標高差950mを豪快に登る、中央アルプス・西横川の沢登り。
最後は廃道に出て、千畳敷に至る長大なルートである。
ここに憧れて、精鋭5人を揃えた。Mr.Dash、ともちゃん、
I島さん、T橋クン、そしてG嬢。5人合わせた今シーズンの沢の
遡行数は、おそらく40本近いのではないだろうか。
15日に駒ヶ根高原入り。駒ヶ根高原家族旅行村「アルプスの丘」の
バンガローに宿泊。19000円/1棟というコストパフォーマンス。
それでいてバス・トイレ・キッチン付、食器類寝具等の備品完備という、
涙が出そうな設備である。温泉に入った後、地ビール(駒ヶ根高原ビール)、
日本酒、食材を買い込んで楽しい宴会。しかし、翌朝は早い。
10時過ぎに就寝した。
16日。最初から、明らかに他のハイカーと一線を画す、沢登りの
いでたちに身を固め、菅ノ台バス停へ繰り出す。
始発バスこそ乗りそびれたが、続いてやって来た臨時バスに乗る。
しらび平終点からほんの3分、歩いて戻り、しらび橋の右手から7:00入渓。
皆、気合タップリだ。しっかりした踏み跡があり、川床へ。渡渉して
一つ目の堰堤を左から巻く。次の堰堤は右から巻く。
すぐに、右にオーバーハングした巨大な露岩がある二股だ。
ここでミスをしてしまう。正解は左股なのだが、右股の方が明らかに
水量が多く、すぐに30mの滝が手招きしていたのだ。
しかも真新しい緑色のフィックスザイル付き!!
成長著しいT橋クンを先頭に、吸い寄せられるように右股の滝を登り、
有頂天でしばらく小滝を進んだが、ん?ちょっとおかしい。
慌ててGPSを見たら、東横川に入り込んでいるではないか。
この沢をそのまま行っても別にいいのだが、計画優先、引き返そう。
30m滝を今度はスルスルと懸垂下降。これはこれで非常に楽しかった。
二股に引き返したが、大きくタイムロスして9:00。とはいえ、
まだまだ時間的には大丈夫。しょぼい流れの左股、今度はI島さんを先頭に、
西横川を登り始める。
小滝の連続で愉快極まりない。どんどん行ける。まったく不安はない。
9:38、4mCSと云われる箇所か。
直登は無理なので、左岸寄りの1.5mの丸い岩をショルダーで突破。
互いの助け合いも、最近、スムーズかつスピーディになってきた。
続く5m斜瀑は左岸をへつり気味に小さく巻き上がる。乾いたところと
濡れたところのちょうど境目で、きわどい。
10:00。ここで眼前に立ちはだかったのが、30m滝。
さっきの30mよりも実際は長く、40m近くあったのだが。
I島さんが30mザイルを持って登る。足りなくなり、10mお助け紐を
接続。よっしゃ。G嬢が続く。
ここで突然、T橋クンが大声をあげた。ずっと担いできたはずの40m
ザイルを、どこかに置き忘れてきたという。たぶん、さっきショルダー
した丸い岩の上だという。
仕方なく、Mr.DashとT橋クンの二人で、回収することに。
その間に、スピードに課題があるともちゃんには、30m滝を登っておいて
もらうことにした。この直後に、恐ろしい事故が起きるとは、
この時は予想もしなかった…
最後は廃道に出て、千畳敷に至る長大なルートである。
ここに憧れて、精鋭5人を揃えた。Mr.Dash、ともちゃん、
I島さん、T橋クン、そしてG嬢。5人合わせた今シーズンの沢の
遡行数は、おそらく40本近いのではないだろうか。
15日に駒ヶ根高原入り。駒ヶ根高原家族旅行村「アルプスの丘」の
バンガローに宿泊。19000円/1棟というコストパフォーマンス。
それでいてバス・トイレ・キッチン付、食器類寝具等の備品完備という、
涙が出そうな設備である。温泉に入った後、地ビール(駒ヶ根高原ビール)、
日本酒、食材を買い込んで楽しい宴会。しかし、翌朝は早い。
10時過ぎに就寝した。
16日。最初から、明らかに他のハイカーと一線を画す、沢登りの
いでたちに身を固め、菅ノ台バス停へ繰り出す。
始発バスこそ乗りそびれたが、続いてやって来た臨時バスに乗る。
しらび平終点からほんの3分、歩いて戻り、しらび橋の右手から7:00入渓。
皆、気合タップリだ。しっかりした踏み跡があり、川床へ。渡渉して
一つ目の堰堤を左から巻く。次の堰堤は右から巻く。
すぐに、右にオーバーハングした巨大な露岩がある二股だ。
ここでミスをしてしまう。正解は左股なのだが、右股の方が明らかに
水量が多く、すぐに30mの滝が手招きしていたのだ。
しかも真新しい緑色のフィックスザイル付き!!
成長著しいT橋クンを先頭に、吸い寄せられるように右股の滝を登り、
有頂天でしばらく小滝を進んだが、ん?ちょっとおかしい。
慌ててGPSを見たら、東横川に入り込んでいるではないか。
この沢をそのまま行っても別にいいのだが、計画優先、引き返そう。
30m滝を今度はスルスルと懸垂下降。これはこれで非常に楽しかった。
二股に引き返したが、大きくタイムロスして9:00。とはいえ、
まだまだ時間的には大丈夫。しょぼい流れの左股、今度はI島さんを先頭に、
西横川を登り始める。
小滝の連続で愉快極まりない。どんどん行ける。まったく不安はない。
9:38、4mCSと云われる箇所か。
直登は無理なので、左岸寄りの1.5mの丸い岩をショルダーで突破。
互いの助け合いも、最近、スムーズかつスピーディになってきた。
続く5m斜瀑は左岸をへつり気味に小さく巻き上がる。乾いたところと
濡れたところのちょうど境目で、きわどい。
10:00。ここで眼前に立ちはだかったのが、30m滝。
さっきの30mよりも実際は長く、40m近くあったのだが。
I島さんが30mザイルを持って登る。足りなくなり、10mお助け紐を
接続。よっしゃ。G嬢が続く。
ここで突然、T橋クンが大声をあげた。ずっと担いできたはずの40m
ザイルを、どこかに置き忘れてきたという。たぶん、さっきショルダー
した丸い岩の上だという。
仕方なく、Mr.DashとT橋クンの二人で、回収することに。
その間に、スピードに課題があるともちゃんには、30m滝を登っておいて
もらうことにした。この直後に、恐ろしい事故が起きるとは、
この時は予想もしなかった…