De cela

あれからいろいろ、昔のアルバムから新しい発見まで

終末整理

2008-10-10 11:44:06 | 生活情報
物理の教科書
 残しておいても意味のないものを着実に処分して身軽にすることにしました。過去の執着や、も一度役に立てるなどという発想はもはや不要なものであることが次第に認識させられます。そこで、ブログに写真を含めた記録を残しておけば、執着やためらいも和らぐであろうことに思いつきました。

 以前、自治体やコレクターには役立つであろうと思われるものは引き渡したことがありますが、自分にしか価値のないものがまだたくさん狭い家の場所を占めています。屋根裏部屋の書庫が魔物のすみかですので、記録に残しながらも一つずつ消していきます。

 まずは大学の教科書です。ノーベル物理学賞の話題が上がり、あの人たちの昔の教科書などは大変な資産になりますが、同じものでも私の持っているものではリサイクル資源に出すしかありません。一応、一冊ずつページをめくってみて、さよならします。

1)教養物理学・東工大・原島鮮著・・これは理学を専攻した私らの時代の人は大勢お世話になった大学1年生の時の一般教養課程教科書です。子供たち相手に理科の勉強をする時に、知識を思い出すためには役立ちそうですがそれを言い出すときりがありません。

2)QUANTUM MECHANICS Leonard I. schiff・Stanford University・・素粒子論の話題が華やかなのでその入門講座で学んだ教科書を開いてみました。あの時代、日本語訳の教科書がまだ出ていなくてアメリカの大学で使っているものの海賊版で勉強していたのです。英語の教科書なのに、教授は日本語で読み上げていました。輪講でも学生は日本語にして読み上げるのが習慣でした。順番が来るときは準備が大変でした。教科書の前のほうは鉛筆での書き込みがあって汚いのですが後半はピカピカ。途中までしか進まなかったのかどうか忘れました。