Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2021年11月10日(水) [大峰]弥山支脈の鋭峰・鉄山へ!

2021年11月13日 | 山登りの記録
■メイン写真
行者還岳が鉄山に負けじと尖った頂を覗かせる


■今回のコース
大川口→ザンゲ平→鉄山→(往路を戻る)→大川口


大峰山系の中では、奥駈道から外れているものの、三角形の鋭い形から
登行欲をそそるのが鉄山である。
シャクナゲやシロヤシオが咲く5月もいいが、空気が澄む秋もなかなかのもの。



大川口(おおこぐち)の橋を渡ってすぐのところが登山口だ。



いきなり、ものすごい急坂がお出迎え。山からの先制パンチである。



序盤の急登箇所がこなせなければ、この日最後に出てくる山頂直下の急登を
安全に登るのは難しい。



序盤の難所をクリアすると、南側にバリゴヤの頭が見えてくる。



次の難所は、岩場のトラバース箇所だ。
足場がやや斜めになっているので恐怖感がある。
的確な足運びと、ちょうどいいところにあるホールドをうまくつかみ、
慎重に通過する。



行者還岳が見えてきた。あちらも負けずに、なかなかいいカタチをしている。



自然林の二次林の中に、ひときわ大きなヒメシャラ。
過去に伐採されているため、全体的には老樹は少ない。



かつての伐採の証。何か所かに、打ち捨てられた錆びたワイヤーがみられる。



ここまで、ひたすら上り坂だったが、突然、平らな鞍部に出る。ザンゲ平だ。
この周辺だけ草原になっており展望は抜群だ。
西は足元に川迫川渓谷、向こうに金剛山地まで見える。



北は稲村ヶ岳、山上ヶ岳、竜ヶ岳、大普賢岳など、豪華な顔ぶれだ。
(写真は稲村ヶ岳)



古い滑車が放置されている。大規模な林業用の索道でもあったのだろう。

この日は冷たい西風が吹いていたので、尾根から少し東側に隠れてランチタイム。



あとは山頂まで距離的にはわずかだが、強烈な急登が待ち受けている。
木の根に乗りながら一歩一歩、確実に。



ひとつ鞍部を通過。春にはシャクナゲが綺麗なエリアだ。



最後の急登。ふくらはぎが張りそう。



倒木の間を抜けると、最後の鎖場だ。



たどりついた山頂は非常に狭い。尖峰であることをしみじみ実感できる。
一同、登頂できた満足感にひたる。



眺めもなかなかのもの。ザンゲ平からの眺めよりも。さらに高度感がある。



下山は往路をそのまま戻るのだが、急傾斜の場面では緊張の連続だった。



大川口に到着。神童子谷と小坪谷の合流地点でもある。
じつは河原に降りると、50年以上前の遭難碑があることは意外に知られていない。

帰りに道の駅黒滝に寄ったが、小腹が減る時間帯だ。めいめい、猪肉入りコロッケや
カツ、豆大福などを買い求める。至福の時間だった。

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