Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

7月9日(日)計画していた道が見つからなかった大峰・大天井岳(2)

2006年07月10日 | 山登りの記録
かなり歩いて、ようやく岩屋峰に。あまりにも目立たないピークなので、ラストを歩くMr.Dashだけが、ピークに気づいた。行き過ぎた皆を呼び戻す。「山想遊行」の小さなペナントがかかっている。
(あ、おじちゃんここにも来たのネ。さすが!)

アシビのブッシュを突っ切る。緩やかに、いつまで続くのかと思える稜線を徐々に下っていく。踏み跡は薄いが、迷うほどではない。先頭で歓声があがる。大輪のササユリがいくつも咲いていたのだ。すぐに大原山の展望台と公衆トイレ。ここから幅広の、草深い道をモミジイチゴを摘みながら、つづら折に緩やかに下る。なかなか下りなくてじれったいくらいだ。向かいの山の、かなり上のほうの急な斜面に、何か建物があるのが見えるが、あれは何だろう。

最後に簡易舗装の小道に変わり、ようやく車道に飛び出す。下山口の横の家に飼われているビーグル犬がシッポを盛んにふっている。

ここで試しに大峰タクシーに電話をかけたら、幸いにも来てくれるという。ラッキー!!松ヶ茶屋まで歩かなくて済む。9人は、トーローの窟、コーモリの窟(写真)で時間をつぶしてもらい、Mr.Dashは車を回収しにタクシーに乗る。

タクシーのおっちゃんと、山の話をたっぷりする。お客さんの中には、迷ったり、日暮れを過ぎて、なかば救助要請のように呼ばれることも結構あるという。中高年の、特に女性パーティが危ないとおっしゃる。
「マニアックな山ばっかり行ってんねんなぁ。冬は気をつけてや」などと言われながら、車のデポ地に着いた。

洞川の駐車場付近で、チョイ悪M居氏と宇宙人I村氏が待っていてくれた。五番関に戻り、3台揃って、残りのメンバーを拾った。ちょうど、二つの洞窟を見終えたところだという。

3月に来て以来の洞川温泉は、駐車場の入口に料金所ができていた。1時間まで無料というが、1時間で入浴と休憩を完了するのはちょっと慌しい。まったく、がめつくなったものだ。もっとも、無料で車を長時間置く登山者が増えたから、こういう防衛措置をとったのだろう。
とはいえ、元々、ここに車を置くのが増えたのは、上流の駐車場が1000円も取るようになったからだ。カネが人の良心を奪っていく…悲しい現実だ。

今回の山行は、エレガントF原さん、お嬢H山さんの2人が登山靴を新調していたが、余裕の歩きっぷりだった。道中、足を滑らせてお尻からスッテンコロリンと転んだのは、「常連」宇宙人I村氏と、「二日酔い」Mr.Dashだけだった。Mr.Dashは、転んだ瞬間に前を歩いていた女子プロY口さんの腰を蹴飛ばしたのだから、タチが悪い。道を間違えるわ、転ぶわで、散々だった。
それでも楽しかったのだから、山はやめられない。

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