Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

11月13日(日)台高・桧塚へ、すがすがし~ハイキング

2011年12月03日 | 山登りの記録
実際に歩いてから、3週間も経ってから書くと、いろいろ忘れがちになるが、
今回の桧塚は、こうして書いていると、今なお、すがすがしさがよみがえってくる。

桜井駅に集合し、クルマ2台で向かい、朝の8時半に大又林道の終点に着いたのに、
もう駐車スペースはほぼ満車。詰めて詰めて、なんとか停めた。



それもそう、これまでの駐車スペースの半分ほどが豪雨で完全に流されてしまって
いるのだ。痛々しい水害の爪跡は、こんな上流域まで及んでいるのだ。



登山道への取り付きもの荒れ方も尋常ではない。



用心しながら四苦八苦して通れるものの、復旧にはかなりの手間がかかりそうである。

旧あしび山荘付近の2度の渡渉を経て、だらだらした坂を登る。
既に紅葉の時期は終わっていて、広葉樹の裸の枝が寒々しい。



明神滝も、今日は心なしか、貧相に見えた。

標高を上げていくにつれ、徐々に青空が戻ってきた。いい感じだ。
雪のない明神平を歩くのは本当に久しぶりである。



明神平で、ちょっと早めの昼食にする。
マーちゃんが、新しく買った一人用の固形メタン燃料用のコンロを試している。
最近は、ガスカートリッジの軽量コンロで、情緒もなく火を使うことが
多いが、本来、山ではこうしたスローな炎が似合う。

明神岳のピークを過ぎてすぐの三角点から、東の斜面を下りる。
ブナ林が美しい。





さすがに秋らしく、あちこちにキノコの株があった。
品種同定できれば、食えるものは収穫するのに、残念ながらその知識はない。



明るく開けた尾根。青空の下、なんと気持ちがいいことか。
自然に足取りも軽くなり、予定よりかなり早く、桧塚奥峰に到着した。



今日のCLは、メンバーの力量を類推して、桧塚まで到達できれば理想だが、
桧塚奥峰まででも、かなり上出来と当初は考えており、それは確かに
妥当な読みだったが、メンバーのがんばりもあって、13:00前に
桧塚奥峰から雄大な眺めを楽しめているのだ。



桧塚まではあと僅かな距離だ。当然、立ち寄ってみる。



三角点に挨拶をして、全員、笑顔である。

忠実に往路をたどり、明神平に戻ってみたら、一面の霧。
山の天気は変わりやすいなぁ。

あずまやで、先行パーティが休息している。
ヘルメットと、ハーネス姿のものものしさ。
11月に入ってもなお、沢登りを楽しむツワモノたちだ。
すごいなと思って顔を見たら、ウチの部のIM川さんだった。



IM川さんはこのところ、猛烈に、精力的な山行を重ねている。
もともと、体力的にも、基礎技術的にも完璧だったが、
そこへザイルワークを覚え、今やコワイものなしのクライマーである。
学生時代からの「岳友」に恵まれ、なんともうらやましい限り。
もはやMr.Dashが行けないような沢にも足跡を記されている。

東側へ下山する彼らを見送り、我々はもとのルートを戻る。


帰りに、七滝八壺の話題で盛り上がる。
7つしか、滝がないのに、8つの滝壺ができるのはおかしい。

「ヤマタノオロチ」は頭が8つだから、頭が横に並んでいるのなら、
「マタ」は7つのはず。
しかし、これは、頭の配置がタコのように円筒配列になっていたら、
8つの頭で、マタも8つになるから、理論的には「ヤマタノオロチ」は
成立する。

そこで疑問が深まったのは「七転び八起き」。
7回転んで、どうやったら8回起きられるのだろうか。
「生まれて初めて立った1回を数えているに違いない」との
哲学的解釈に至った。

山岳部メンバーは、こうした、人がこれまで疑問を抱かずにきた常識に
対しても、冷静にその本質にアプローチし、哲学的領域に踏み込む、
知的好奇心も旺盛である。
まさに「知」へのルートファインディング、「人類の常識」に対する
果敢なるリードクライミング…

いや、ただのアホである。

やはた温泉の湯で、アホ菌を洗い流して、さっぱり。

さっぱりしたら今度は腹が減る。
桜井の王将で、こってり中華料理を楽しんだ。

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