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早春の大型ニジマス釣りと外来魚に対する、とある考えかた
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201X-5-7 (木) 晴れ 暖かい25℃ 少し風
この日は珍しく早起きした。かみさんはまだ寝ている。
朝7:40 インスタント塩焼きソバに卵をかけての、いい加減な朝食後自宅を出発。
セブンイレブンで昼のおにぎりを買い、近郊のニジマス繁殖渓流へゆく。
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どこまでも一本道。
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どこまでも広大なオホーツクのタマネギ畑。
早春、産卵のため源流域に群れになって遡上してくる大型ニジマスを見るのが目的。
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フキノトウ。
今年は雪が多かったせいか、何度も川を見にきているが遡上ニジマスのファーストランが、かなり遅れていた。
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今日、川の氷は落ち、雪解け大増水も一息ついて川の水量はかなり減ってきたのでまあまあの状態。
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この日は、ついにニジマスたちがやってきていた。
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時々、遡上してきた大型ニジマスが音もなく産卵場所へ入って行くのが見える。
はや、からみあい産卵行動をしているペアもいる。
少なくとも5-6匹の大型ニジマスが視認できたが、おそらくもっといる。
動きはかなり素早い。
めざとく私の姿を見てぴゆーっと逃げる大型ニジマスもいる。
そこへ振り込んでもなかなかヒットしない。
本格的に産卵行動に入ると滅多なことでは針かかりしなくなるのはどの魚も同じだ。
それでも諦めず振り込みつづけると、やがて25cmほどのニジマスヒット。
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ついで ついに大型ニジマスがヒットし、長い冬があけてから久しぶりの猛烈な引き。
時間をかけて遊ばせると大抵浅い針かかりがはずれてしまうため、短期決戦、思い切り強引に引き寄せるのが私の釣り方だ。
確保までに時間がかかるとニジマスがひどく弱り切ってしまうこともあり一気に寄せる。
右に左に激しく逃げまわるのをランデングネットでやっと確保した。
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ニジマスたちは 全て撮影後リリースしたが元気にもどっていった。
ひとしきり大型ニジマスが細い渓流竿を限界まで絞り込むが、今日は竿が破壊されることはなかった。
そのあと30分ほどねばるが、かなりお騒がせした後のせいかとうとう次のヒットは無くなった。
明らかに大型ニジマスはそこにいるのだが、諦めて別の渓流に向かった。
源流域のオショロコマ生息域心臓部に遡上産卵する大型ニジマス駆除のための釣りと異なり、もはやニジマスしかいなくなった渓流では釣り上げたニジマスはすべてリリースしています。
ブラウントラウトやカワマスもまったく同じで、そのような渓流では、もはや駆除の意味が少ないからです。
すでに、日常的に多くの外来生物に囲まれて生活せざるを得なくなった現代においては、外来生物だからなんでも全て駆除というスタンスはもはや現状にそぐわない場合もあるような気もします。
といった私の考えは長年、繰り返しこのブログで述べてきました。
また、在来種や在来の自然の価値が徐々に認められるようになるにつれて、近年ではオショロコマ(かっては雑魚として扱われてきた)などの貴重な在来種の棲息する水域へのニジマス放流がほとんどなくなったのはとても喜ばしいことだと思っています。
オショロコマは、そこに健全な自然が残っていることの象徴です。
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