40歳からの早期リタイヤ計画

一生独身+賃貸暮らし、手取りの半分を貯め続けて早十数年。IDは怒髪天(JAPANESE R&E)から。

保見団地を訪ねる(終)/UR公団の謎編

2016-09-17 20:48:05 | 09 旅・東京
保見団地シリーズの最終回として、今回は、UR公団団地建物の謎を載せてみる。
このページに載せるのは全てURであり、県営ではない。
全国他のURにも同じケースがあるのかも知れないが、自分は保見団地で初めて知った。もし他にも同様の事例があるのなら、教えていただけると嬉しいです。

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まずは、高層3棟(いずれも13階建て)である(県営団地側から撮影)。


見ると、3フロアごとに廊下・ベランダの形が異なっている。
これがいわゆるスキップフロアの特徴で、EVは1階の他3,6,9,12階のみに停車する仕様・設計になっていて、その他の階(2,4,5,7,8,10,11,13階)へ行くには、前後のEV停止階から階段で上下する(もしくは1階からすべて階段で上がる)しかない。
 
別にスキップフロア自体は珍しくもないし、5階建て以上のEVが無い古い団地に後付けでEVを追加する場合、スキップフロアにすることも珍しくない。
写真を見ても分かるように、どのフロアも同じように人が住んでいる。

ように見える。
しかし、である。次の写真を見て欲しい。


なんと! 5階への扉が閉ざされているのだ。
これはEVの非停止階すべて、しかも高層建3棟ともまったく一緒だった。建物の端にある階段(EVは1台しかなく、当然建物の中央に設置されている)も確認したが、そこからもEV非停止階へ侵入することはできなかった。

最初はこれを見たときに、よくある「不法占用の防止」「新規入居を阻止して建替えを目指す」のかとも思った。
しかし、上の外観写真を見て欲しい。EV非停止階に、洗濯物が干されていたり、BSアンテナが設置されていたりするのが見えると思う。
とすると、「EV停止階の各住戸の内部に上下階への階段を設け、1契約で最大3フロアの使用を可能とした」くらいしか考えられない。だって、全フロアに生活感があるのだから。

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実は、似たようなケースが、5階建てや8階建てのUR団地にも見られる。
これは8階建ての住宅。1,4,7階のみ停止のEVを後付けで設置したのが見て分かるが、問題はそこではない。


その階段室に入ってみると、
 
なんと、玄関が消されて壁になっている。しかも、この3枚の写真はいずれも同じ階段室(フロアだけが異なる)である。

振分式の住宅であれば、戸数=階数×(階段室の数×2)だと思い込んでいた私だ(誰だってそうだろう)が、郵便受けからして部屋番号がランダムだったりする。