オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

早春の大型ニジマス釣りと外来魚に対する、とある考えかた

2019-09-25 02:35:55 | 大型魚
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早春の大型ニジマス釣りと外来魚に対する、とある考えかた

     


201X-5-7 (木) 晴れ 暖かい25℃ 少し風


この日は珍しく早起きした。かみさんはまだ寝ている。


朝7:40 インスタント塩焼きソバに卵をかけての、いい加減な朝食後自宅を出発。 


セブンイレブンで昼のおにぎりを買い、近郊のニジマス繁殖渓流へゆく。 

どこまでも一本道。











どこまでも広大なオホーツクのタマネギ畑。


早春、産卵のため源流域に群れになって遡上してくる大型ニジマスを見るのが目的。


フキノトウ。



今年は雪が多かったせいか、何度も川を見にきているが遡上ニジマスのファーストランが、かなり遅れていた。





今日、川の氷は落ち、雪解け大増水も一息ついて川の水量はかなり減ってきたのでまあまあの状態。



この日は、ついにニジマスたちがやってきていた。



時々、遡上してきた大型ニジマスが音もなく産卵場所へ入って行くのが見える。



はや、からみあい産卵行動をしているペアもいる。



少なくとも5-6匹の大型ニジマスが視認できたが、おそらくもっといる。



動きはかなり素早い。



めざとく私の姿を見てぴゆーっと逃げる大型ニジマスもいる。
 


そこへ振り込んでもなかなかヒットしない。



本格的に産卵行動に入ると滅多なことでは針かかりしなくなるのはどの魚も同じだ。



それでも諦めず振り込みつづけると、やがて25cmほどのニジマスヒット。 











ついで ついに大型ニジマスがヒットし、長い冬があけてから久しぶりの猛烈な引き。



時間をかけて遊ばせると大抵浅い針かかりがはずれてしまうため、短期決戦、思い切り強引に引き寄せるのが私の釣り方だ。



確保までに時間がかかるとニジマスがひどく弱り切ってしまうこともあり一気に寄せる。



右に左に激しく逃げまわるのをランデングネットでやっと確保した。

































ニジマスたちは 全て撮影後リリースしたが元気にもどっていった。 



ひとしきり大型ニジマスが細い渓流竿を限界まで絞り込むが、今日は竿が破壊されることはなかった。



そのあと30分ほどねばるが、かなりお騒がせした後のせいかとうとう次のヒットは無くなった。



明らかに大型ニジマスはそこにいるのだが、諦めて別の渓流に向かった。



源流域のオショロコマ生息域心臓部に遡上産卵する大型ニジマス駆除のための釣りと異なり、もはやニジマスしかいなくなった渓流では釣り上げたニジマスはすべてリリースしています。



ブラウントラウトやカワマスもまったく同じで、そのような渓流では、もはや駆除の意味が少ないからです。



すでに、日常的に多くの外来生物に囲まれて生活せざるを得なくなった現代においては、外来生物だからなんでも全て駆除というスタンスはもはや現状にそぐわない場合もあるような気もします。


といった私の考えは長年、繰り返しこのブログで述べてきました。



また、在来種や在来の自然の価値が徐々に認められるようになるにつれて、近年ではオショロコマ(かっては雑魚として扱われてきた)などの貴重な在来種の棲息する水域へのニジマス放流がほとんどなくなったのはとても喜ばしいことだと思っています。


オショロコマは、そこに健全な自然が残っていることの象徴です。






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2019年北見市ぼんち祭り、2700人舞踊パレードのおもひで

2019-09-21 03:25:35 | 北見市の出来事
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2019年北見市ぼんち祭り、2700人舞踊パレードのおもひで






2019-7-19 (金) 曇り〜雨〜曇り



北見市ぼんち祭りはオホーツク最大の夏祭り。ぼんちは北見盆地から来ていると言うが本当かどうかはわからない。






















今日は、ちょっと遠くまで釣りに出かけていたが、今年こそぼんち祭りの写真を撮ろうと大急ぎで北見にもどった。



長年、北見市に住んでいながら北見市最大のお祭り、ぼんち祭りのまともな写真を撮ったことがなかったのです。



午後7時。ぼんち祭りで人々がごったかえすなか 特別許可証を持ってぼんち祭りエリアに侵入し特別駐車場に駐車したのだ。
 


みると寿司の小林のあたりに 舞踊パレードに参加し 北見音頭を踊っているハワイアン姿のかみさんたちを発見。



夕方からずーっと踊りっぱなしで商店街を踊り歩いており、丁度皆さんの一時休憩、中休み時間が終わったところであった。



1000人踊り と呼ばれる北見市ぼんんち祭りの舞踊パレードは今日は主催者発表では 2700名の踊り手が参加したという。


















私は、踊りながら進む かみさんについて歩きせっせと撮影した。








 


午後7:45 やっと舞踊パレード おひらき。 




次は 大綱引き。














踊り手さんたちは疲れてしまい全員ヘロヘロになっている。




手足がつってしまいリタイアした人もけっこういる。




おまけに腹ぺこ。かみさんは、なんでもいいから食べたい 、低血糖状態だと。




しかし、モスバーガー店もラーメン屋も寿司屋も、食べ物店はすべて目茶混んでいた。




そこで腹ぺこのかみさんを車に乗せて郊外へ一走り。




郊外の回転寿司トリトンへいって 遅い生寿司の夕食。




舞踊パレード帰りのハワイアンスタイルのかみさんはトリトンでお客さんたちの注目の的となった。







1000人踊りの興奮さめやらず、踊り続けて手の筋力が枯渇し、生寿司の皿を危うく落っことしそうになること三度。
 



腹一杯食べて帰宅。私は今回もひどく食い過ぎてしまった。




子供たちは、もう ジージお祭りに連れてって とは言わなくなってしまい 友達や彼氏とお祭りに行きました。











この記事、できれば10年後に見てみたいと思いアップしました。




それまで この gooブログ 消えないでほしい。




これまで利用してきたブログサービスが突然終わってしまい、別のブログに乗り換えること 5回。




それで、このブログは オショロコマの森 ブログ5 なのです。






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オショロコマの危機がせまる

2019-09-14 22:15:34 | 渓流魚、蝶、自然
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オショロコマの危機がせまる






20XX-7-18 (日) 曇のち晴れのち曇


F氏と二人で朝9時30分曇天の北見を出発。NK岳へクモマベニヒカゲを見に行ったときのこと。


大阪からの三脚付きビデオカメラを持った若い蝶マニアが一人きていたがクモマベニヒカゲ1♂みたが撮影できなかったとのこと。


ちょっと時期が早かったのは明白であったがはしりのクモマベニヒカゲ1♂をかろうじて撮影。


やたら無愛想なフキ採りのおじさんがいたがきっと密採取だとおもう。


最近では無許可の商業的フキ採取はけっこう厳しく禁じられています。


登山道入り口付近の小さな沢に水が流れていたので、試みに釣ってみたら小さなオショロコマが1匹のみ釣れた。




項部虫食い紋理は目立たずヤマトイワナみたいにのっぺりしている。



こんな最源流の細流にもオショロコマがいて驚いたのであった。






13度C前後の低水温の環境を好むオショロコマならではと思う一方、今後地球温暖化の影響が顕著になった場合は問題だ。




これ以上の水温の低い源流(逃げ場)はもはやないので、この水系のオショロコマの命運は、その時尽きることになる。


まさかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、北極や南極やシベリアや私が見てきたモンゴルのツンドラの状態をみると、数十年後のオショロコマ壊滅も、もしかすると現実味を帯びた話だと思う。




これがオショロコマが絶滅危惧種VU とされる最も大きな理由でしょうか。





そうなる前にも、渚滑川のように無思慮なニジマス放流で次々に壊滅してゆくオショロコマ個体群がいることも悲しい現実だ。




ちなみにこの沢の水は手を切るように冷たく、水温は 9度C であった。


一方、オホーツクの海水温は確実に上昇しているようで、かってオホーツクの海には見られなかった大型ブリが普通に釣れるようになり、マンボウまで泳いでいるのはなんとなく不気味な状況だとおもいます。


私たちは、今まさに 水茹でカエル状態 なのかもしれないと、ふと思ったりします。





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稀にみる美麗なオショロコマと外来魚(ニジマス)侵入防止ダム

2019-09-08 11:11:39 | ダムに守られたオショロコマ
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稀にみる美麗なオショロコマと外来魚(ニジマス)侵入防止ダム




201X-10-18 (土)  晴れ しかし寒い。


この日、デカニジマス釣りや産卵に集結したオショロコマの観察などを行い午後おそく、とある渓流に寄ってみた。


この渓流では昔から、しばしば稀にみる美しいオショロコマが釣れる。


完全なニジマス川となってしまった M川の支流である。


こんなニジマス川の水系に何故オショロコマが生き残っているのだろうか ?。


皮肉なことに、自然破壊の元凶とされる砂防ダムのおかげで、ニジマス侵入による壊滅をまぬがれて、かろうじて生き残っている小規模な個体群なのだ。


米国では貴重な在来魚を放流外来魚(ニジマス、ブラウン、ブルックなど)による壊滅から守るため、外来魚侵入防止ダムをあえて積極的に造っている。


































いつもながら、赤点紋理と黄色い腹部など体色の色コントラストがすばらしく、ほれぼれする美しい個体群だ。
















知床方面や道南の一部の個体群のように赤い腹部、鮮やかな赤点紋理、深紅のヒレを基本にした美麗さを誇るものとは一風異なる美しさだ。
















時期的に産卵行動後の個体が目立つが、12匹ほどを釣って撮影させてもらった。


このタイプの美しい外観の個体群は他の渓流でもみられるが、ここのはとりわけ美しい。



さらに数Km上流に進み、もう一つの砂防ダムの上流、最源流域をさぐってみた。



ほぼ源流域になると、かなりの細流になっているせいか小型オショロコマが多くなり、稀に中型個体が釣れるが概して15cmを越える個体はいない。















ここまでくるともはや美麗オショロコマは見られず、小型化していかにも野性的な外観のオショロコマばかりとなってくる。















各個体群は小規模だが、総じてみれば少なくとも外見的には多彩であり、いまだそれなりに遺伝的多様性は保たれているのかもしれない。



私の観察ではこの25年ほどは、この状態に大きな変化なく経過している。



しかし、攻撃的外来種ニジマスの侵入や、温暖化による水温上昇や、自然大災害等による環境大変化や、釣り人の乱獲があれば一気に消滅するガラス細工みたいなオショロコマ個体群であることには変わりない。






沢筋に陽がはいらないせいか、夕方になると急速に寒さがつのってきてかみさんはここでギブアップ。





この時点で武装解除し、北見へもどった。



この日も撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。


夕食は 湯豆腐。ウドンなども入れ食い過ぎてしまった。





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湧別川水系 U川のアメマス、ヤマベ、オショロコマ、フクドジョウ

2019-09-01 14:06:25 | 渓流魚、蝶、自然
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湧別川水系 U川のアメマス、ヤマベ、オショロコマ、フクドジョウ。


201X-8-1 (金)  晴れ  暑い



最後に、この日の本命 、U 川に入った。



自然度の高い渓流で各所にミヤマカラスアゲハ夏型♂の吸水集団。



このところの雨で川の水は笹濁り。



まず、最初のたまりでアメマス若魚一匹。この日アメマスはこの1匹だけであった。




最終的には源流までつめたが、渓相がよいところで適宜、川に降りて釣った。




ヤマベ2年魚が次々に釣れた。




































ヤマベの親、サクラマスたちもいた。産卵のため遡上してきた大型のサクラマス数ペアがみえた。



私の姿を見て、ものすごい水音を立てて全部逃げていった。



ヤマベはシンコから3年魚までほどよい構成でみられた。



はたしてこの渓流には期待していたオショロコマが棲息していた。






























オショロコマは幼魚から成魚までみられて 今日の性比は♀が多い。


















小型で体色が薄い地味な感じのオショロコマ個体群である。



































最近では珍しくなったフクドジョウが1匹釣れて、撮影後リリース。


 





ヤマベ多数、オショロコマ15匹を撮影したころ、あたりが薄暗くなり午後 5:30 武装解除して引き上げた。



撮影させていただいた絶滅危惧種VUオショロコマはすべて丁寧にもとの場所にリリースしました。







夏の蝶、サカハチチョウの夏型。






この日、おいしそうなヤマベ20匹を持ち帰ったがお向かいさんが天ぷらにして食べたいというので全部あげた。





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