「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

<296> チャングム #51

2006年10月29日 | チャングム
 この回は、王様のポイントがググッと上がった。

 いつも「おいしい」って言ってるばかりのグルメな王様かと思っていたが・・・w


 チャングムが改めて王様に主治医官になる事を固辞している最中、内侍府の長官が急を告げる。
 
 慶源大君(キョンウォンテグン)が高熱で驚気(ひきつけ)を起こし気絶したと・・・

 文定皇后もそして王様も部屋を飛び出し行ってしまう。

 ウンベク先生が診脈し、昨日の様子を保母尚宮に尋ねる。

 我が子の病気に気の立っている皇后をなだめる王様。
 「心配ならチャングムに施療を任せたらどうだ?」

 「嫌です!」←エエッ?
 「大君の病を医女などに任せるのですか?」←オヨ?

 「チャングムに余の施療を任せただろう?」←ウンウン

 「他に方法がなかったので・・・」←アララ~
 「他の医官も時間さえやれば調べぬいた筈です。」←アンタネ~ 
 「殿下、私に対してひどすぎます!」←ヒドイノハ アナタカト・・・

 「ひどいとは?」←エライゾ オウサマ!

 「世子でも同じ事を?」
 「世子より関心が薄いのですか?」
 「後に生まれたからとは言え、殿下の息子です。」
 「なぜ平然としておられるので?」
 「しかも医女などとは・・・」←イタタァ・・・コレダケノコト イッテノケル アナタッテ・・・

 皇后、チャングムに周囲の様子を探らせようとしたと、呪いのお札を見せつつ、うまくごまかし王様に謝り、更に我が子をお守り下さいと涙ながらに懇願する。

 ↑会話、一番受けましたw

 
 内医院(ネイウォン)では左議政イ・グァンヒが「朝廷中に迷惑をかけた医女チャングムが過ちを反省し固辞した。 チャングムはこのまま活人署(ファリンソ)に戻れ。」と・・・

 駆け落ちを断腸の思いであきらめたチョンホにすれば・・・
 「これほど簡単にあきらめるとは・・・」
 「あの気持ちを忘れたのかい?」
 「どんな思いで宮に戻ったかを・・・」

 チャングムは師を押え、ヨンセンを害してまでやれないと言い、チョンホにただ「申し訳ありません」を繰り返した。 


 ≫カットシーン
 宮を出て行くチャングムを見かけた散歩中の王様が呼び止める。

 幼いチャングムが誕生祝いの酒を届けた時の話をする。←オウサマニトッテ ヨホド インショウニ ノコッテイルラシイ・・・
 「お前の事を考えた。」
 「宮がどんな所か知っておるのだろうかと・・・」
 「余は宮に行きたくなくて苦悩していると言うのに、酒を飲んで目覚めたら、余は王になっていた。」
 「お前が酒さえ持って来なければ、余は王になっておらんw」

 笑うチャングム・・・

 「だから、責任を持て。」

 「? ・・・責任ですか?」

 「そうだ、お前は余を送り込み、入れろと駄々をこねた。」
 「自分だけ抜けるつもりか?」

 王様、チャングムを笑わせて送り出す・・・

 王様の心に残る存在になっているチャングム・・・


 チャングムを主治医官にする事を止めたのにもかかわらず、王様の前には上訴の山・・・

 内医院の副提調(ブジェジュ)であり、同副承旨(ドンブスンジ)ミン・ヂョンホの弾劾する訴状だった。

 王の病の際、皇后の密命を受け実行し、今回も唯一王様の意志を支持した事から、『経国大典』を破った罪を問い、配流すべきだと・・・

 司馬試(サマシ/科挙)に弱冠15才で主席合格したチョンホを、昔大殿に呼び、馳走して事がありますと内侍府長官は告げる。

 センガッシの頃、クミョンが覗きに行った夜の事だw

 君子と臣下の道に関する試題について問うた事をちゃんと思い出している王様。


 チョンホが呼ばれる。

 「お前だけが、余の命令に従ったそうだな?」
 「計略か? 余に気に入られたいか?」

 「今回の命令は忠臣と乱臣、奸臣を選ぶためのものでしたか?」と冷静に切り返すチョンホ。

 チョンホは優れた人材を適切な席に着かせることこそが王様のなさるべきことだと言い切り、それは優れた男ではなく優れた人を選ぶ事だと、チャングムの主治医官登用を再度願い入れた。

 「昔、司馬試に及第した時もお前はそう申したな・・・」
 「それで、お前はどのような臣下になったのだ?」

 「猜忌などで殿下の側に行けぬ者を、その場に送ることに一助する臣下になりました。」
 「それが殿下に対する忠だと信じております。」


 左議政、目をむいて「殿下に独対してるだと?」

 信頼を得る為の計慮悪だと言い切る大司憲(デサホン)。

 赤服さん達からすっかり奸臣としてマークされてしまったチョンホ・・・

 味方であったはずの右議政や内禁衛長にとっても、いまや足かせとなってしまった。


 活人署に物乞いの一団が病気の子供を抱えてやってくる。

 受け入れたら大変になると止めてる横から、「病気を診るのがここの仕事です。」と子供を受け取るチャングム。

 この子は痘疹(天然痘)だった。

 
 同じ頃、慶源大君の病も天然痘と判明。

 王様「宮の中に感染した者がいるか確認し、広がらぬよう手配しろ。」
 「大君は別の殿閣に隔離し、施療に当たれ。」と速やかで適切な指示。

 大人でも感染するため入室を拒まれた皇后は興奮して大騒ぎする。

 王様が駆けつけ「皇后、落ち着きたまえ。」

 更に皇太后もやって来て「同じ母として気持ちは判るわ。」
 「しかし、皇子の母親であって、殿下の妻です。」
 「まず、殿下の安危を考えねば・・・中宮殿に戻りなさい!」
 「殿下もです。」←オンマー ツヨシ

 内医院ではチョンホがウンベクとビソンに大君の治療を任せ、シン教授には都城の恵民署(ヘミンソ)と東西の活人署に当り、伝染の状況の調査を指示した。

 チャンドクさんもチャングムからの依頼で薬材を無償で配布したり、民間療法で効果があるとされている「ナズナ」や「梅の花」を集めさせている。
 
 西活人署に乗り込んだシン教授は、未確認の薬材を配ったり、患者を集めたりしている事を担当医官に詰問する。

 「あの子の言葉に間違いないので・・・」
 「活人署は貧しい民の為、無償で施療する所です。 もし一つでも効果があれば、むしろ得ではないかと・・・」

 昔、痘疹の被害を見ていた医官もチャングムの主張を正しいと理解し、実行したのだった。

 チャングムの所に案内する途中、市井ではトックおじさんを中心に民への予防のためのレクチャーが行われていた。

 黄土水もしくは炭水での沐浴
 ナズナの粥 
 陰干しした梅の花入り飴
 糸瓜(ヘチマ)の焦がし粉の餅・・・ウ~~ン コウカアルンカナ?


 物乞い達の村でも煮沸消毒したり掃除したりして予防対策。

 そこにやって来たシン教授ら一行。

 村人は村を燃やしに来たのかと案じる。

 「お前たちを害しはしない。 案内しろ!」

 チャングム、「俺たちの医女様」とすでに崇拝されてるw

 チャングムは村のはずれの粗末な小屋の中で病気の子供たちの施療にあたっていた。

 シンビが駆け寄り、慶源大君が痘疹になった事を知らせる。
 「処方があれば教えて?」
 
 「何も判っていないわ・・・」
 「全ての症状を記録して、対症処方しているだけ・・・もう2人死んだわ・・・」
 「必ず明かしたの・・・多くの人を殺した病よ・・・」


 天然痘と判り、却って皇后はいたたまれず、苦痛の声を上げる大君の部屋に飛び込んで抱きしめる。

 王様はシン教授に「感染しても子供を抱きかかえるのが母の愛だ・・・何とかしてくれ。」と懇願する。

 シン教授、夜に一人、再びチャングムの小屋を訪れる。

 病気の子を我が子同様に抱きかかえ、労わるチャングムの姿を黙って見つめるシン教授・・・


 具合の悪くなり食事を拒む皇后にミン最高尚宮wは「周囲が健康でこそ病人も治るのです。 周囲が治ると信じてこそ、病が治ると言います。」と励ます。

 「チャングムね?」
 「彼女の言葉でしょ?」と皇后。
 「だから自分は決してあきらめないと・・・」

 一人が完治し、チャンドクさんに診せる。

 さすがチャンドクさん、さっさと小屋に入ってきて「手柄の独り占め? えらいわよ!!」

 チャングムはあえて症状を抑える処方はせず、患わせて勝たせたと言う。

 患者によって変わるから、皆に聞く訳でもないし、処方も判っていないと告げるが、チャンドクは「お前の予防法を使ったら、外でも患者が増えなかった。」
 「予防法もどれがいいか調べているの。」と朗報を伝える。

 そのまま、2人で施療を続ける。


 皇后が直にやって来る・・・


 皇后に請われて宮に戻ったチャングム←アトハ チャンドクサンガ ウケオッテクレタノネ・・・キット

 ウンベク先生のナイスなフォローで、天然痘の子を一人救ったチャングムに意見を聞きつつ、大君の施療にみんなでがんばろうと一致協力体制が組まれる。

 目の敵にしていたウンビさえも・・・


 チョンホが王様に報告する。
 「都城への流行は西活人署の迅速な判断で食い止められたそうです。」
 「まれに発生する患者は隔離して施療しております。」
 「しかも民間療法や医書に出ている方法などを広め食い止めたそうです。」

 「そうか・・・誰がそんな判断を下したのだ?」

 「医女チャングムでございます。」←ミトコウモンノ インロウ オデマシノ イメージガw

 そこに長官「皇后様がチャングムを連れ戻し、大君を施療させております。」

 この知らせに、宿命の男2人がニッコリ・・・


 肺臓に関連する痘疹だと診るチャングムは、水泡が青ければ肝臓が関連と言い切る前に、ビソンが「大君に多い白い膿胞なら、肺臓に関する薬?」と受けたり、あえて熱を出し切ろうと考え「固真湯」を処方したと言うウンベク先生の話に「正解かと思います。」と答えるチャングム。

 却って患わせた法が良さそうだと言う見解から、大君の膿胞は膨らんだだけで中が空なのが多いというウンビやビソンの報告に「内托散」に人參・黄ぎ・当帰を入れて使おうと決まるが、ウンベク先生は更に膿を出させるなら酒や母乳を入れると良いと提案する。

 腰を痛がると「神解湯」を用い、不完全なかさぶたには「猪心龍脳膏」を使い、気血が弱まると「異功散」を、かさぶたが取れた後が白いと「消毒散」と、まさに対症処方を内医院一致団結でやり遂げる。


 治った!!

 皇后はチャングムに心から謝罪する。
 「物乞いの子を抱き、小屋に入るお前に・・・」
 「自分の体も顧みず殺身成仁するお前に・・・私は人を殺めろと命じてしまった。」
 「他人の子の病を利用しようとしてしまった。」
 「数百年もあきらめ、天に任せた病を治す方法を探し回ったお前に言う言葉はないわ。」
 「過ちは認めよう。 許しておくれ。」

 今後はお前の医術を存分に広めなさいと、皇后の方は丸く納まった。


 王様、御前会議でチャングムへ米15俵、綿布15匹の下賜を告げる。

 更に従九品の参奉(チョンボン)に命じ、主治医官し命ずるとの宣言。←アチャァ~ オウサマ ムシカエシマス
 
 目をむく重臣たち。
 「女性に参奉などと・・・」

 王様、チョンホを名指しして「同副承旨は何をしておる? 今すぐ命令を執行しろ!」

 ミン・ヂョンホの計略と左右議政が揃って反対すると、王様意固地になっているのか?「同副承旨は聞け。 医女チャングムを従八品に命ずる。」と宣言。

 息を呑む重臣たち。
 
 位階と法道を揺るがし、なにより内医院の秩序を乱すと反対する。

 そこに内医院のシン教授が参内。
 「内医院の全ての者が殿下の命令に奉ずる。」と驚き報告をする。

 シン教授は、チャングムの医員としての姿勢に打たれたと言う。

 チャングムの医術は母親の愛と同じであり、今回の疫病の件でそれを見せてくれ、内医院の者が実質チャングムの指揮下で誰も不平をこぼさず、大君を治せると言う信念のもと動いたと証言。

 だから殿下の命令を奉ずると・・・

 慌てる重臣たち。
 左議政、それでも反対する。

 「チャングムを従七品、直長(チクジャン)に命じる。」

 今度は右議政が反対する。

 「チャングムを従六品、主簿(シュブ)に命ずる。」 
 「同副承旨、教旨を作成せよ!」と力強く宣言する。

 王様の方は丸く収まらず、大波乱・・・

 かえすがえすも、チョンホの再度のチャングム主治医官登用願いは余計な事だったかと・・・orz

   


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2 コメント

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王様のカットシーン (ruko)
2006-10-31 00:49:02
ぐるくんさんこんばんは。



えー、その王様のシーン、けっこうキモじゃないですか?何でカットしちゃったのかなぁ……と思ったBS視聴ではかなり王様派(だって心の休まるところがないんじゃね……)だった私です。気がついたらlove…みたいな感じですね、王様。



ただ、今回の王様のチャングムへの官位はもうちょっとなんか上手く赤服どもを承服させながらやる方法はなかったんだろうか。チョンホ様もなんか考えてよ…。いきなりドラスティックすぎるっつーの、と思わずにはいられないのでした。ドラマ的には盛り上げる材料なんでしょうけど…。
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意固地に・・・ (ぐるくん)
2006-10-31 21:46:08
 rukoさん、コメント&TBありがとうございます。

 活人署にピンクの風呂敷抱えて出て行くチャングムを呼び止め、チャングムとお話するシーンはチョアでした。
 このシーンがあってこそ、後日チョンホとチャングムとのえにしを競うような発言も一層に生きるように思えます。

 大臣たちの反対にこれでもかって感じの位上げ宣言は、ほとんど意固地でしたよねw
 で、そのたんびにチョンホの名を呼ぶのも・・・

 あと3話です。
 加速度付いた展開に突っ込みどころも満載ですねw
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