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FXレンズとDXレンズの差

2008-09-22 21:16:37 | Weblog
昨日、FXは必要だと書いたら、またまた読解力のない反論が集中しました。
その中で議論になりうる投稿のみを表示しています。
私のレスは長くなるので、昨日のにではなく、新たに書きます。



DXフォーマットは、もともとFX用レンズを使う前提です。
とはいえ、超広角レンズはFXにない(あっても超高価や大きく重過ぎる)のでDX専用レンズを作ったのです。
最初はDX12-24、DX10.5魚眼でした。
これらはFXではないにせよ、DXぎりぎりではなく余裕を持っています。
また魚眼レンズは設計上周辺光量の低下はないし、DXとしての周辺画質は問題ない水準です。

むしろ、小型軽量安価というメリットもあり、その後標準域を中心にDXズームが増えてきました。
DXズームは、ニコンではFXではないにせよ、かなり十分なイメージサークルを確保していて周辺画質も価格を考えればほぼ十分なのです。

DXだからと手を抜いてイメージサークルぎりぎりの設計をしているのは、おそらくキヤノンです。
私はキヤノンのEF-Sは使っていないのでわかりませんが、
5D使いのキヤノンユーザーがやたらEF-Sレンズの性能の悪さをアピールしてくるからです。

ニコンのDXは十分立派です。
仮にAPS-C用レンズが悪いのならば、キヤノンのEF-Sに限ったことでしょう。

ニコンのDXレンズの多くは十分なイメージサークルを確保しており、
現に、DXレンズの何本かはFXでも一応使えるのです。


--> カメラファン さん

> では、ニコンが噂のMXレンズを出せば、FX機を使用する事もありうる、と言うことですね。

FX機ではなく、MX機を使うのです。
MX機にFXレンズをつけた場合は、原則FXではなくDXとして使います。

ただし、DX以上に大きなボケが必要である等であれば、MXレンズをFXで使う可能性はあります。
例えば85/1.4のようにFXとしても使えるレンズであれば、MX機でFXとして使うこともあるでしょう。
もちろん、MX機をDXとして使うこともあります。


> デジさんの作例を見せていただいていますが、人物ポートレートが中心ですよね。
> 画面周辺の画質はあまり関係ないような気もしますが…

これはこれは何と言ったらいいか・・・
全く考え違いをしています。
ポートレートでは周辺画質が一番重要なんですよ。

ほとんどの構図で、モデルさんの顔は周辺に来ます。
一番画質が良くなって欲しい部分が顔であり、そこは周辺なのです。
おまけに、ポートレートでは開放付近で撮るので、
なおさらモデルさんの顔の付近の周辺画質が悪いと困ります。
周辺とは四隅ぎりぎりでなく、中心を外れたあたりのことも含みます。
周辺画質の低下はポートレートの顔の位置でもう始まっているのです。

風景なら絞れば周辺の画質も向上しますが、ポートレートではそれが出来ません。
ポートレートこそ、もっとも周辺画質が重要なんです。