「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

ひとりごと<48> 広島平和記念日

2005年08月05日 | つれづれ
 明日6日は広島平和記念日だ。 60年前の1945年8月6日午前8時15分、広島に人類史上初めての「原爆」が投下された。

 悪魔の兵器となった広島投下原爆は、皮肉にも「リトルボーイ」と呼ばれ、1945年7月16日にニューメキシコ州の砂漠での実験で成功したばかりの「原子爆弾」を実戦使用の上、その効果を測定したいと言う思惑もあった代物だ。

 一日も早く日本を降伏させたい思惑とが重なって、原爆投下候補地の中に、街の規模・地形が原爆の効果測定に適してた事、軍事施設・工場地帯である事などが査定理由となり、不幸にも広島は選択されたしまった。

 その日、投下され上空580mで爆発した原爆は、熱と爆風と放射線と言う 3つのエネルギーを凶器に変えて、広島の街を一瞬にして襲った。

 爆心地より半径2km の全ての建物は炎上し、半径2.5km の家屋は倒壊したと言う。

 広島は軍都として有名であるが、市内の町名に「紙屋町」「竹屋町」「鉄砲町」「的場町」「幟町」など、商いから由来していると感じる名がいくつもある。

 城下町として商家が栄え、賑わいとそれに伴う庶民の生活の息吹が感じられるだけに、投下後の惨状を思うと胸が痛い。

 原爆ドームを中心に広島平和記念公園は、核兵器の惨禍を如実に伝え、時代を超えて核兵器の廃絶と世界の恒久的平和の大切さを訴え続ける人類共通の平和記念碑であるとして、ユネスコ世界遺産に登録されている。

 未だに地球上に戦火の途絶える日は訪れないが、廃墟から立ち上がった広島の人たちと共に平和を考えていく責任があると思う。

  

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