ニジマスのためオショロコマほぼ壊滅、エゾイワナが駆逐されつつある渓流。
20XX-8-30 (日) 曇り のち晴れ のち曇り 21℃
ニジマス繁殖河川として知られるM川。
その支流、とても小さくて流呈の短いとある支流 に入ってみた。
このM川支流には、本来この渓流の在来種であったアメマス( エゾイワナ ) とオショロコマがとても多かった。
近年、本格的なニジマス川になってしまったM 川本流からニジマス成魚がこの小さな支流に侵入、産卵し自然繁殖をはじめた結果、在来種のオショロコマはほぼ壊滅し、エゾイワナもニジマスのため急速に減少しつつある。
ニジマスは、さらにエゾイワナを駆逐しつつあり急速に勢力を増している。
本来M川本流に棲息する大型ニジマスたちが一体どうやって支流群に棲息する在来種(オショロコマ、アメマスなど)を駆逐、壊滅させるのか理解に苦しむというニジマス釣り愛好家がけっこうおられるようです。
大型ニジマスたちはまだ残雪が多い早春のほんの一時期のみ、一気に支流群に遡上・産卵して、それこそ、あっという間に本流へともどってゆきます。この時期を捕捉するのはしばしば容易ではありません。
この実態は、このブログなどで何度か紹介してきましたが、これまでほとんど知られてはいませんでした。
すなわち、在来種駆逐の実際に関わるのは本流の大型ニジマスたちではなく、支流群に繁殖する小型ニジマス( 15〜25〜30cm )が主体です。これらは大型化すると本流へと出てゆきます。
ニジマスは圧倒的な体力差、運動能力差を使って、威嚇、追い払い、餌の先取り、時には捕食などを介して、もともと在来種の棲息場所であった棲みよい環境から、在来魚類を駆逐してゆきます。
やがて、豊富に棲息していた在来種は壊滅するか、ニジマスの嫌う最源流域へと追いやられ、その渓流は小型ニジマス一色に染め上げられてゆきます。
実際には在来種減少の状況は一様ではなく、原因も種々のものが複合している場合もあり、そう単純ではなく、長年の観察ではさらに興味深いこともわかってきました。
しかし、ニジマス関与の基本的パターンは上記のごとくです。したがって上流域に在来種の棲息があるばあい、いわゆる十勝ルールなどで述べられるように、それに目をつむってニジマス放流をするなどは言語道断といえます。
オショロコマの森ブログ5には今回のような記事がしばしば登場してきました。渚滑川本流で大型放流ニジマスを釣って歓喜する釣り人の方のご理解を得ることができるかどうかはわかりませんが、支流群での在来種たちの地獄絵図に多少ともおもいを馳せていただければ幸いです。
ニジマスによる被害の実態については、量がとても多くて恐縮ですが 本ブログの サブカテゴリー ニジマスの被害など にひととおり目を通していただいてからのご意見を期待します。
この日は本来棲息していなかったニジマス15〜20cm 7匹、 エゾイワナ5匹を釣った。
オショロコマは壊滅したかと思っていたが、おもいがけず最後に幼魚1匹が釣れた。
午後4時30分。武装解除。 5:30帰宅。
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ニジマス繁殖河川として知られるM川。
その支流、とても小さくて流呈の短いとある支流 に入ってみた。
このM川支流には、本来この渓流の在来種であったアメマス( エゾイワナ ) とオショロコマがとても多かった。
近年、本格的なニジマス川になってしまったM 川本流からニジマス成魚がこの小さな支流に侵入、産卵し自然繁殖をはじめた結果、在来種のオショロコマはほぼ壊滅し、エゾイワナもニジマスのため急速に減少しつつある。
ニジマスは、さらにエゾイワナを駆逐しつつあり急速に勢力を増している。
本来M川本流に棲息する大型ニジマスたちが一体どうやって支流群に棲息する在来種(オショロコマ、アメマスなど)を駆逐、壊滅させるのか理解に苦しむというニジマス釣り愛好家がけっこうおられるようです。
大型ニジマスたちはまだ残雪が多い早春のほんの一時期のみ、一気に支流群に遡上・産卵して、それこそ、あっという間に本流へともどってゆきます。この時期を捕捉するのはしばしば容易ではありません。
この実態は、このブログなどで何度か紹介してきましたが、これまでほとんど知られてはいませんでした。
すなわち、在来種駆逐の実際に関わるのは本流の大型ニジマスたちではなく、支流群に繁殖する小型ニジマス( 15〜25〜30cm )が主体です。これらは大型化すると本流へと出てゆきます。
ニジマスは圧倒的な体力差、運動能力差を使って、威嚇、追い払い、餌の先取り、時には捕食などを介して、もともと在来種の棲息場所であった棲みよい環境から、在来魚類を駆逐してゆきます。
やがて、豊富に棲息していた在来種は壊滅するか、ニジマスの嫌う最源流域へと追いやられ、その渓流は小型ニジマス一色に染め上げられてゆきます。
実際には在来種減少の状況は一様ではなく、原因も種々のものが複合している場合もあり、そう単純ではなく、長年の観察ではさらに興味深いこともわかってきました。
しかし、ニジマス関与の基本的パターンは上記のごとくです。したがって上流域に在来種の棲息があるばあい、いわゆる十勝ルールなどで述べられるように、それに目をつむってニジマス放流をするなどは言語道断といえます。
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ニジマスによる被害の実態については、量がとても多くて恐縮ですが 本ブログの サブカテゴリー ニジマスの被害など にひととおり目を通していただいてからのご意見を期待します。
この日は本来棲息していなかったニジマス15〜20cm 7匹、 エゾイワナ5匹を釣った。
オショロコマは壊滅したかと思っていたが、おもいがけず最後に幼魚1匹が釣れた。
午後4時30分。武装解除。 5:30帰宅。
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