Soho Designer の長いつぶやき

SOHOでのフリーデザイナーとして30年。
地方で超零細企業としての日々のつぶやき。

もうけたいわけではなく

2009-01-30 07:48:19 | 仕事話_営業・事務
昨日は同業者との打ち合わせ。
まあ、古くからの友人なんですが、同業者として、お互いに情報交換。
最近の制作環境、クライアント、営業について、料金について…。

料金については、二人である程度の決まりを作ることになった。
基準になる料金をもうけよう、とのことで。

ただ、同じ経営になるわけではないので、最終的な判断は個々に、という感じで。

話し合ったが、ずいぶん単価は下がってる。
特にエディトリアル。
同じ印刷物なのに広告など他分野と大違い。
誌面に関するデザインはレイアウト以外に、小さい略図やシリーズのマークとかロゴ、約物、簡単なカットくらいもいれて込み込みの値段でさらに安め…。

前にも書いたが、上記のようなものはひとつひとつ単独なら値段の発生するものなのである…。というかこういうところがデザイナーの技術が出せるところ…。
そこが「サービス」みたいに扱われるのは解せない。

ただ、新聞記事に、ある出版人(出版社の経営者)が述べたことを、またうろ覚えですが、以下のような事が、記されていた。
「…もうけたい、なんて思う人は出版をやらないほうが…。もうけたいなら、別の仕事したほうがいいんじゃないですか。出版不況なんて、自分がかかわってきて、出版が好況だったことなんかない。」

出版やデザイン、と、いえどもそれで食べて行く限り、ましてや、経営となると、ある程度の利潤追求、というか、まあ、生活できる「お金」は切り離せない。しかし、上に述べられたような話もガーーーンときます。

金額だけにとらわれてはいけない、んだけどね…。たしかにもうけたくてこの仕事ついたんじゃないもんね。

先々日、やはり同業界の友人(別の)話で、「こういう仕事って、労働時間も長いし、けっこう身を削って(家庭あたりは二の次とか犠牲とか~)やってるのだから、せめて報酬でなんとかしてもらわないと」
まったくもってこっちも一理あり。

双方のバランスをとりつつ仕事をしていかないと。
やはり「適正価格」をだして、やっていくのがよさそう。
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