共生の小路ーこの時代に生きる私たちの社会に、警鐘とひかりを見いだす人々の連帯の輪をここにつくりましょう。

社会福祉の思想は次第に成熟されつつあった。しかし、いつのまにか時は崩壊へと逆行しはじめた。

【試される憲法】 東京新聞  掲載記事より 

2008年02月18日 20時53分13秒 | Weblog

経済評 論家内橋克人さん 軍需経済化9条が歯止め    2007年6月22日

「米国の真意を知らず、追随ばかり唱える改憲論者が勢いを増している」と話す内橋さん

 私は二度にわたる神戸大空襲で、降り注ぐ火塊の下を逃げ惑い、身近な人を多く失いました。戦争を知る者が少数派になった今、「戦争を知らない軍国少年」らが政治を牛耳り、改憲を唱えています。

 改憲論者は世界市場化を進める米国の真意を見抜けず、そもそも経済に明るくない。絶えず軍拡に頼ろうとしてきた日本経済の過去の構造も知らないようです。日本経済は戦前から供給過剰・需要不足の構造をひきずり、国民の購買力が追いつかない。国内の消費力は弱いまま。絶えざる需給ギャップ経済です。

 昭和恐慌は軍事費を大幅に増やし、見せかけの好況と失業者の徴兵によって切り抜けた。しかし、肥大化した軍部や量産した兵器はどうなったか。待っていたのが十五年戦争でした。戦後は需給ギャップを外需と公共事業で埋めてきたが、政財界は深刻な不況のたびに軍需産業に頼り、「第三の市場」によって需給の安定化を図ろうとする誘惑にかられてきました。

 米軍の発注で潤った朝鮮戦争での特需が終わったころ、次に第二次石油危機と円高ショックが同時に来た一九七〇年代後半、そしてバブル崩壊後の九〇年代不況下-の三回です。しかし、憲法九条が歯止めとなって、彼らは日本経済の軍需経済化をおおっぴらには進めることができなかった。

 中国やアジア諸国も九条を信頼しているからこそ、日本企業の工場進出を受け入れた。改憲論者は九条の果たした役割の大きさを全く理解していない。

 「(憲法改正への)国民投票をやってみればいい」という一部の護憲派の意見も、「文民統制だから大丈夫」という改憲派の考えも甘すぎる。安倍晋三政権は米国主導の現実が変わればまた変わる、まさに稚拙な「刹那(せつな)主義」です。

 「憲法押しつけ論」を説く改憲論者は、今の改憲論こそ米国の「押しつけ」であることを、どうして見抜けないのか。米国にはびこる民間の「戦争代行屋」の一つとして、同様の役割を日本に要求している。米国の軍事戦略の一環に組み込まれて何が「自立国家」ですか。

 日本人の中に一人として、他の「身代わり」なくして今を生きている人などいません。戦争の悲惨な記憶を、単なる記録におとしめてしまうことのないよう、腹をくくるべきときです。

 うちはし・かつと  1932年兵庫生まれ。新聞記者を経て経済評論家に。著書に「匠(たくみ)の時代」「浪費なき成長」「経済学は誰のためにあるのか」「共生の大地」など多数。74歳

http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/consti/news/200706/CK2007062202026160.html




作家の加賀乙彦さん 核兵器の永久放棄宣言       2006年12月4日

「新憲法を読んだ時の驚きと喜びは大きかった」と語る加賀乙彦さん

 敗戦時、名古屋の陸軍幼年学校三年生でした。本土決戦を想定し、たこつぼから飛び出して戦車を攻撃する訓練をしていた。「十六歳で死ぬんだ」と決心していたけれど、内心は怖くてたまらなかった。

 新憲法を読んだ時の驚きと喜びは、とても大きかったですね。子供のころから戦争に次ぐ戦争だったから。戦争のない世の中をうたった憲法は理想的なものに見えた。

 ただ、いま憲法を読むと、いくつか付け加えたいことがある。大量破壊兵器の生産・保有は永久にしない、と明記すべきだと思う。日本の悲願は核の廃絶です。核の拡散防止では不十分。核大国は永久に保持していいことになる。「核兵器は永久に保持しない」。憲法にそう明記して全世界に向かって主張すれば、二十一世紀の人類の指針になる。

 私は、陸海空軍その他の戦力は保持しない、交戦権も認めないという九条二項は必要ないと思っているんです。自衛に限ると制約した上で、軍隊の保持と交戦権は認められるべきでしょう。ただし、その前提になるのは在日米軍基地の撤去。敗戦から六十年もたつのに、米軍基地がある国が独立国だ、なんて言えない。実に奇妙なことだ。

 沖縄をはじめ、米軍基地のある地域は六十年間苦しんできた。しかも、沖縄はイラクやアフガニスタンへの出撃拠点にもなった。日米同盟が必要なら、独立国として対等になったうえで条約を結べばいい。憲法には「外国の軍隊の基地を置かない」と明記すべきなんです。

 日本の民主主義は、連合国軍総司令部のマッカーサー元帥が厚木(神奈川県)に降りた時から始まった。数日前まで「鬼畜米英」と叫んでいた新聞は、この日を境に民主主義の礼賛の嵐になった。これには驚いた。大人に不信感を持ちましたよ。日本人ほど流行に弱い民族はないですね。

 かが・おとひこ 1929年東京まれ。東大医学部卒。小説家、精神科医。主著に死刑囚の心理を克明に描いた「宣告」(日本文学大賞)や、戦前を舞台にした自伝的大河小説「永遠の都」(芸術選奨文部大臣賞)など。77歳。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/consti/news/200612/CK2007051002115023.html

鶴田真由氏へのTICADⅣ親善大使委嘱状交付式について

2008年02月14日 02時30分30秒 | Weblog
  1. 2月13日(水曜日)、高村正彦外務大臣から鶴田真由氏へのTICADⅣ親善大使委嘱状交付式が行われた。本式典には、E.E.E.ムタンゴ駐日タンザニア大使(アフリカ外交団長)、中田宏横浜市長他が同席した。
  2. ま ず、高村大臣より、鶴田真由氏に対し、TICADⅣ親善大使委嘱状を手交した。続いて、高村大臣より、本年5月にTICADⅣを横浜で開催するが、当省と しては、TICADⅣ開催を機に、アフリカの多様性やポジティブな面を紹介する様々なアフリカ関連イベントを実施し、TICADやアフリカに対する市民の 関心を高めていきたいと考えている、鶴田真由氏はアフリカ諸国を多数訪問しており、実際に厳しい自然環境下でアフリカの諸問題をご覧になっている“アフリ カ通”であると承知しており、鶴田氏にTICADⅣ親善大使を委嘱し、広く我が国市民の皆様に積極的にアフリカに関する情報を発信頂き、TICADⅣに向 け、アフリカへの関心を大いに高めて行きたい旨発言。
  3. これに対し鶴田真由親善大使からは、昨年、番組の取材でマリを訪問す るなど、アフリカを訪問した経験があり、この縁で今回TICADⅣ親善大使を依頼して頂いたと思う、アフリカについてそれほど詳しいわけではないが、今後 この機会に自分自身としてもアフリカについて勉強したい、今後もTICADの広報に尽力していきたい旨述べた。
  4. これを受け、在京アフリカ外交団を代表し、ムタンゴ在京タンザニア大使より、在京アフリカ外交団としてもTICADⅣ親善大使としての鶴田大使の広報活動に全力で協力していく旨述べた。
  5. 中 田横浜市長よりは、横浜市ではTICADⅣを開催するに当たり、地下鉄駅でアフリカについて紹介する「一駅一国」や、小学校がアフリカについて学ぶ「一校 一国」などを実施する、TICAD開催は子供達にとってもアフリカについて生きた勉強ができる貴重な機会である、その他、音楽、文化イベント等を多数計画 しており、アフリカの重要性について発信していく旨述べた。
  6. なお、鶴田真由親善大使より、明日のバレンタイン・デーにちなみ、アフリカ産カカオを使用したチョコレートが高村大臣に手渡された。  平成20年2月13日より
                                                            Copyright(C):The Ministry of Foreign Affairs of Japan
                                 
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/h20/2/1177796_902.html

民主の柿沢都議、酒気帯び運転で事故 容疑で書類送検へ

2008年02月11日 23時28分31秒 | Weblog
民主・柿沢都議、飲酒運転で事故・議員辞職へ

 民主党の柿沢未途・都議(37)が首都高速で飲酒運転し、単独事故を起こしていたことが12日、分かった。けが人はなかった。警視庁高速隊は道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで書類送検する方針。柿沢都議は同日、議員辞職願を提出。「焼き肉店でウーロンハイを3、4杯飲んだ後、友人宅に向かう途中だった。軽率な行動で反省している」と話している。

 調べによると、柿沢都議は9日午後10時50分ごろ、東京都板橋区泉町の首都高速5号下り線の追い越し車線を乗用車で走行中、中央分離帯に衝突した。呼気から基準値を超えるアルコールが検出されたという。現場は左カーブで、同乗者はなかった。

 柿沢都議は柿沢弘治元外相の長男で、NHK記者などを経て2001年に初当選し現在2期目。(12日 13:31)
    http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080212AT1G1200G12022008.html

                          Nikkei Digital Media より 



民主の柿沢都議、酒気帯び運転で事故 容疑で書類送検へ

2008年02月11日12時57分

 民主党の柿沢未途(みと)・東京都議(37)=江東区選出=が9日夜、板橋区の首都高5号線で自家用車を運転中に単独で衝突事故を起こし、その際に呼気から基準値を超えるアルコールが検出されていたことがわかった。警視庁は柿沢都議を道交法違反(酒気帯び運転)容疑で書類送検する方針。

 高速隊の調べでは、柿沢都議は9日午後10時50分ごろ、板橋区泉町の首都高5号線下りを走行中、左カーブで中央分離帯の壁に衝突した。同乗者はおらず、都議にけがはなかった。「知人と焼き肉店で飲食した後、運転した」と話しているという。

 柿沢都議は柿沢弘治元外相の長男で、都議2期目。都議の秘書は11日、朝日新聞の取材に「9日夜、都議の自宅近くの焼き肉店でわたしともう1人の事務所関係者とともに飲食し、都議はウーロンハイ数杯を飲んだ。会は午後10時ごろ終わり、都議のその後の行動は知らない。本人と連絡が取れず、詳しい事実関係はわからない」と話した。
   http://www.asahi.com/national/update/0211/TKY200802110091.html?ref=rss

                   asahi.com>社会>事件・事故> 記事 より

女子中学生暴行容疑で米海兵隊員逮捕 「人権蹂躙」と仲井真知事  『琉球新報』 より引用

2008年02月11日 23時24分46秒 | Weblog
女子中学生、車で拉致 外国人の男逃走

 10日午後8時半ごろ沖縄市上地で、本島中部の中学2年の女子生徒(14)が、車に乗った外国人とみられる男に拉致される事件が発生した。女子生徒は、約2時間半後に北谷町内で車から降ろされ、警察に保護された。女子生徒にけがはないが、だいぶ動揺しているという。沖縄署は、拉致容疑で逃走した男を探している。
 沖縄署の調べによると女子生徒は、午後8時半ごろ沖縄市上地のミュージックタウン音市場前で、大型バイクの男に誘われて後部座席に乗り、その後、車に乗り換えたという。女子生徒は友人7、8人と遊びに来て、1人だけ行ったという。午後10時半ごろ、帰宅が遅いので心配した家族が、女子生徒の携帯電話に電話をしたところ、女子生徒は「車から降ろしてもらえない」と話して通話が切れ、再度電話しても、電話口に出なかったという。家族は沖縄署に駆け込み、全県に緊急配備態勢が敷かれた。午後10時50分ごろ、女子生徒は北谷町北谷の安良波公園付近で車から降ろされていたところを警察に保護された。(2/11 10:54)
     http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-31261-storytopic-1.html

女子中学生暴行容疑で米海兵隊員逮捕 「人権蹂躙」と仲井真知事

 沖縄署は11日午前2時13分、本島中部に住む女子中学生に乱暴したとして、在沖米海兵隊キャンプ・コートニー所属の2等軍曹、タイロン・ルーサー・ハドナット容疑者(38)を女性暴行容疑で緊急逮捕した。同容疑者は「押し倒してキスをしようとしただけだ。乱暴していない」と容疑を否認しているという。
 調べでは、ハドナット容疑者は10日午後10時半すぎ、北谷町の公園先路上に停車した乗用車内で被害者の少女を乱暴した疑い。
 事件を受けて仲井真弘多知事は11日午前「女性の人権を蹂躙(じゅうりん)する重大な犯罪で、特に被害者が中学生であることを考えれば決して許すことはできず、強い怒りを覚える。これまで悪質な暴行事件が発生するたび米軍などに強く申し入れてきたが、またこのような事件が発生したことは極めて遺憾だ」と述べた。県の上原昭知事公室長が同日午後、在沖米総領事館に抗議する。
 高村正彦外相は11日「極めて遺憾なことで北米局長から二度とこういうことがないように綱紀粛正を申し入れたところだ。事実については日本側において、法と証拠に基づいてきっちり対応する」と述べた。(2/11 13:34)
     http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-31286-storytopic-1.html

                       以上、『琉球新報』 より引用