再び本流に戻り、広い赤ナメや、小滝群をこなす。基本的にザイル等は一切不要な、のどかな沢である。そして今度は本流に、でっかい滝が出現した(写真)。一枚岩の、まるで屋久島の千尋滝(せんぴろのたき)のような、水量の少ない大川ノ滝(おおごのたき)のような、そんな雰囲気だ。ここで昼食タイム。冷えた身体に、スープパスタがしみわたる。
この滝は、いくらM村さんでも直登不可能。右側の樹林帯を高巻きする。ちょうど、滝の落ち口に下りられる。ここも黒っぽい一枚の岩盤がつながっていて、異様な光景である。
最後の滝は、ひとつの釜を挟んで、左右にナメ滝がかかる、これまた奇妙なカタチ。本流は右で、チョックストンがかかる。ここは右にフィックスロープがつけられていて頼りになる。
これをこなせば、あとは一見、コンクリートで川床を固めたかのような不思議なナメが延々と続く。沢をぼーっと歩けるなんて、初めての経験だ。存分に癒されて、眠くなりかけた頃、左手にデポしたMr.Dashのクルマが見えた。「いい沢でしょ」M村さんが爽やかな笑顔を見せた。
この滝は、いくらM村さんでも直登不可能。右側の樹林帯を高巻きする。ちょうど、滝の落ち口に下りられる。ここも黒っぽい一枚の岩盤がつながっていて、異様な光景である。
最後の滝は、ひとつの釜を挟んで、左右にナメ滝がかかる、これまた奇妙なカタチ。本流は右で、チョックストンがかかる。ここは右にフィックスロープがつけられていて頼りになる。
これをこなせば、あとは一見、コンクリートで川床を固めたかのような不思議なナメが延々と続く。沢をぼーっと歩けるなんて、初めての経験だ。存分に癒されて、眠くなりかけた頃、左手にデポしたMr.Dashのクルマが見えた。「いい沢でしょ」M村さんが爽やかな笑顔を見せた。