆくと、時々日が射し高山性の鹿の一種ビクーニャの死体や糞に C.moosi,黄色コリアス、チチカカヒメシジミ、セセリ、高山性シロチョウ、こげ茶色のジャノメ等がびっしりと吸汁にあつまり、予定どおりの一網打尽採集法でかなりの蝶を採集できた。100頭以上を1時間で採集した。

やがて日がささなくなり急速に気温が低下し採集はおしまい。高標高での採集で、高山病一歩手前、はあはあ、ぜいぜい呼吸苦、頭痛、めまいがひどい。

すぐ下の川のほとりを歩いてあたりの風景を撮影したが、ニジマスがいても良さそうなきれいな水温10度C の水と水草のあるきれいな渓流だ。

実際20cmほどのニジマスとおもわれる魚が走ったのをはっきり確認した。





アンデスの高山帯の国道添いのニジマス養殖所でニジマスの揚げたのを食べたがうまかった。

30cmほどのが一匹5ソル 約150円ほどだがペルーの食品価格としてはかなり高いようだ。

この日、出荷したのか養殖池のニジマスは以前とくらべかなり少なかった。







ペルーの高標高地ではニジマスの養殖が盛んである。

国営のふ化施設から稚魚を買い冷涼な気候のアンデス高山帯でフイッシュミールで飼育している。

ペルーでも、近年養殖ニジマスの放流であちこちの渓流ではニジマスがよく釣れるという。

在来の魚類に対する影響などないか聞いてみたが、今のところ、そんなことは一切気にしていないようであった。

かって、北海道ではニジマス放流は川の魚種を増やし川を豊かにするとの考えから行政主導でいたるところで盛んに行われてきた。

2015年現在ではニジマス放流による在来のオショロコマ、イトウ、陸封型ヤマベなどに対する多大なる悪影響が明らかになり、放流ニジマスのため絶滅ないし激減したオショロコマ個体群は本ブログでも多々報告してきた。

特に渚滑川水系サクルー川の貴重なオショロコマは、長年のニジマス放流でまさに危機的状況にあり早急な対策が望まれる。

ペルーでも無制限なニジマス放流が続けば北海道と同様に在来魚に対する悪影響が顕性化してくるのは時間の問題であろう。

ニジマスを食べ、そのあとはまたえんえんと山を下り夕方にはリマにはいり いつものホテルビラローマについた。ここのホテル代は一泊25ドル。

夕食はICC氏の友人のコーヒー輸出業の女性をつれて市内の中華レストランへいった。コックが変わったのだろうか、前回と異なりこの日ここの中華料理はまずかった。

翌朝10時30分に空港にゆきICC氏たちと別れた。荷物検査場の前で7ドルよこせというので渡したらバックを厚手のビニールでがっちりくるまれた。

そのせいかx線検査のあと荷物をあけられる検査はなく、一安心であった。

順調に出国検査終了しコンチネンタル航空の出発ゲートに着いた。米国のヒューストン経由で成田へ飛ぶ。日本人観光客が多い。

            
        この記事は当時の日記を参考にして作成しました。



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

阿寒川支流の白水川、白水小沢川の渓流魚調査

2015-04-03 16:52:20 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

20XX-11-23  晴れ のち曇 寒い調査

阿寒川支流の白水川、白水小沢川の渓流魚調査。

この日、午前中は未調査であった網走川支流の某源流域でオショロコマをさがした。

昼食後、釧北峠を越え、阿寒湖方面へ走り、途中で足寄方向へ右折し、足寄峠を越えて 気象観測用小屋のあるところから鋭角に曲がって林道へ入った。

今日の目的である阿寒川支流の白水川上流へ向かう。 

阿寒川には漁協があり、放流ニジマスを釣らせて入漁料をとっている。

阿寒川上流域は、フライ・ルアーマンには全国的レベルで人気のある北海道唯一の有料ニジマス釣り渓流である。

まず白水川支流の白水小沢川をみたがその名のとおり白濁したイオウ分の多い川で一応さぐってみたが、まったく魚影なし。

引き続き白水川をみたが、こちらはもっと白濁し、水量も多い川だが イオウ成分のため 恐らく魚類はいないと思われた。






よせばよかったのだが、川の水をちょっとなめてみたら おぇっ ひどい味がした。















地図上では原生林の中を流れ、いかにも魚がいそうに思われたのだが予想が完全にはずれてがっかりであった。

阿寒湖のまわりはいまだに噴煙をあげている雌阿寒岳や、温泉など多く、硫黄分の多い地域もある。

白水川はまさにそこを流れ、イオウで白濁しているのがその名の所以とわかった。

ちなみに、もう少し釧路側に もう一本同名の白水川がありこちらは以前に調査に入ったこともあるが、同じくイオウの川であったのを思い出した。

鹿撃ちランクルが一台走っていたので聞いてみたが、やはり魚住まずの川らしい。

予想どおり阿寒の白水川、白水小川に魚棲まずという結果に終わった。もちろんオショロコマの生息などまったく考えられない。

ただ、分布調査においては、いたということの証明より、いないという証明のほうが限りなく大変なことが多いのは言うまでもない。

知床には、同じくイオウ分が含まれるため、かすかにイオウの臭いがしてやや白濁した水質の川があるが ここには青白色傾向のちょっと変わったオショロコマが棲んでいる



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

源流域、湧水の川の黒オショロコマ

2015-04-02 20:18:30 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村

20XX-8-29(日) 曇り 暑い

源流域、湧水の川の黒オショロコマ



この日は午前中は別の渓流でオショロコマ撮影を行い、ひどく疲れていたが欲を出して帰り道のK峠下のKE川に入ってみた。


ここは冷たい湧水がありそこの下流、ほんの短い水域にのみ黒いオショロコマが棲んでいる。



とある理由で一般の人が、ここに入ることはないようで、そのせいか黒オショロコマはいついっても見られる。
















冷たい湧水が本流と接するあたりでは水温の差が大きく、湯気がたったように見える。























尾叉長10-15cmと小型、暗色調で赤点紋理はあまり鮮やかではなく腹部は黄色い。

一定した外観のここ独特の黒オショロコマだ。 

最後に、この渓流では珍しい25cmほどの良型♂が釣れ、それで打ち止めとした。











約20匹撮影。水中で撮影させていただいたオショロコマは全て丁寧に、もとの場所にリリースしました。

ここのオショロコマは源流域の冷たい湧水がある、ほんの50m ほどの範囲に、まさにピンポイントで生息している。

 


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村


にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする