オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

湧別川水系 M 川源流の山岳オショロコマ♀。

2021-10-30 18:35:22 | 渓流魚、蝶、自然
湧別川水系 M 川源流の山岳オショロコマ♀。






20XX-9-24 (木) 晴れ のち曇り





道路に倒れ込んで通せんぼの倒木の松は 木の枝のみを切ってその下をフォレスターは、わずか4 - 5cm の余裕でかろうじてくぐり抜けて先へ進むことができた。




ちょっとヒヤヒヤであったがうまくいった。




最初に私の好きな沈み橋ポイントへ入った。




北海道では暴れ川など橋をかけても大雨増水ですぐ流されるのでがっちりして死ぬほど頑丈な背の低い総コンクリート製沈み橋をつくる。





大雨増水時は、このコンクリート橋はその名のとおり川の中に沈んでしまうが流失することはない。家からここまで車で山道を約1時間30分であった。 


前項では湧別川水系 M 川源流の山岳オショロコマ♂と思われる個体の画像を提示しましたが、今回は♀と思われる個体の画像を提示します。



























































































































針かかりは、とりわけ早合わせに徹しているのでこんな状態が多い。ぐんぐんっとアタリを感じてからの合わせでは呑まれてしまうことが多いと思います。
小型ルアーの三本針では針外しの際に顔面が破壊される可能性大かも。


















実はオショロコマの♂♀の区別は成熟魚でとくに繁殖時期では区別は容易ですが、若い個体ではしばしば区別が難しいことがあります。そんなわけで、これらは、とりあえず♀と同定してみた個体群と考えていただければ幸いです。



ところで、こまったことに数年前の大雨大増水で道内の山奥の林道がことごとく破壊されてしまい、その多くは修復されないまま経過しています。




この渓流へいたる林道も各所で破壊され、2021年秋の現在、ここに示す多彩な外見、いかにも野性的なオショロコマたちを見にゆくことは出来ないでおり、今後もどうなるかはわからない状況です。 今となっては貴重な画像データーベースとなるかも知れません。














 終わり。





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湧別川水系 M 川源流の山岳オショロコマ♂。

2021-10-24 01:23:49 | 渓流魚、蝶、自然



湧別川水系 M 川源流の山岳オショロコマ♂。






20XX-9-24 (木) 晴れ のち曇り



朝10;00  湧別川水系 M 川源流の山岳オショロコマを見に出発。




無加川支流KS川沿いに林道を進と、のり面崩落の理由で通行止めとなっていたがバリケードをずらして侵入してみると確かに峠近くに崩落箇所があった。




崩落は比較的小規模で道路半分埋まっているがなんとか車は通れるので、そのまま突破し、峠を越え湧別川水系M川源流域へ続く林道へ入っていった。 




今日はずいぶん動物に遭遇する。きれいなカケス2ペア、さらに大きな雄のエゾシカが凄い勢いで川を渡ってゆくのを二頭目撃。 




かわいいキツネ3匹、最後にエゾタヌキ一匹をみたが、幸いなことにヒグマ君とは会わなかった。




3匹のキツネはまだ人慣れしておらず、恐る恐る近づいてきたものの、すぐにブッシュへ逃げ込んでいった。



やがて、かなり標高もかせいで、あたりはうっそうとした針葉樹の密林、原生林になる。




道路に倒れ込んで通せんぼの倒木の松は 木の枝のみを切ってその下をフォレスターは、わずか4-5cm の余裕でかろうじてくぐり抜けて先へ進むことができた。



これは、ちょっとヒヤヒヤであったがうまくいった。




最初に私の好きな沈み橋付近、とても渓相がよくなるポイントへ入った。






北海道では暴れ川など橋をかけても大雨増水ですぐ流されるのでがっちりして死ぬほど頑丈な背の低い総コンクリート製沈み橋をつくることがある。





大雨増水時は、このコンクリート橋はその名のとおり川の中に沈んでしまうが流失することはない。




家からここまで車で山道を約1時間30分であった。 





川の環境はあまり変化ないが オショロコマは昨年子供たちに釣らせたときと比べるととても少なく、またかなりすれており、もしかすると釣り人が入ったのかも知れない。
 









それでも せっせと釣っては撮影、リリースを繰り返した。













良型♂♀が多いが活性の高い夏場と異なり、喰いは浅く針を呑ませた魚はなかった。






鮮やかな黄色い腹部、美しい赤点紋理の♂もいた。 












今日は橋から150mほど下流まで下ってみたが良たまりはなくさらに5匹ほど釣ったが大型個体はいなかった。浮き石多く二度ほど危うく転びそうになった。







次に左股の林道を少し進んで釣ったが、例年同様大型個体はいなかったが、腹部が黄色い美しい個体が多かった





















山岳オショロコマにしては中型で15cm前後が多く、このサイズで成熟している。





はるか上流の沈み橋付近のような鮮やかな婚姻色の♂はおらずやや暗色調、地味な感じの♂♀ばかりであった。




斑紋・色調は変異が多く、いまだ遺伝子の多様性が残っているようだ。



最後に、その200mほど上流で下の沢川が合流してくる所のコンクリート橋下流を釣ったが個体数は昨年ほど多くなくて小型オショロコマが多い。















駐車場所がなく、おそらく車はこないであろうと、橋の上にドンと駐車して、すぐ下の川で釣った。ここで少し釣って終了とした。
















そこから数km ほど登ってみたがオショロコマはいそうであるが 概してダラダラ川が続いていた。






午後3時30分、武装解除。 ノンアルコールビールと辛子柿ピーで一服してから帰路につく。




この項続く。 今回は♂の画像を提示しましたが、次回は♀の画像を提示します。









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オホーツク、晩秋のニジマス釣り。その弐。

2021-10-12 16:29:04 | ニジマスによる被害
オホーツク、晩秋のニジマス釣り。その弐。





20XX-10-12 (月) 晴れ のち 曇り 18度C



それなりの溜まりは多いのだが大型魚が棲むような立派なたまりはほとんどない。

 


まあまあのたまりには種々のサイズのニジマス10-20匹が群れている。




川の状況は常に不安定な暴れ川と思われ、木々の倒れ込み多く、川の岩や石には苔がない。






今現在はオショロコマは壊滅、自然繁殖しているニジマスしかいない。









時期的なものか、夏場ほど喰いは立っておらず針かかりは浅く釣り針を飲ませた個体はなかった。











小型ながら、針かかりすると野生化ニジマス特有の激しいファイト、猛烈な引きで、まさに楽しい。










野生化ニジマスをせっせと釣っては撮影をくりかえし、かなり釣り下った。




















ニジマスは、少なくとも50匹以上は釣ったと思うが最後は数えていない。





ここは攻撃的外来種ニジマス一色になってしまった渓流で在来魚のオショロコマは壊滅、もはや楽しいニジマス釣り場でしかなくなった。




そのため釣ったニジマスは全て、丁寧にもとの場所にリリースしました。




深い谷間の渓流は、午後、陽が入らなくなると、たちまち恐ろしいほどに不気味さを増してくる。






1.5Km ほど無心に釣り下り、ニジマス釣りに熱中していたが、ふと我にかえるとまわりは、まるで 映画もののけ姫 の舞台みたいに薄暗くなった不気味な深い森、原始の大自然。




急にヒグマの恐怖など、とても不安な気持ちがこみあげてきて、早々に竿をたたみ釣りを終了しました。


           終わり。





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オホーツク、晩秋のニジマス釣り。その壱。

2021-10-02 16:23:24 | ニジマスによる被害
オホーツク、晩秋のニジマス釣り。その壱。


20XX-10-12 (月) 晴れ のち 曇り 18度C



この日は休日。朝 なんとなくうだうだ過ごす。

 


11:30 そのうち、なんとなく釣りモードに入って、なんとなく近郊のニジマス繁殖渓流へ出発した。










12;30  台風や大雨の時には相当に大暴れ川の渓流だが、穏やかな時はあちこちに緩やかな流れの溜まりが多くできるので、そこにニジマスが繁殖している。




コンクリート護岸の川底があちこちで壊れてめくれあがってやや深くなり、そこには小型ニジマスがいる。













ここはまさに人里はなれた山奥で、確実にヒグマがいついている。




以前にこの渓流をかみさんと二人で釣り下って行くと眼前10mの大きなフキの群落からヒグマが現れ、超接近遭遇。




毛を逆立てたヒグマと対峙して5秒、幸いなことに突然ものすごい勢いで逃げてくれたので事なきを得た。



それにも懲りず、もう十数年にわたり、時々ニジマス釣りにやってくる。




ピーピー熊よけの呼び子を必死に鳴らしながらどんどん釣り下ると谷は急に深くなり、まさに不気味な感じの原始渓流になってゆく。











おそらく、ヒグマの恐怖の他にも、種々の理由からここへ入る釣り人はいないと思う。











ワンキャスト ワンフイッシュ。 ニジマスは多いが 幼魚〜若魚のほか25-30cm前後の小型で成熟する成魚で生態系ができており、巨大魚はいない渓流である。






















































































おそらく、オショロコマのみが繁栄していたと思われる渓流だが、繁殖した放流ニジマスのため、オショロコマは壊滅状態になって久しい。








ごく稀にオショロコマを見ることがあるが、はるか最源流域に追いやられている個体群から大増水のおりなど、偶然に流され落ちてきた個体とおもう。







放流後、数十年が経過して、大繁殖の末に在来種オショロコマを壊滅させてしまった攻撃的外来種筆頭ニジマス。しかし、この後に及んでは、単に外来種だからという理由だけでここのニジマスを駆除するのは意味のない陳腐なことだ。この日も釣り上げたニジマスたちは手早く観察、撮影ののち、丁寧にもとの場所にリリースしました。



ただ、渓流釣り歴50年以上の私の経験では、ここのように継続的放流がなくなった場合は遠い将来的にはいったん増えたニジマスも消えてゆく可能性があります。



     この項、続く。


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