Soho Designer の長いつぶやき

SOHOでのフリーデザイナーとして30年。
地方で超零細企業としての日々のつぶやき。

子供の頃の夢

2014-11-05 19:27:47 | こぼれ話
小学校卒業時に「何になりたいか?」という寄せ書き的なものを書いて卒業文集に載せた。
実物が手元にないのでうろ覚えだが、私は「まんが家」と書いた記憶がある。

ところが早くも挫折してまんが自体はそう書かなくなった。
挫折の原因は「お話」が作れない/枠線がうまく引けない/コマ取りがうまくできない、などなど。

カットみたいなもの、落書きみたいなものは描けても、それを動かす能力もなく…。
本当は「まんが家」になりたいわけではなくて「絵」を描く仕事につきたかったらしい。

子供心に「画家」にはなれないし、食べて行けなさそう(←子供らしくない打算)、などで却下。
では? と子供に身近な職業って「まんが家」。実はイラストレーターなる職業はあとから知った。


こないだまで深夜枠でやっていた「アオイホノオ」。
まんが家をめざす青年の話なのだがその中で「枠線を引いたが、これで正しいのか、第一平行垂直が取れているのか?」って感じの場面があって、私は「ああ!」って思い出した自分の挫折を。

私も今では三角定規やT定規がなくてもほぼ正確に平行垂直の枠が描けます。
今ではパソコンで描けるからこんなことで挫折しないのであろうけど。

そしてなんか原稿用紙自体の仕組みが(今では印刷された原稿用紙があるらしい)謎で。
今ならばっちりわかってる「断ち切り」ってのもよくわからず。
子供にはこの原稿用紙と枠取りコマ取りが難しい事であった。

まんがを描ける人ってのはすごい能力である。いえ、枠線がどうのこうのでなく、ストーリーやオチを考えて、さらに作画表現ができるわけです。そして人に訴える。
今は原作ありの分業の作家もあるらしいですが、それでも絵で表現再現するわけですから。

で、私はイラストレーターにも結局なれず、デザインをやっています。
(イラストはほぼ外注=他の方に依頼です)
でもこれはこれで向いていたのかも。
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