今年は展示会の予定が
計画しているより4か月早まって、
11月予定から7月の開催と変わっている。
どうもコロナが明けて展示会の
開催予定が増えてきたから、
気候の良い秋のそのような時期には
もう満杯に予定が入ってしまっているから、
ズズっと繰り上がって
7月開催になったというわけだ。
最初11月予定の時ははまだまだ日にちがあるから、
いつものペースで作品つくりを
していれば行けるだろうと思っていたのだが、
ここにきてちょいと焦らないと
いけないかなあという状況になってきた。
すこしでも多くの作品を
皆さんに見てもらえたらなあという気持ちで、
どんどんと作品を作っていこう
という気になっている。
早速正月からこっちで、
頭は絵描きおじさんになっている。
でもねえ、絵ってさあなかなか素材を
見つけるのってむつかしいんだよね。
こんなのもいいかなと思っても
なかなか画力が足りなくて
踏み込んでいけないのだ。
絵手紙の創始者である小池邦夫さんは、
「絵は下手でいいんだよ」と
常におっしゃっている。
例えば絵じゃなくても、
それなりの文字を書くだけでも、
絵手紙風になってたりするのだ。
例えば亡くなった緒形拳さんの作品には、
決して達筆ではないが彼らしい文字で、
「ありがとう」と描かれた絵手紙が
あったりします。
まあそれはそれで彼の気持ちが
伝わってなかなかいいものだ。
ほかにも芸能人の絵手紙はありますよ。
亡くなった清水由紀子さんの絵手紙もある。
魚の絵で、それを煮つけにするときの
ことが書かれていたりする。
母親への言葉がかかれていて
介護うつでなくなったという彼女の
心の想いが垣間見える絵手紙だ。
正司花江も大根の絵を描いて、
演劇は大根ですが頑張るみたいなのもある。
昨年末に亡くなった八代亜紀さんなんか
絵がとてもうまいから、
絵手紙を残していたらいいんやけど、
知ってる限りはない。
これは残念ですね。
ほかにも「あずまくんぺい」や
「みつはしちかこ」の作品なんかも
残っていてどれもとっても面白い。
みんなそれぞれの描いた人のことが
知らずに湧き上がってくる。
それにどれも絵に注いだ気持ちを
素直に書いているからなんだろうね。
まあ、そんな作品をみていたらきりがない。
自分も一生懸命素材を探して
それに向けて思いの言葉を描くことで
それなりな絵手紙作品を描かなきゃ
いけないなあと思ったりする。
で、それが先に書いたように
ちょっぴりせかされているようなので、
正月からアトリエに籠り
せっせと絵を描いたりしていることが多い。
ではどんな絵なのか。
明日はそれを少し紹介しましょう。