女人堂迄あと1里の
道標石のところまで来ました。
堺市で見たのは13里の道標石で
そこから全て確認して、
とうとうここにまでやってきましたね。
そこに立ってた石は、
左からいうと世界遺産である
京大坂道の案内石。
そして一里石で、右側は
また京大坂道の案内ですねえ。
いちばん右側には高野街道
って書かれてあるような感じです。
そんな石が立っているところには
階段があり、上にはむすび地蔵と
いうのがおられるそうです。
では立ち寄っていきましょう。
一心に信仰精進するものあれば
すべての福徳の縁をいただき、
所縁むすびのお地蔵様であるとのこと。
ありがたいなあ。
この地蔵のあるあたりは
少し公園風になっており、
ここで昼食です。
駅で買った柿の葉寿司をいただきました。
え~とねえ、ここには
こんなベンチもありますよ。
二人で座ると傾いていて
二人が寄り添うというベンチです。
どうぞ活用してみてください。
さあもう極楽橋迄2キロくらいです。
頑張って歩きましょう。
あ、ここにはフキノトウなんかも
生えていますねえ。
自然がとても豊かです。
ここは昔小学校だったところです。
白藤小学校。
住宅なんかも結構あります。
でも空き家かなあ。
人の気配はあまりしませんでした。
こんな田舎に小学校とはねえ
と思うでしょう。
でもねえ、この辺りは高野線の
紀伊神谷の駅も近いのです。
今回のこの道を通るまで、
高野街道ってきっとすごい
山道を通るんやろなあ
と思っていたのです。
車できても電車できても偉い山中です。
どうしてこんな山の中に
駅があるんやろう
と思っていたのですが、
意外に山の中にも
しっかりと道って
通っていたのですねえ。
きっと高野のずぼらな坊主は、
こんな道を通って里へ楽しみに
下って行ったりしたんでしょうねえ。
そしてきっと高野参りが
盛んだったころは、
参拝客でもにぎやかだった
のかもしれません。
その旧小学校跡は、
教室も今はコーヒーショップに
なっています。
地元の人が頑張って
やっているんでしょうかねえ。
土日祝の営業らしいですけど、
トイレも提供してくれていて
ありがたいですねえ。
そしてここから女人堂迄
3.7kmという記載もあります。
でも書いてあるのは、
それを一時間10分とは
ちょっと早すぎませんかねえ。
ロープウェイに乗った記憶もあるけど、
極楽橋から急坂じゃないのかなあ。
かなり急坂だったような
気がするけどなあ。
でもまあそれは次の
最終回の時のことですね。
今日は極楽橋迄ですから
あと少し頑張ってゆきましょう。
と思っていると、後ろから
ロードレーサが上がってきました。
え~こんなところを上がるかあ
と思いましたが、
まあ自分の現役のころを考えたら、
さほど不自然でもありませんね。
追い抜きざまに見たら
女性だったのには少し驚きです。
この辺は道もかなり整備されています。
歩いていると高野線の電車が
線路をぎしぎしとこする音も
聞こえてきて、風流な田舎感も
かなり薄れてきました。
普通に住宅なんかもある道を
歩いていると、前方に
極楽橋の駅も見えてきましたよ。
駅の横には赤い大きな橋があります。
それが「不動谷川」に架かる極楽橋です。
ここは高野の聖域と俗世の境界
といわれている橋です。
ここから何かを始めるという
重要な橋なんだそうです。
次回はここからやなあ。
頑張って登るぞと思いながら
電車に乗って
今回の高野街道歩きを終えたdoiron。
さていよいよ次回は
高野街道の最後の歩きです。
とても楽しみだあ~。
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