年末は強烈に多忙で、なかなか山に行けなかった。
年末年始休暇になってようやく、山に行ける状態になったが、
昨年夏、スイスでカネを使いすぎたこともあり、今回は遠出せず、
近場で登りそこねていた山をターゲットに、日帰り登山を幾つか楽しむことにした。
第1弾が、播磨の雪彦山。いわずと知れた関西ロッククライミングの殿堂。
毎年のように遭難事故も起きている。
今日は普通のハイキングコースを歩くのだが、それでも、なかなか急峻。
おまけに、あいにく雪がついていて慎重さを要求された。
登山口のキャンプ場は既に冬季閉鎖中。車を置かせてもらい、
いきなり急坂に挑む。最初に出てきた不動岩くらいでは驚かない。
木の根、岩角をつかみながら登っていくと、展望岩に出る。
ここで雪彦山の垂直の岩壁が眼前に迫ると、「おおーっ!」と感嘆。
行者堂跡のあたりから、徐々に雪が目立ってきたが、まだ足場を気にするほどではない。
次に現れる出雲岩は、オーバーハングの大岩壁。
クライマーが遊んだ跡が無数にある。90度以上の壁には、腰が入らない
Mr.Dashには、到底、歯が立たない壁である。
さらに急な岩場登りが続く。岩が両側から迫り通るのがやっとという
愉快なポイントもある。
セリ岩からは大展望が広がる。つらい登り坂だが、随所にこうした楽しみが
ちりばめられているので、さほど疲れを感じない。
再度、狭い狭い岩の間をくぐり抜け、雪に滑らないよう気をつけながら
急な岩場をクリアすれば、祠がある大天井岳のピークに飛び出る。
ここから先は岩場はなくなるが、稜線が北に伸び、積雪がにわかに
増えてくる。今日はローカットのアプローチシューズで来てしまったので
これは大変なことになってしまった。
同行のY井氏、ともちゃんの二人が着けてくれた足跡をなぞり、
雪が靴に入らないように歩くが、どうしようもない。
雪彦山三角点峰(三辻山)を過ぎたあたりで、積雪は20センチを
超えた。見かねたY井氏がスパッツを貸してくれた。
これがかなり有効で、以降、時々先頭を歩いても大丈夫なようになった。
木がまばらな鉾立山のピークを過ぎ、尾根を右へぐるっと回り込み、
谷筋を下降する。
途中、大規模な山ヌケ(崩落箇所)があり、おびただしい倒木が
谷筋の道を埋めていた。
雪で足元が見えない中、かなりスリリングな横断だった。
虹ヶ滝にさしかかると、再び、微妙な岩場となる。
沢を渡って対岸コルに登りきると、朝、見た雪彦山の大岩壁が
今度は逆方向から望めた。いやー、大迫力である。
なんだか、山の魅力ですっかり“お腹一杯”の心持ちで下山。
帰りは地元の造り酒屋、壺坂酒造に寄った。
清酒、その名も「雪彦山」が、ここの自慢。
おかみさんは、「よく、『ゆきひこやま』と読まれてしまうので、
ちゃんと『せっぴこさん』と読んでもらって嬉しいです」
と仰っていた。
もっと嬉しい顔をしていたのはY井氏とともちゃんで、さんざん試飲を
させてもらって、それぞれ気に入った酒を購入。
Y井氏を姫路駅で下ろし、我々は翌日の予定のため駅前のビジネスホテルに
チェックイン。
夕食後、ともちゃんが買った「金壺」のしぼりたてを早速あけた。
壺坂酒造さんが近くの酒屋数件にしか卸していないという
幻の地酒の味は、絶品であった。
年末年始休暇になってようやく、山に行ける状態になったが、
昨年夏、スイスでカネを使いすぎたこともあり、今回は遠出せず、
近場で登りそこねていた山をターゲットに、日帰り登山を幾つか楽しむことにした。
第1弾が、播磨の雪彦山。いわずと知れた関西ロッククライミングの殿堂。
毎年のように遭難事故も起きている。
今日は普通のハイキングコースを歩くのだが、それでも、なかなか急峻。
おまけに、あいにく雪がついていて慎重さを要求された。
登山口のキャンプ場は既に冬季閉鎖中。車を置かせてもらい、
いきなり急坂に挑む。最初に出てきた不動岩くらいでは驚かない。
木の根、岩角をつかみながら登っていくと、展望岩に出る。
ここで雪彦山の垂直の岩壁が眼前に迫ると、「おおーっ!」と感嘆。
行者堂跡のあたりから、徐々に雪が目立ってきたが、まだ足場を気にするほどではない。
次に現れる出雲岩は、オーバーハングの大岩壁。
クライマーが遊んだ跡が無数にある。90度以上の壁には、腰が入らない
Mr.Dashには、到底、歯が立たない壁である。
さらに急な岩場登りが続く。岩が両側から迫り通るのがやっとという
愉快なポイントもある。
セリ岩からは大展望が広がる。つらい登り坂だが、随所にこうした楽しみが
ちりばめられているので、さほど疲れを感じない。
再度、狭い狭い岩の間をくぐり抜け、雪に滑らないよう気をつけながら
急な岩場をクリアすれば、祠がある大天井岳のピークに飛び出る。
ここから先は岩場はなくなるが、稜線が北に伸び、積雪がにわかに
増えてくる。今日はローカットのアプローチシューズで来てしまったので
これは大変なことになってしまった。
同行のY井氏、ともちゃんの二人が着けてくれた足跡をなぞり、
雪が靴に入らないように歩くが、どうしようもない。
雪彦山三角点峰(三辻山)を過ぎたあたりで、積雪は20センチを
超えた。見かねたY井氏がスパッツを貸してくれた。
これがかなり有効で、以降、時々先頭を歩いても大丈夫なようになった。
木がまばらな鉾立山のピークを過ぎ、尾根を右へぐるっと回り込み、
谷筋を下降する。
途中、大規模な山ヌケ(崩落箇所)があり、おびただしい倒木が
谷筋の道を埋めていた。
雪で足元が見えない中、かなりスリリングな横断だった。
虹ヶ滝にさしかかると、再び、微妙な岩場となる。
沢を渡って対岸コルに登りきると、朝、見た雪彦山の大岩壁が
今度は逆方向から望めた。いやー、大迫力である。
なんだか、山の魅力ですっかり“お腹一杯”の心持ちで下山。
帰りは地元の造り酒屋、壺坂酒造に寄った。
清酒、その名も「雪彦山」が、ここの自慢。
おかみさんは、「よく、『ゆきひこやま』と読まれてしまうので、
ちゃんと『せっぴこさん』と読んでもらって嬉しいです」
と仰っていた。
もっと嬉しい顔をしていたのはY井氏とともちゃんで、さんざん試飲を
させてもらって、それぞれ気に入った酒を購入。
Y井氏を姫路駅で下ろし、我々は翌日の予定のため駅前のビジネスホテルに
チェックイン。
夕食後、ともちゃんが買った「金壺」のしぼりたてを早速あけた。
壺坂酒造さんが近くの酒屋数件にしか卸していないという
幻の地酒の味は、絶品であった。