Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

長編冒険小説「天空への回廊」(笹本稜平著、光文社文庫)を読んだ!

2010年07月29日 | 山に関する本やマンガ
珍しく小説を読んだのだが、いやー、長い小説だ。
文庫本で厚さが3センチ近い。値段933円。
山岳小説、というよりは、ミステリーであり、アクションものであり、
意外な展開の連続で、読む者を飽きさせない。

舞台はエベレスト。日本人登山家の真木郷司が雪崩に遭遇する。
ちょうど同じ時期に、登攀に挑んでいた親友のマルクも行方不明に。
雪崩の原因は、米国の人工衛星の墜落。
マルクを捜索するため、人工衛星の回収に参加する郷司。
しかし、この人工衛星には、驚きの秘密が隠されていた。
回収を急ぐ米国、そしてそれを奪おうとする謎の集団。
高度8000mで、郷司とテロリストの死闘が繰り広げられる。

新書紹介的に書けば、こんな感じになるのだろうが、
実際のストーリーは、さまざまに伏線が張られ、読者の想像を
いい意味で裏切る展開が続く。
また、山好きの読者からは、
いやー、寒いし、痛いし、空気薄いし、たいへん。」
の声が聞こえてきそうだ。

通勤電車に揺られている時間だけを使い、読んでいたため、
時間がかかってしまったが、人によっては続きが気になって、
睡眠不足になってまで、夜を徹して読んでしまうのでは。

4、5時間の長編映画にならないかな。

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