Darkness Before the Daylight Blog

鋼の錬金術師、黒子のバスケにまつわる人々、漫画やアニメ、日々の楽しみ、その他つれづれ。

錬金術の威力について・続き

2013-09-26 20:39:02 | 考えてみました

昨日に引き続き、なんとなーく考えたことです。

錬成陣は円の形を基本としていますよね。エドやアルの手合わせ錬成は、手の形を円に

なぞらえながら、頭の中で円をイメージして発動させているものではないかと考えています。

「同じ構築式・形の錬成陣を描く場合、その錬成陣の大きさが変化すると、威力の大きさに

どう影響するか?」というのが、今日の疑問でした。

威力が円の円周に比例するなら、円の半径が二倍になれば、円周も二倍なので威力も

二倍になると考えられます。

面積に比例するなら、面積は円の半径の二乗×円周率なので(確か)半径が二倍になれば

面積は四倍、半径が三倍なら面積は九倍、錬金術の威力もそれと同じ増幅の仕方をする

ことになります。

または、錬成陣の中によく描いてある五芒星や六芒星に注目すれば、その頂点というか

ポイントの位置や距離が影響してくるかもしれません。

……いくら考えても結論の出ないことなのですが、こういうのが大好きなのです。

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錬金術の威力について

2013-09-25 23:32:34 | 考えてみました

鋼の原作漫画によると、錬金術は、地下を流れるエネルギーを取り出して使用するもの

らしいのですが、ならば、

「錬成陣を地面に直接描いた方が、同じ大きさ・内容のものを、例えば紙に描いて

室内の机上に置くよりも、効率よくエネルギーを利用できる=より強力な錬成ができるか」

という疑問が頭に浮かびました。

1.その通り。地面により近いんだから当たり前。

と考えるか、

2.影響なし。竜脈のように、エネルギーが流れている場所は地下深く(地下数10㎞とか)

なので、せいぜい2~3メートルの差は、大した違いがないから。

かもしれないし、 

3.むしろ逆。地面が少し離れていた方が、絵は少し距離をとって見た方が全体像を

見渡せるように、力を感じ取って利用できるから。

みたいな、トンデモ理論もありえないとはいえない。

こういう話は、考えても忘れてしまうことも多いのですが、ふっと思い出して話の肉付けに

使える場合もあったりします。

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論考(3)-3 氷結の錬金術を分析する~焔との比較を通して

2011-07-22 17:41:46 | 考えてみました

(ちょっと追記しました)

アニメ第二期第1話「鋼の錬金術師」に登場し、大佐と戦った

氷結の錬金術師アイザック・マクドゥーガルは、どのようにして

あのような錬成を行っていたのかを、解き明かしてみたい。

参考文献「錬金術を科学する」で、水に圧力を加えると温度が上がり、

逆に減圧すると温度が下がる現象が説明されている。

アイザックはこの性質を利用して、周囲を氷結させていたのではないかと思われる。

具体的には、水、もしくは水を含んでいるものの周囲の空気を広範囲に減圧する

方法である。そのためには、たとえば周囲の空気を、空気以外の個体か液体など、

体積の小さい物に錬成し直せば、一瞬にして周囲の空気が薄くなり、減圧することが

可能である。

これにより水の周囲に真空状態を作り出すと、水の温度を急速に下げて、氷結させる

ことができる。同様のことを繰り返すことによって、瞬時に大きな氷を作り出したり、

地表を氷で覆われた状態にしたり、場合によっては敵を凍らせて行動不能に陥れ、

攻撃を無効化することにもなる。

大佐の焔の錬金術も、アイザックの氷結の錬金術も、どちらも周囲の空気の状態に

変化を起こすことで武器としている点では共通している。

では、この二人の錬金術を人間兵器として評価した場合、その破壊力という点では

どのような差があるだろうか。

「氷結」は、生き物の体内の水分を凍らせればその生命を奪うことはできるだろう。

しかし、液体窒素の中に一瞬浸して凍らせた金魚を、再び水中に戻せば、また

泳ぎ始めるという実験が存在した。超低温では、生命が必ずしも奪われるとは、

限らない可能性がある。

また、冷凍食品を想像すればわかりやすいが、凍らせることは品質の変化を伴うとは

限らない。むしろ長期間の品質保持に有効である。

だが、大佐の焔について考えれば、瞬間的に発生した爆炎に包まれれば、氷結よりも

人体に及ぼすダメージは大きいのではないかと思われる。人体を構成するタンパク質は

熱により変性し、重い火傷となる。

そして山林や街で、錬金術が発動した場合はどうだろうか。氷には、「時間が経って

溶ければ水に戻る」という自然界の絶対的な法則がある。それには何ら人の手を加える

必要もなく、山林や街が氷結しても、そこにいる住人が避難さえしていれば、三日も

経てば、完全に元通りとはいかなくても戻ることは可能なのではないか。

しかし、一度焼き払われて炭と化した山林や街は、全く有用性を喪失し、以前の価値を

なくしてしまう。焔のもたらす被害は氷結の比ではない。

これらのことから、人間兵器としての破壊力は、大佐に軍配が上がる、を結論とする。

…ひさしぶりに論考を書きました。近いうちに、できた分からまとめてみたいと思います。

以前のものは、ここのブログのカテゴリ「考えてみました」からご覧になれます。

それにしても今、アイザックのことをこんなにも一生懸命考えている人も珍しいでしょうか。

ご来訪、拍手ありがとうございます!


論考(2)妄想ガチバトル ロイ・マスタング最強試論2-(1)

2011-03-01 23:41:45 | 考えてみました

ブラッドレイ対ロイ

最終章での彼らの直接対決を初めて読んだ時の衝撃は記憶に新しい。

結果を見れば大佐の焔はブラッドレイに通用せず、文字通り手も足も出ないまま

倒されて床へと戒められ、強制的な人体錬成が行われてしまった。

それは原作漫画の中で描かれた事実であるが、では結論として、大佐の戦闘能力は

ブラッドレイに及ばない、ブラッドレイの方が「強い」のだといえるだろうか。

管理人の捉え方は違っている。大佐の方がむしろ「強い」ということも可能である。

その根拠について以下に述べたいと思う。

まず、あの直接対決では、圧倒的にブラッドレイにとって有利な条件が複数存在していた。

第一に、ブラッドレイは大佐の戦い方を熟知しているが、大佐はブラッドレイの戦い方を

ほとんど知らなかったということがあげられる。

ブラッドレイはイシュヴァール戦の時点で既に大総統であったので、大佐を国家錬金術師に

したのも彼であったと推測される以上、大佐の焔の錬金術の特徴を知り尽くしていたことは

想像に難くない。

反面、大佐はブラッドレイが人間ベースのホムンクルスであるという事実と、昔から

戦闘訓練を積んできたことは知っていても、彼の「最強の眼」がどのようなものであるのか、

そしてその運動能力がいかに人並み外れたものであるかを、具体的には知らなかったと

思われる。そのため、相手とまみえたときの戦い方を事前に考える上で、大きな差が

生じるのである。

第二に、ブラッドレイは最初から大佐を人柱として錬成陣の中に磔にするつもりであったが、

大佐は自分が何をされようとしているのか知り得なかった。もしも知っていれば、防御の

取り方が違っていたはずである。

それに対して、大佐はブラッドレイを殺す意図を強く持っていたわけではなかった。

ブラッドレイに対して個人的な恨みがあったのではなく、また恨みを晴らすために

人(人以外も含む)の命を奪おうとしてきたことについて、自分の生き方を問い直す経験を

直前にしていたから、一戦交える覚悟は勿論していても、できればブラッドレイを説得

したいと思い直していた可能性もある。

その後のアメストリスの舵取りのために、ブラッドレイを殺すよりも生かして使い、

政治的に利用できないかと考えていたとしても、不思議ではない状況であった。

一言で言うと、もしも大佐が、最初からブラッドレイを見つけたらすぐに殺すつもりで

先手先手の攻撃を仕掛けていたなら、結果は違っていたと考えられるのである。

第三に、攻撃の前に、重傷を負ったホークアイを仲間に託さなければならなかったため、

攻撃の動作に遅れが生じたのもまた、状況を不利にした要素であった。

ブラッドレイの常識を超えた素早さからいって、一瞬のタイミングの差は致命的である。

これらの理由から、あの対決の結果だけでは、ブラッドレイの戦闘能力が

大佐のそれを上回るという結論を出すのには、どうも無理があると感じるのである。

上に述べた条件を全て取り除き、ガチバトルを設定すれば、大佐が勝つ可能性も十分ある。

(次回に続く)

ご来訪、拍手、メッセージありがとうございます!

3/1  0:30頃  Nさま

いらっしゃいませ!コメントありがとうございます!

新連載のパラレル話読んで下さって嬉しいです!今までと書き方が違うこともあり

緊張しながらアップしたので、続きを楽しみにして下さっててほっとしました!

更新頑張ります!どうぞよろしく!


論考(2)妄想ガチバトル ロイ・マスタング最強試論1

2011-02-25 00:38:47 | 考えてみました

キンブリー対ロイ

大佐の焔の錬金術の攻撃力の大きさ、自在さについては前回述べたが、

他のキャラクターとの比較を通してさらにその個性を考えてみることにする。

ここでいう「ロイ・マスタング最強」とは、戦いを運が左右することを十分考慮した上で、

大佐と他のキャラクターが戦ったと仮定した場合、大佐が十回中六回以上勝つ可能性が

十分あるという意味、もしくは戦場での人間兵器としての有用性が、大佐の方が上回る

という意味である。

戦いは常に先手必勝の要素を含む。それは攻撃は最大の防御だからである。

キンブリーと大佐が戦った場合、先に攻撃を当てた方が勝つと言って差し支えないだろう。

逆に、当たらなければどうということはないとも言えるが。

この二人の「焔の錬金術」と「紅蓮の錬金術(仮称)」は、大元としては同じものだと考えられる。

キンブリーの操る「爆発」は、「燃焼」の一形態で、急激に気体が膨張して起こる、轟音や破壊を

伴う燃焼を爆発と呼ぶからである。

つまり紅蓮の錬金術は、爆発に特化した焔の錬金術であるともいえる。

キンブリーと大佐の、焔と爆発の破壊力の差は判定が難しい。その理由は、キンブリーは

町一つを吹き飛ばすほどの力を持つが、その錬成は賢者の石を用いて行われているから

である。腕時計をおもちゃに変えた時は使っていなかった可能性が高いが、それ以外では

常に賢者の石がブースターとなっている。

そのため、未使用状態での攻撃力が未知数で、比較しにくいのである。

キンブリーと大佐は生き方の価値基準が全く異なっている。キンブリーが軍内部で重用されて

いたのは、錬成そのものの特殊性や能力に加えて、彼の人間性がイシュヴァール戦や

ホムンクルスたちの行動にとって都合が良かったためではないだろうか。

「好きなこと(=破壊と殲滅)を存分にさせてくれるなら、誰に従うかは問題ではない」という

考え方をする危険な人物は、これ以外に有効で安全な利用法がなかったとも考えられる。

キンブリーの人物像についてみると、破壊と殲滅の美学に対する偏執的な強いこだわりに

対して、自分自身の存在へのこだわり(生きていたい、死にたくないという欲求)がきわめて

希薄であり、「生き方には強くこだわるが、生きること自体にはこだわらない」という珍しい

行動様式が見える。

キンブリーの一種カルトな人気は、一つにはこれに起因するのではないかと考える。

反面大佐は、焔の錬金術を国の平和のために役立てようとしていたのに、それを

人を殺すために使用せざるをえなかったことに対して、後ろめたさと怒りをもち、無力感に

苦しんだことが行動の原動力になっている。

彼ら二人の差は、直接恨みのない相手を倒すことにどの程度の抵抗を覚えるかにも

あるのだが、ガチバトルを設定した場合、最初から相手を倒す気で向かうならば、この点に

差がなくなるため、どちらが勝つかは時の運、五分となる。

戦場での有用性に目を向けると、キンブリーの「爆発」は破壊力が大きいため、最強の武器と

なるが、細かい調整が難しいことから、敵だけでなく殺したくない者まで巻き込んだり、

壊したくない物まで壊したりしてしまう。その点から汎用性という点では、両方使いこなせる

大佐の「焔」の方が高いのではないかと考える。

と言うわけで大佐に僅差で軍配。特に扉を開けてしまった後の大佐は防御も隙なしで、

「賢者の石を使わない」という条件のもとなら、負けるとは考えにくいのです。

しかしキンブリーも好きですわ…自分はああはなれないですから。

ここまで読んで下さってありがとうございました!

次回は妄想ガチバトル2 ブラッドレイ対ロイになります。

ご来訪、拍手ありがとうございます!