オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

秘境知床林道最奥、TB川のオショロコマ

2013-03-27 19:17:10 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-6-30
秘境知床 地の果てに棲むオショロコマ その3
  ウトロ側渓流 知床林道最奥地のTB川
最近は知床半島が世界遺産に登録されるなど知床を取り巻く環境が大きく変わり、ながらく知床を勝手きままな遊び場にしていた私にとっては、何事もとてもやりにくくなってしまった。

観光客(車)や釣り客(サケ・マス、海釣り)は増えるし、やたらと規制は多くなるし、はっきり言って私はあまり面白くなかった。

しかし、昔のままであったなら恐らく知床の山々はいまだに大規模伐採や際限ない林道工事や砂防ダム建設などが続いて太古からの自然環境は人に知られることもなく破壊されるにまかされていたであろう。

まあ、知床の自然遺産登録は時代の流れであり仕方ないかといった諦めの心境だ。

オショロコマに関する渓流環境をみればこれ以上の伐採や林道、砂防ダムが造られる可能性が無くなったのは大きな福音と言えよう。この点では知床世界遺産登録に尽力された牛来昌前斜里町長の功績は大きい。

初夏の知床林道最奥の渓流TB川のオショロコマたちを見にいったことがある。一見なんの変哲もない渓流だがサケマスの遡上時期には沢山のヒグマでいっぱいになる。

雑誌やテレビなどでよくみかける知床でサケ・マスを捕っているヒグマの写真、映像のほとんどはここで撮影されたものである。

近年はゲート管理の手法などで一般の車両が知床林道へ入ることは規制されているので、今後この渓流に釣り人が入ることはまずないだろう。

ここでは河口付近からオショロコマはとても多い。



だらだらとした一見面白みの無いとても平凡な渓流だが自然度はきわめて高く、川虫が驚くほど豊富だ。

オショロコマは総じて黄緑色~緑色系の体色で赤点紋理は朱色からオレンジ色で鮮明、腹部は淡く朱色に着色し、腹部のヒレは薄いオレンジ色、しばしば尾鰭も赤味を帯びる。

背部虫食い紋理は比較的細かいほうだ。個体によっては暗緑色調の色調を呈する。線虫やヒルの寄生個体は見ていない。














この日も撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。



これまでここではアメマスやヤマベは発見していないが、あまりにもヒグマが多く上流へは行けないため調査は今のところ不十分である。



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