De cela

あれからいろいろ、昔のアルバムから新しい発見まで

日本人の起源

2011-09-18 14:55:32 | 日本人起源説

松本清張の「古代史疑(昭和48年)」と岡田英弘の「倭国」を借りて読んだ。
今の時点で正確には後者は読み途中である。

私が日本古代史にほんのちょっと関心があるのは、やはり我々日本人はどこからやってきたかという疑問である。
今日現在も邪馬台国九州説も畿内説も決着がついていないし、この2冊を読んでその疑問が解消したわけではない。
ただ、私の仮説もますます怪しくなってきたという印象はある。

私は、日本語と日本人の顔つきの分類から、どこからきたかの疑問が付きまとっている。
それを説明してくれる書物が無いかなということである。

結論を先に言えば、日本民族の基底は南方系すなわち華南・東南アジア系の人たちで、
大和朝廷を築いたのは半島系ないし北方系民族であったという考えである。

人は長い年月の間大河の流れるごとく大陸を、そしてこの列島を流れて行った。
1万年、5千年規模で考えれば、南北双方から多くの人がたどり着き、
あるときは合流し、あるときは海に突き落とし、あるときは押し返した。

縄文人がどこへ行ったか、弥生人はどこから来たかという論争が今の日本人起源論の中心だと思う。
日本列島が大陸と地続きの時代があったとしても、
最初に人類がこの地に踏み込んだ時から日本人は始まっている。
私は島伝いに南から来た民族の方が多かったと想像している。
北からの民族は温暖な方向に流れやすかったはずだが、
いっとき南は沖縄から北は樺太まで南方系民族が広がっていったとみている。
私は琉球民族とアイヌ系はほぼ同一の種族かと思っている。

古代に海を渡るのは危険でほとんど不可能かの様に感ずるが、
海路の移動の方が陸路よりはるかに速く、成功の確率は高かった。
陸路は山川の障害物の上に、民族同士の衝突を乗り越えなければならず困難を極めた。
航海に使われる船が丸木舟であったとしてもである。
海路を南から北上して琉球や九州にたどり着いた南方民族にしてみれば、
さらに北方に海を利用して進出するのはたやすかったのではないか。

((続く))



正心誠意

2011-09-14 22:01:52 | 話題・問題・ひとこと


また新しい4文字熟語が出てきました。
最初にTVに出た時は、NHKさんすぐ訂正するだろうと見てましたが
そのうちこれで正しいことがわかりました。

勝海舟の使った言葉だとか・・・。

政府の言っていることが素直に聞けなくなってしまったものにとって
わざわざ正心という文字を使う理由に疑いを持ってしまう。

いま野田さんに必要なことは、誠心誠意国民に接すること。
誠心とは、ウソ偽りのない心で・・・という意味。

正心とはどんな意味が含まれているのだろうか。
文字から、正しい心と素直に理解しよう。

正しい心を持って誠意を尽くすと言いたいのだろう。

『正しい』とはすなわち正義。正義はどこまでも相対的なもの。
正心誠意とは、優柔不断な心で誠意を尽くすとも受け止められる。
ウソ偽りのない、誠心誠意と断言できない事情があるか。
正直と言えば正直だが・・。

仮に正心誠意という言葉が古来からあるとすれば、凡人が軽々しく約束する
言葉ではなかろう。悟りを開いた高僧が『我』から自由になってはじめて
使える言葉だろう。「絶対的に正しい心』を持っているとと言い切れる人が・・。

松下政経塾出身野田さん。松下幸之助も繰り返し繰り返し誠心誠意という
言葉を使った。しかし正心誠意と言ったことはついぞ知らない。

格好つけたかったからと善意に解釈して、野田さんには誠心誠意やって
いただきたい。

墓地見学

2011-09-10 20:55:57 | 生活情報
分譲墓地の案内を依頼して、今日は4か所ほど見学して回った。
孫の世代やその先の便を考えて、アクセスはどうか。
暗いイメージはないか。
永い祖先の歴史にある程度見合ったたたずまいか。

広い空間を持って、すがすがしさを感じるがどこよりもとびぬけてお高い。
アクセスは最高だが窮屈。でもペットも一緒OKとか。
池あり滝あり庭園ありと付属設備は豪華だが背中合わせで詰めあっている窮屈さ。
お値段はそれなりだが、肩寄せ合って立錐の余地もないとはこのことか。

ぜいたくを言える身分ではないが、お参りに来る人のための墓地と考えると・・・。

まだ関係者の同意も得なければならないし、改葬(引越し)後の跡地の解決など、すぐ答えは出ないが歳が待ってくれるうちに解決しなければ・・。


第一候補

2011-09-09 11:38:34 | 生活情報

庭に秋の気配が漂い始めました。
アサガオは上昇志向が強く、フェンスを彩らせるつもりが椿の木のてっぺんに登ってしまいました。

ザクロは2,3年ぶりにたくさん実をつけています。



墓地改葬を考えて、現地案内をネットからお願いしたら、いま立て続けに色々な石材屋から電話が入る。こうやって顧客情報は広がっていくのですね。

墓地改葬とは、先祖の千體堂墓地を放棄して公園墓地に移そうという計画です。
15年ほど前に大がかりな墓地改葬をしたのですが、いろいろな事情からこの墓地がいつかは無縁墓地となる運命なので、今のうちに引っ越そうという考えです。
祖父までさかのぼって、その祖父の子(すなわち私の父の兄弟)など、まだこの墓地にかかわりのある子孫が誰も生存していないことは確認できたので、あとは私の判断だけで移転もできると理解しています。
法的な手続きもありそう。
お金もかかりそう。
本当に実行できるかどうかはこれからの情報次第。

それにしても、石材屋は電話で、「このたびのご不幸お悔やみ申し上げます・・・」と切り出すのは勝手な判断だなあと感じました。
移設しても当面(場合によっては10~20年)新たに入る人の予定はありません。

味噌完熟

2011-09-06 22:56:48 | 生活情報


2月に仕込んだ味噌甕開けました。程よい香りが漂う良い出来でした。写真を撮り忘れているので、仕込み時のブログです。http://blog.goo.ne.jp/de_cela/m/201102

隣の建築現場がいままでになく騒々しい。足場の鉄パイプの組み立て。あわてて窓を閉めたのを察してか、監督があいさつに。いえ、お互い様、このくらいは我慢できますよ。明日から建物の組み立て作業に入ります・・とのこと。2階の窓越しに部屋の中をすっかり覗かれる。


グリーンカーテンのゴーヤが窓を完全に覆って、次々と新しい実をつけています。日差しが和らぐころやっとグリーンカーテン完成。ゴーヤの発芽は気温が25℃になるころなのでどうしても一番欲しい時に間に合わない。早く育てる方法はないものか。