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安倍晋三氏の秘密後援会「安晋会」

2011年01月14日 01時48分33秒 | Weblog
「週刊ポスト」2006.02.03号

 ヒューザー小嶋に喋られた 安倍晋三「安晋会」(後援会)の闇

 …(略)…
 実は、小嶋─飯塚会談には《目撃者》がいた。

 「安晋会は表に出ない秘密組織」

 その日、議員会館の安倍事務所には小嶋氏の前に”先客”がいた。飯塚氏はその客を残したまま小嶋氏を部屋に招きいれたという。
 証人喚問の前に、民主党の偽装事件調査チームの議員は先客から小嶋氏の陳情の目撃証言を極秘に入手していた。次のような内容だ。
<飯塚秘書は「今から面白いやつが来るから、秘書のようなふりをしていたらいい」と同席させた。やってきた小嶋氏は「国交省がこんな状況になっている。なんとかしてほしい。おれはこれまでさんざん税金を払って、国のために貢献してきたのに、なんでこんな仕打ちをうけるのか」とまくしたてた。飯塚氏はその場で国土交通省の幹部と思われる人物に電話していた>
 その後、馬淵代議士が住民説明会の小嶋発言テープを入手したことで、安倍事務所に対する政界工作は裏付けられた。改めてグランドステージ川崎大師での小嶋発言を再現すると、それがよくわかる。小嶋氏は公的資金投入を国に働きかけているという説明に続けて語った。
「私どもは『安晋会』というのに入っておりまして、そこの後援会の会長から政策秘書の飯塚さんという方をご紹介していただきまして、そこから直接ですね、(国交省の)次の事務次官になるという予定の方に電話をいれていただいてですね、(国交省幹部は)『その件でしたら国交省で大変な問題になっておりますから、必ず対応させますといっています』という言い方の報告とかもいただいています」
 飯塚秘書が小嶋氏の目の前で「次の次官」といわれる国交省最高幹部に電話し、「必ず対応します」と確約させたという説明だ。目撃証言とピタリ一致する。
 しかも、民主党は安倍関与疑惑の発端となった小嶋陳情の際の同席者の目撃証言を次なる安倍追及の”隠し玉”として温存している。
「安倍長官が事務所から国交省に一切働きかけはしていないと否定すればするほど同席者の証言との矛盾が出てくる」
 と民主党議員は語る。
 当の安倍氏は心配する側近議員たちに、
「大丈夫だよ」
 と、声をかけているというが、裏では安倍事務所の関係者は真っ青になっていた。小嶋氏から陳情を受けていたこともさることながら、安倍氏サイドがより重大視していたのは、小嶋氏が住民説明会で『安晋会』という安倍氏後援会のメンバーだと漏らしていたことだった。
 安倍氏の政治資金に詳しい森派関係者が明かす。
「安晋会はこれまでほとんど表に出たことがない秘密後援会組織の一つで、事務所では飯塚秘書が担当者としてまとめていたが、資金面など不透明な部分が多い。小嶋がその会員を名乗ったことで存在を知られ、詮索されると困ったことになるはずだ」
 通常、政治家は後援会を政治団体として届出し、会費を集めて例会やパーティを開く。しかし、総務省や東京都、地元・山口県にも『安晋会』なる政治団体は届けられていない。…(略)…


「週刊ポスト」2006.02.10号

 ライブドア事件・総力取材第2弾
 怪死した元側近は安倍晋三「安晋会」(後援会)とつながっていた!
 自民党が怯える堀江容疑者の「沖縄闇マネー」

…(略)…
 とくに沖縄では小泉内閣が推進する構造改革特別区の「情報通信特区」や「金融特区」の地域が指定されてIT企業の進出が相次いでいる。ライブドアは小泉改革を利用して沖縄での”闇ビジネス”を拡大したとみられており、得た資金を政界工作に使っていた疑惑を指摘されている。
 そうなると、ライブドア事件の背景には、小泉政権下でふくれあがった巨額のIT政治利権の存在がクローズアップされてくる。

 野口氏が「理事」と紹介され登壇

 堀江マネーの政界流入の一端が明らかになった。
 その標的はなんと、今をときめく安倍晋三官房長官だった。本誌が前号の耐震偽装問題追及記事で安倍氏の秘密後援会として指摘した『安晋会』が、ライブドアと安倍氏をつなぐ接点となっていたことがわかったのである。
 安晋会は政治団体としての届け出はなく、安倍氏の資金管理団体や自民党支部(山口県第4選挙区支部)の政治資金収支報告書にも、寄付などの記録はない。
 安倍事務所は「安晋会は安倍を囲む有志の親睦会です。政治活動のために寄付を受けたり、支出もしていません」と説明している。
 だが、安倍氏が自民党幹事長に就任すると、東京大手町のパレスホテルで安晋会主催の『幹事長就任を祝う会』を盛大に行なっていた。本誌は複数の出席者からパーティの様子を取材することができた。
「安倍先生が幹事長になってしばらく経ったことだから03年の暮れか04年の初めでした。他の政治資金パーティと同じように会費は2万円。立食形式で寿司やオードブルが並び、パレスホテルの大ホールが満員になりました。安倍先生はゆくゆくは総理総裁になれるように研鑽してゆきたいと挨拶されていました」(中堅企業の経営者)
 そのパーティは安晋会の総会を兼ねたもので、安倍氏の挨拶の後、理事が紹介され、演壇の上に並んだ。有力財界人や有名建築家に混じって、ひときわ若い人物が紹介された。出席した大手企業幹部はその人物をよく覚えていた。
「自殺したエイチ・エス証券の野口氏でした。実質的な親会社であるHISの澤田秀雄会長と一緒に野口氏も壇上に上がり、理事だと紹介されていた。ほかの理事たちが大物財界人ばかりなのでちょっと意外な印象でした」
 堀江氏の片腕だった野口氏が、安倍氏の秘密後援会の理事を務めていたという重大証言である。
 HIS経営企画室では、
「澤田会長が安晋会に所属していることは承知している」といい、エイチ・エス証券は「澤田と野口が一緒に何度か安倍議員のパーティに出席したことがある」(広報担当)と回答した。
 安倍氏と野口氏はどこで知り合い、後援会の幹部を務めるような関係を築いたのか。安倍氏の政治資金に詳しい森派関係者が語った。
「安倍さんは東京や大阪、九州など全国でベンチャー企業の経営者を募って囲む会を立ち上げており、その橋渡しを熱心にやっているのが安晋会会長のS氏です。安晋会は安倍さんの父・晋太郎さんの時代からの後援者と、晋三さんを囲むベンチャー経営者をまとめる性格を持ち、その人脈がパーティ券をさばく強力な金脈になっている。野口氏が理事になったのも、急成長で資金が豊富なライブドアなどITベンチャー企業の資金窓口として期待されていたからでしょう」
 重大な疑惑がある。
 幹事長就任を祝う会が行なわれたパレスホテルの大ホールは、最大で定員約800人。満員だったという証言から1人2万円の会費だけで1000万円以上の収入があった可能性がある。
 総務省政治資金課では、
「資金集めパーティは政治団体しか開くことができない。届け出のない任意団体がパーティで得た収入を政治家に寄付したら政治資金規正法違反になります。さらに任意団体のパーティであっても、収入総額が1000万円に達した場合は収支報告義務が生じる」
 と指摘する。
 ところが、安倍氏の政治団体の政治資金収支報告書には、該当する政治資金パーティを開いたという記載は見当たらない。
 改めて野口氏との関係について安倍事務所に質すと、「安晋会の構成、運営、経理については存じません」の一点張りだ。堀江マネーを含む巨額のパーティ収入はどこへ消えたのか。本誌はさらに追及する。


情報紙「ストレイ・ドッグ」(山岡俊介取材メモ)

2006.02.07
 「安晋会」会長は杉山氏とは別人だった

●世界最大級の金融・保険企業AIGグループの吉村文吾会長

 本紙は、耐震偽造事件の相談で、ヒューザーの小嶋進社長が安倍晋三官房長官秘書を紹介してくれたと証言する「安晋会」会長とは、“代表”の間違いで、「ゴールネット」なる会社の杉山敏隆会長ではないかと推測し、この間、問題提起して来た。 ところが、熱心に取材している某全国紙記者の方から、“会長” は別に存在し、それは世界最大級の金融・保険企業であるAIGグループの日本トップである吉村文吾会長であるようだとの情報が寄せられた。
 そこで別媒体で本紙・山岡が取材してみると、代理で対応してくれた広報部長は、小嶋社長を紹介したかどうかに関してはノーコメントとのことだったが、「安晋会」会長であることについては認めた。そして、そうなると、なるほどとも思ってしまう。
 本紙は先に、アパグループの社長夫婦が主宰する「ワインの会」で、安倍氏と杉山「安晋会」代表が一緒に映っている写真を紹介したが、実はそのなかに吉村AIG会長も仲良く納まっていたのだ。
 杉山「安晋会」代表が会長を務める「ゴールネット」のホームページを開くと、業務提携先としてAIGグループ(AIU保険会社、アリコジャパン)、また主要取引先にAIU保険があるのも、「安晋会」の会長と代表の関係と思えば、納得行くというものだ。
 なお、アパグループ代表夫婦主宰のワインの会に安倍氏が出席しているのは、アパ代表が安倍氏の所属する自民党派閥・森派の森喜朗元首相と同じ石川県出身ということで懇意で、その繋がりから来ていること。アパ代表が特別に安倍氏と親しいわけではないようだ。
 そして、安倍氏の秘書に小嶋社長を繋いだのが世界的企業・AIG会長となれば、安倍氏は否定しているが、国土交通省への働きかけはなおさらあり得ると思ってしまうのは本紙だけだろうか。
 …(略)…


「週刊大衆」2006.02.27号

 「小泉の子分」安倍三官房長官に政界追い落とし「火の手」

 …(略)…
 その問題の衆院予算委員会は1月26日。民主党の馬淵澄夫議員は、9日前の耐震偽装問題に関する国会証人喚問の席で、あのオジャマモンこと小嶋進ヒューザー社長が、「安晋会」なる後援組織の会長の紹介で、安倍氏の秘書に会い、国土交通省側に働きかけてもらったと証言したことを受け、その真偽を安倍官房長官に問い質した。
 これに対し安倍氏は、いつものクールさはどこへやら、声を荒げ、馬淵議員の質問内容こそ”偽装”だと口走ったのだ。当の馬淵議員が、そのときの感想をこう洩らす。
「政府のスポークスマン、内閣の要、またポスト小泉のトップランナーといわれる安倍さんが、あそこまで感情的になって、私の質問を”偽装”とまでいって反論されたことに強い違和感を感じました。”政治家たるもの、いつなんどき疑惑を受けたら、自ら、その疑惑を晴らすために行動するのが筋”と、総理も述べている。私は、ただ政治家としての責任を全うすべく、国民が納得いく答弁を、お願いしただけなんですが…」
 そのせいか、最近、安倍氏の記者会見での顔色も心なしか、すぐれないという。
「あの予算委員会での発言に対し、親分の小泉首相も、安倍さんの打たれ弱さが出たと思ったのか、苦笑いしていましたね」(前出・政治部記者)
 実は、この耐震偽装問題で出てきた、問題の安倍官房長官の後援組織「安晋会」は、いまだ全貌が明らかになっていない。その会長が誰なのかさえ、判明していなかったのだ。だが、本誌取材班は、その人物を特定した。
 米国を代表する大手生保などを傘下に置く、巨大グルーブ企業の日本法人代表(日本人)だったのだ。
 そこで、その代表に、ヒューザー小嶋氏の件の真偽を確かめるべく取材をかけてみたところ、本人に代わって、広報部長が次のように答えた。
「確かに、本人は『安晋会』の会長と申していました。ただし、ただの私的な集まりに過ぎず、会長として何かやっているわけでもないと……。
 小嶋証言のように、本当に安倍さんの秘書を紹介したか?本人は、それについては誤解を生むといけないとして、どうこういえないと伝えてくれとのことでした」
 と、なんとも歯切れの悪いコメントが返ってきたのだ。
 だが、小嶋社長の証言どおり、安倍氏の秘書を紹介したのが大手米国企業の日本法人代表となれば、安倍サイドが小嶋社長をぞんざいに扱ったとは考えにくく、国交省への働きかけはあったのでは、との疑惑は深まるばかりだ。
 政治評論家の本澤二郎氏がいう。
「安倍さんの親分の小泉さんは”官から民へ”といって、やってきましたが、その結果、どうなりましたか?国がやるべき大事なことまで民間に任せた結果、耐震偽装事件が起きたんじゃないですか。
 しかも、郵政の民営化は、その最たるものですが、簡保を民営化して喜ぶのは、外資系生保でしょう。
 安倍さんは、少なくともヒューザーの小嶋さんが”飛び込みで来た”といっていますが、それを鵜呑みにはできません。政治家、それも政府の閣僚であれば、なおさら、なんの関係もなくて部屋に通すわけがない。あの”偽装”発言の異常な興奮ぶりといい、ますます疑惑が濃くなってきたといっていいでしょう」

 疑惑に必ず絡む「安晋会」!

 さらに最近になって、安倍氏にとって、耐震偽装以上にまずいスキャンダルが騒がれ始めている。耐震偽装でクローズアップされた後援組織「安晋会」と、ライブドア事件の人脈が結びつくという報道も飛び出しているのだ。
「一部週刊誌が、沖縄で自殺したとされるエイチ・エス証券副社長だった野口英昭氏が『安晋会』理事だったと報じたんです。そのほか、『安晋会』代表の経営する会社の得意先に、ヒューザーはもちろん、ライブドアグループ企業の名があることも判明しています」(全国紙社会部記者)
 …(略)…


日刊ゲンダイ【田中康夫の奇っ怪ニッポン】2006年2月1日 掲載

 官房長官殿、安晋会について説明責任を

「会見で安倍(晋三)氏は『(小嶋氏が)飛び込みで来た』と言っていますね。しかし、議員会館は飛び込みでは入れないでしょ」と尋ねた佐高信氏に対し、「勿論(もちろん)、アポイントを入れた上で、飯塚洋さんという秘書にお会いした訳です。ですから、私も何故、ああいう言い方をされたのか、ちょっと理解出来ませんでした」と小嶋進ヒューザー社長は答えています。本日発売の月刊「現代」3月号に於いて。
 永田町に位置する議員会館では、所定の用紙に氏名等を記して受付に提出すると、訪問先の議員事務所に内線電話で了解を得た上で、当日限りの入館証を発行する仕組みです。「飛び込み」は有り得ないのです。
「昨年の11月17日です。安倍先生の後援会長さんの御紹介で政策秘書の飯塚さんにお会いしたんですが、衆議院議員会館の事務所にお伺いして、30分くらい居た」「この状況を何とかして欲しいという事で、伺う前に既に『内閣官房長官政策秘書飯塚洋様』と宛てた上申書も郵送しております」。極めて説得力を有する数々の不可解な事実を基に、「自殺」に非ず「他殺」に他ならぬ、と「週刊文春」のみならず「週刊ポスト」も問題提起した野口英昭エイチ・エス証券副社長は、安倍官房長官の「私的」後援会・安晋会で理事を務め、幹事長就任後に大手町のパレスホテルで開催された祝賀会でも、壇上で紹介されています。
 而(しか)して、気骨溢れるジャーナリストの山岡俊介氏に由(よ)れば、新興宗教紛いの「慧光塾」なる経営コンサルタント会社の人脈と、故・新井将敬代議士の個人的会合の流れを汲む「日本ベンチャー協議会」の人脈が交差する場所に、杉山敏隆氏が会長を務める安晋会が存在し、前者に小嶋氏、後者に野口氏が連なっているのです。
 因(ちな)みに「週刊ポスト」は今週号で、「他の政治資金パーティと同じように会費2万円」で「安晋会主催の『幹事長就任を祝う会』を盛大に行な」いながら、実は安晋会は「(政治団体としての)届け出のない任意団体」で、「パーティで得た収入を政治家に寄付したら政治資金規正法違反」、と指摘しています。
「我が息子で我が弟」発言の武部勤、「小泉首相とホリエモン、私がスクラムを組みます」発言の竹中平蔵の両氏に留まらず、小嶋氏との関係に関して国会答弁で“色を成した”安倍晋三氏にも又、耐震偽装と偽計取引の「W偽」に関し、平易で納得し得る説明責任が求められているのです。無論、「君のような若者が政治に入って来るのは素晴らしいよ」と握手を求めた小泉純一郎氏に於いても。
 のみならず、忌まわしき9・11に相応(ふさわ)しき投票日の社説で、「小泉首相はこれまでに見た事もない型の首相だ」「響きの良いフレーズの繰り返しは、音楽の様に聴く人の気分を高揚させる」「ここは一番、気迫と覚悟の小泉首相に賭けたい。これまでの4年で連立政権が何をしてくれたかはさておき、この先に期待しよう」と「気迫と覚悟」を読者に強要した、教養に満ち溢れた「朝日新聞」の編集幹部と経営幹部にも、説明責任が求められているのです。
 意図的としか思えぬ小生への名誉毀損も含めて近時、偽装・偽計報道が相次ぐ“埃”高き彼等は、「言葉は感情的で、残酷で、ときに無力だ。それでも私たちは信じている、言葉のチカラを。」と創刊127周年記念日の1月25日、実に片腹痛いヨゼフ“ナチス”ゲッベルス的居直りとしか思えぬ「ジャーナリスト宣言」を発布した直後なのですから、猶(なお)の事(苦笑)。【田中康夫】


 経済ヤクザとバブル崩壊 (kaetzchen) 2006-02-04 16:33:30

バブル崩壊後,安倍晋三の実質的な後援会である「安晋会」ができました。それまで,地元の山口にしか資金源がなかった安倍にとって,産まれ育った首都圏に拠点を据え,資金源を確保するためには,政治団体として届けず活動出来る「自由な場」が必要だったのです。

以前,安倍の下関の自宅が小倉の組織暴力団工藤会によって襲撃されたということを書きました。しかし,下関は元々地元暴力団合田組という博徒のシマであり,神戸の広域暴力団山口組の庇護を受けることでシノギをしてきたという歴史があります。

つまり,拉致事件や武器・麻薬の密輸の便宜を計っておきながら,安倍が工藤会と手を切ろうとして(拉致事件は安倍のでっちあげだという影の事実を見えなくさせるため)差し出した手切れ金に工藤会が不満を示したというのが,上記の自宅襲撃事件の裏の真相だったのです。

そうなれば,当然,安倍は地元ヤクザの合田組つまり広域暴力団山口組の関東進出を手助けすることで,資金源を確保しようとします。その結果,目をつけたのが山口組と関係の深い,サラ金武富士だったのです。暴力団の貯金箱とも言われている武富士が困った時には,常に安倍の力添えがあったという訳ですね。武富士が経団連に入会したのも,その後ガサを入れられてもしぶとく復活したのも,全て「安晋会」というトンネル団体があるおかげだったのです。

週刊ポストに「(沖縄で死んだ)野口英昭氏は安晋会の若手理事」とあったのも,やはり安倍晋三の資金源の一つに過ぎなかったことが分かります。証拠隠滅のためにわざわざ専門の刺客を送り,沖縄県警がその殺され方に怖れおののき司法解剖もせずさっさと火葬にしてしまったのは,まさに警察と暴力団と土建資本と安倍との癒着による陰惨な事件なのだと断定して良いのではないでしょうか。


 一月十七日の衆院国土交通委員会での小嶋進・ヒューザー社長証人喚問の一問一答

≪馬淵澄夫氏(民主)≫の質問
──伊藤公介氏のほかの政治家に相談やお願いをしたことは?
「国会議員では伊藤信太郎氏、知り合いでは元参院議員の阿南一成氏」(小嶋・ヒューザー社長)
──十一月二十日、グランドステージ川崎大師の住民説明で、あなたは「親交のある市議会議員から国会議員、石原慎太郎氏に至るまで、また安倍晋三氏を通じ、この問題は国の責任だと、デペロッパーは何も悪くないんですよと国交省の役人に言ってもらった」と言っている。安倍氏に働きかけた事実はあるか。
「秘書に相談したことはある」
──だれか。
「飯塚さんという名前だったと思う」
──安倍氏の政策秘書だ。あなたは(安倍氏の後援会の)安晋会の会長から飯塚秘書を紹介してもらい、直接、次の事務次官になる予定の人に電話を入れてもらったと話した。そして「その件は国交省で大変な問題になっているから必ず対応させると言っている」との報告をもらったと言っているが事実か。
「言った」
──飯塚氏にいつ、どの場で伝えたのか。
「調べてみないとはっきり分からない。(場所は)議員会館」
──十一月十八日、安倍氏は閣議後の会見で「誠に遺憾。今後国交省で遺漏なき対応を図る」と述べた。あなたは十一月二十日、安倍氏に自分が働き掛けているから遺漏無き対応と言ってもらったとマンション住民に説明している。
「そう理解したかもしれない」

http://blog.goo.ne.jp/c-flows/e/5a9e48e220e13d92cc32b1764093a8ca

安倍晋三首相「相続税3億円脱税」疑惑・・・

2011年01月14日 01時13分24秒 | Weblog

週刊現代9月29日号 P26~30
(1)本誌が追い詰めた安倍晋三首相「相続税3億円脱税」疑惑
     亡き父・晋太郎の「遺産」6億円と“出資者不明”の巨額献金
                   ジャーナリスト 高瀬真実と本誌取材班

発売前から永田町は騒然

「なぜ参議院選挙大敗の責任を取らなかったのに、内閣改造のおわったいま辞任
するのか」
「インド洋の給油活動延長に職を賭す、といっていたのに逃げではないのか」
「所信表明をした直後で辞めるのは前代未聞」

 9月12日午後2時より開かれた安倍晋三首相(52歳)の記者会見では、本会議の直前までやる気を見せていた首相が突然、心変わりした理由は何か、納得のいかない記者たちから質問が相次いだ。しかし、最後まで首相は納得のいく説明ができなかった。

 その同日、首相の辞任を知らせる毎日新聞夕刊は、その辞任理由を「今週末発売の一部週刊誌が安倍首相に関連するスキャンダルを報じる予定だったとの情報もある」とー面で報じた。一部週刊誌とはいささか失礼な表現ではあるが、社会面にははっきり『週刊現代』と名前が出ている。

 そう、安倍首相を辞任に追い込んだスキャンダルとは、本誌が9月12日中に回答するように安倍事務所に質問をつきつけた「相続税3億円脱税疑惑」のことなのである。政治団体をつかった悪質な税金逃れの手口を詳細に突きつけられて首相は観念したというわけだ。

 実は、本誌は安倍首相の政治団体に関してー年にわたる徹底調査をしてきた。そのキッカケは、ベテランの政治記者から聞いたあるウワサだった。

 「安倍首相の父親である安倍晋太郎外相(当時)は総理総裁を目指して巨額の資金を用意していた。ところが闘病の末の逝去でそれが宙に浮いてしまった。そのカネはいったいどこへ行ってしまったのだろうか。晋三氏への相続に不透明なところが、あるのではないか」

 晋太郎が率いた安倍派時代を知る自民党のある古参秘書に、この語をぶつけたところ声をひそめていった。

 「'91年5月に父親が亡くなったときは、まだ中選挙区制なので補選はなく、'93年7月に総選挙で初当選するまで晋三さんは、秘書を解雇したり事務所も滅らしたり、リストラに大変だった。『なかなか政治資金が集まらない』と金庫番の秘書がよく派閥の事務所に相談に来ていました。晋太郎氏の派閥を引き継いだ三塚派会長(当時)の三塚(博)さんが見るに見かねて、お世話になった晋太郎さんの三回忌を兼ねた励ます会を計画して、派閥ぐるみでパーティー券を売ったのです。それが、フタを開けたら晋三さんが集金カトッブですからね。派閥の秘書仲間たちはみんなひっくり返りました」

 そのパーティーとは、'93年4月15日、首相の指定団体(当時)の「晋和会」が赤坂ブリンスホテルで開いた「安倍晋太郎先生を偲び安倍晋三君を育てる会」だ。2万円のパーティー券を1万4766人に売り、2億9636万円の収入があった。費用5300万円を差し引いて2億4300万円余りのボロ儲けだ。

 しかし、ベテラン秘書が腰を抜かしたのは、それだけではなかった。

 安倍首相が初当選した'93年、「晋和会」と「緑晋会」という二つの政治団体だけで、その収入は9億1067万円。新人議員でありながら、2位の橋本龍太郎政調会長(当時)らを抑えて、集金力で政界トップに立ったのだ。細川政権の誕生で自民党が野党に転落し、ベテラン議員もカネ集めに四苦八苦する中で、その突出ぶりは際立った。

 この年から始まった政治団体の資産公開でも、安倍首相は預金6億8949万
円で、金満家で有名な糸山英太郎衆院議員一当時)らに次いでいきなり4位にラ
ンクされている。

 そのカラクリは何か。当時注目を集めたのは、前述の「緑晋会」という団体だ。
'93年の収支報告書では、年間収入4億9595万円の93.8%にあたる4億6508万円の内訳が、1件あ
たり100万円以下のため「献金者を明示しない企業団体献金」として記載され
ていたのである。

 4億円以上もの献金者とは誰か。企業献金が集まらないと一言っていた安倍事務
所にふってわいた巨額献金の出所をめぐって、「安倍晋太郎の隠し資産が出てき
た」(ベテラン秘書)というウワサが駆け巡ったという。

 晋太郎氏から晋三氏への相続に政治団体が悪用されているのではないか――。この疑惑にせまるべく、本誌はあらためて安倍ファミリーの政治団体をすべて洗い直すことにした。

節税術をフル活用

 安倍首相が神戸製鋼所を辞めて、第一次中曽根内閣で外相に就任した父の大臣秘書官になったのは、'82年12月6日のこと。ポスト中曽根をニューリーダーの「安竹宮」(安倍晋太郎、竹下登、宮澤喜一の三氏)で争い始めたころだ。

「晋太郎先生は、派閥の事務所に来ては『晋三を頼むよ』と。もう後継は決まりだと誰もが思いましたね」
 清和会のベテラン秘書が当時を振り返る。

 秘書官当時、安倍首相は父の外遊にいつも同行し、帝王学を徹底的に叩き込まれた。そして、外相だった父が息子に遺したものは、政治や外交にあたるものが身につけるべき教訓だけではなかった。

 大手新聞の当時の番記者はいう。
「旧制6高(現・岡山大学)OBの財界人でつくる『六晋会』や『化学晋和会』『住宅晋和会』などの業種別後援会や、派閥の議員の地元に作られたという『千葉晋和会』『岡山晋和会』などの地方後援会。ニューリーダーと呼ばれるにふさわしく、政治活動の基盤を支える政治団体の数も当時の議員でトツプでした」

 本誌は、当時の関係者の証言をもとに、全国の収支報告書を集め、連結収支報告書を作り、分析した。その結果、多数の政治団体を使った驚くべき資産相続の実態が明らかになった。

 故安倍晋太郎氏は、晋三氏を外相秘書官にした'82年から病没する'91年までの10年間に、自らの政治団体である「晋太郎会」に2億5985万円、「晋和会」に2億5897万円、「夏冬会」にー億1940万円、3団体合計で6億3823万円もの巨額の個人献金をしていた。

 3つの団体はいずれも「指定団体」である。指定団体とは当時の政治資金規正法に則って届け出をした政治団体のことで、政治家はこの指定団体に寄付すると、その額に応じて所得控除を受けることができた。しかも控除額は青天井だったのである。

 晋太郎氏は、政治家にしか使えないこの所得控除制度をフルに活用していたのだ。これだけの巨額の個人献金をする一方で、自らの申告所得額は極端に少なかった。同じ10年間で1000万円以上の高額納税者名簿に掲載されたのは、病気療養中の'90年の納税額3524万円、わずか一度だけだった。その間に6億 3000万円以上も献金をしているのに、である。

 そして問題なのは、この政治団体がそのまま息子の晋三に引き継がれ、相続税逃れに使われたことだ。

 晋太郎時代から安倍事務所に出入りしていた全国紙の記者は言う。

「晋太郎先生のときは、議員会館裏にある『TBR永田町』と『山王グランドビル』にそれぞれ個人事務所があり、赤坂ブリンスの派閥事務所とあわせて3ヵ所に金庫番の秘書がいました。さらにそれぞれの金庫番が管理する政治団体が、地方もふくめていくつもあったのです。
 晋三さんはそれをそのまま引き継ぎました。代替わりしてからは、『TBR』の事務所は閉めて、親父の代の金庫番は全員解雇しました。金庫番を一人にするために、政治団体もかなり整理しましたが……」

 実際に本誌で調べたところ、安倍晋太郎氏の生前に作られた「安倍系団体」と呼ぶべき団体は、タニマチ的なものも含めて、66団体にものぼった。さらに調べると、晋太郎氏は'91年5月に亡くなっているが、その直前の'90年末時点で、それらの団体には合計で6億6896万円もの巨額の繰越
金があった。

 安倍首相は父親の死後、政治団体を引き継ぐのと同時にそれら巨額の繰越金をもそっくり引き継いだのである。調べてみると、父の死の直後、'91年末時点では22団体が解散し、44団体になっている。資金残高も4億円余りに滅ってはいる。ところが、解散などに伴って整理された資産などの行方を追っていくと、どこに献金したかが不明になっている「消えた寄付金」が、合計で1億8522万円もあったのだ。2億円近い巨額なカネはいったいどこに消えてしまったのか。

国税幹部は「脱税」と断言


 繰り返しになるが、これらの「消えた寄付金」を含めると、首相は、亡父が政治団体に寄付した6億円の個人献金を政治団体ごとそっくり相続したことになるのだ。

 安倍首相は、これまで主な相続資産は、山口県長門市の実家と下関市の自宅のみとしてきた。相続した'91年以降の高額納税者名簿には首相の名前はない。

 政治団体に投じられた6億円の献金が、そのまま晋三氏に渡っていれば、これは政治活動に名を借りた明白な脱税行為ではないのか。

 財務省主税局の相続税担当の幹部に、連結収支報告書の数字を示しながら聞いた。政治団体を通じた巨額の資産相続に違法性はないのか?

「政治団体に個人献金した資金が使われずに相続されれば、それは相続税法上の課税対象資産に該当します。政治団体がいくつもある場合は、合算した資産残高のうち献金された分が課税対象になります。たとえ首相でも、法律の適用は同じです」

 そう説明した幹部は、連結収支報告書の数字を見比べてきっぱり言った。

「この通りなら、これは脱税ですね」

 仮に、政治団体を通じて相続した遺産が6億円とすれば、当時の税制ではー億円以上の最高税率50%が適用されて、相続税額は約3億円になる計算だ。

 もちろん、税法上は相続税の脱税の時効は最大で7年。首相が罪に問われることはない。しかし、これまでー億円以上の脱税は、政治家でも逮捕されてきた。重大な犯罪であることに変わりはない。

 主税局幹部は、個人的な意見と断って、こう言った。

「本来は、国税庁がきちんと見つけておくべき問題ですが、時効になった今は、税法上の徴税はできません。しかし、財政の窮状を行政の長として考えて、ぜひ時効の利益を放棄して、自発的に納税していただきたいですね」

 政治資金を国に寄付することは、公職選挙法で禁止されているが、過去に未納分の納税をする場合は、適用外なのだという。

 実は先の「緑晋会」は、'97年に名称を「東京政経研究会」と変えて今も平河町の首相の個人事務所として機能している。'05年末時点の東京政経研究会の預金残高は3億円ある。3億円の納税にちょうど困らない。

 本誌は政治資金報告書などから作成した資料を示したうえで、安倍事務所にこの相続のカラクリを指摘し、どのような処理をしたのか、脱税ではないのか、というA4にして5枚の質問状を送った。そして回答期限が迫った12日の午後2時、安倍首相は突然、辞任を表明したのである。しか
し、いまもって質問状への回答はない。

 内閣改造に際して、首相は「政治とカネに関して十分な説明ができない閣僚は去ってもらう」と言い放った。その言葉が自らにはねかえってくるとは、安倍首相もゆめゆめ思ってはいな
かったのだろう。(了)

http://www.asyura2.com/07/senkyo41/msg/1134.html


歴代首相が鳩山総理を“脱税王”と追及できない理由

 鳩山首相、そして同じく「政治とカネ」の問題で追及されている小沢幹事長の資金の原資はともに母の資産や父の遺産だという。

 つまり、それらは親族のカネである。だからこそ相続税が発生しているのではあるが、永田町には同じような二世、三世の世襲議員たちは少なくない。ならば、彼らは一体どうそれを処理したのだろうか。
自民党の歴代総理も
多くは「脱税王」

 3年前、筆者は週刊文春の連載をまとめた「世襲議員のからくり」(文春新書)を出版し、信じがたい世襲議員たちの無税相続の実態を世に問うた。

 政治資金管理団体や政治団体は非課税で相続できるため、多くの世襲議員がその制度を悪用し、贈与税や相続税の支払いを逃れているという事例を追及したのだ。

 11年前、党首討論で鳩山首相と対決した小渕首相の政治資金管理団体は、小渕氏の死後、その後、衆議院議員に当選した次女の小渕優子氏に無税で引き継がれている。筆者が調べただけで政治団体を迂回させる方法で、約1億2千万円もの資金が無税で相続されたのだ。

 その後の森元首相も同様だ。石川県議の長男に対して、自民党石川県連を通じて、特別扱いともいえる資金提供を行っている。

 小泉純一郎元首相も例外ではない。次男の進次郎衆議院議員に自らの政治資金管理団体を名義を変更するだけで、実質上はそのまま受け渡している。

 安倍晋三元首相はもっと悪質だ。父・晋太郎外務大臣が死去した際に残した約6億円の遺産について、相続税・贈与税を払った形跡はない。派閥に残ったカネのすべてとは言わないが、現在に至るまでそのほとんどの使途と存在について沈黙を続けている。

 福田元首相も同様だ。父・福田赳夫首相が選挙区を譲るとき、不動産も含めた資産を政治団体経由で長男である康夫氏に渡している。

 例外は麻生太郎元首相くらいのものであろう。資産家として、また企業家としての立場から、そうした政治的な無税相続は行っていない。

 つまり、日本で党首討論が始まってからの首相はみな、多かれ少なかれ「脱税王」なのである。

 見える「脱税」を追及することはもちろん大切だ。だが、それ以上に、見えない「完全脱税」を追及する視点もまた欠かしてはいけないのではないだろうか。

週刊上杉 隆  http://diamond.jp/series/uesugi/10114/