Darkness Before the Daylight Blog

鋼の錬金術師、黒子のバスケにまつわる人々、漫画やアニメ、日々の楽しみ、その他つれづれ。

30,000HITありがとうございます

2011-09-30 00:51:17 | 日常

サイト開設以来、たくさんのご来訪をいただきまして本当にありがとうございます。

おいで下さる皆さんに支えられて、続けてくることができました。

これからも皆さんに楽しんでいただけるお話を目指して頑張ります。

連載の続き、小話、考察、季節のお話と、書きたい物がいっぱいで幸せです。

のんびり長く運営してまいりますので、今後ともどうかよろしくお願いいたします。

「こんな話が読みたい」などのご希望がありましたら、拍手からでもどうぞお寄せ下さい。

当サイトの傾向「ロイとエドが相思相愛」または「ロイ+エドを中心としたほのぼの」に

合う内容のリクエストでしたら、多少お時間を頂戴しますが、出来る範囲で挑戦したいです。

ご来訪、拍手ありがとうございます!


リゼンブール小学校1年3組(10)

2011-09-28 23:06:57 | 小話

国語の時間、図書室から借りてきた本をみんなで和やかに読んでいたところ、

エドワードとリンが喧嘩を始めた。

この二人、喧嘩するほど仲がいいと言うとおりで、側にいると何かとぶつかるのに、

よく休み時間に一緒に過ごしている。昨日は給食の残りを取り合っていた。

騒ぎを聞きつけてロイが近寄っていくが、それにも気付かず言い合っている。

「絶交だ!」

「おう絶交ダ!」

「絶交って何か知ってるか」

「知ってル」

「言ってみろ」

「やっだネー」

「知らないくせに」

「知ってル。だから絶交ダ」

「いいとも」

どう見ても絶交ということで意見が一致している。仲良しとしか思えない。

まあまあと分けるが、双方おさまらないようだ。

「君たち仲がいいな」

「「そんなことない!」」

「ほら」

二人は毒気を抜かれて黙った。訳を聞くと、予想通り読みたい本の順番争いだった。

「そういう時は、じゃんけんをして決めなさいと言っただろう?」

さとすロイに対して、じゃんけんしたら僕が勝ったんだとエドワードが言う。

「エドが遅出ししたんだヨ」

「してない」

「しタ」

水掛け論の様相だが、周囲の子の話を総合すると、どうやらエドワードが不利だった。

とうなんだともう一度尋ねてみると、エドワードの視線が決まり悪そうに中空に泳いだ。

わかりやすい反応にロイは笑いをこらえつつ、話を続けた。

「エドワード、本当のことを言ってくれないかな」

「…」

返事が上の空だ。よく見るとエドワードは脚をもぞもぞさせている。

「もしかして、トイレか?」

「…うん」

「じゃ、先にトイレに行ってきてから、正直に話しなさい」

「うん」

エドワードは急いで教室から出て行った。お手洗いは教室のすぐ外である。

程なくしてエドワードはさっぱりした顔をして教室に戻ってきた。

ロイは当然、エドワードが自分のところに来るものと思っていたが、予想に反して子どもは、

教室に入った所にある掃除用具ロッカーを開けて、熱心に何かやっている。

ロイは不思議になって見に行った。エドワードはしゃがみ込み、ぼそぼそとつぶやいていた。

「どうしたんだ」

「あっ、ロイ先生。今話したよ」

「は?」

「先生がさっき言ったから」

ロイは目が点になった。

「何を」

「そうじきに、話しなさいって」

………エドワードは、掃除機に話しかけていた。

とっぴんぱらりのぷう。

この後エドが遅出しはもうしないと約束し、本は先にリンが読むことになって円満解決。

ご来訪、拍手ありがとうございます!


全部自分で買った物ではないけれど

2011-09-27 23:21:21 | 日常

Ca3b02082

家族が買って、聞かなくなったのをもらったものも多いです。

手放せずにずっと持っています。

以前聴いた曲をまた聴くと、その時の出来事までよみがえってくることもあります。

今連載している敗北設定未来パラレルを書いている時によく聴いていたのは、

B'.zの名曲「OCEAN」でした。全然雰囲気が違う…

ご来訪、拍手、メッセージありがとうございます!

9/26 げーりぃさま

いらっしゃいませ!小説読んで下さって嬉しいです!

二人の嬉し恥ずかしぶりが伝わりましたか!?ありがとうございます!

自分の書いた話は、客観視ができないので「静寂感」というのははっきりわからないの

ですが、お気に召して頂けているなら良かったです!

話の起伏は少ないですが、濃密な感じが出ていれば幸せです。

スキャナの調子が良くなるといいですね。本当に、機械というのは機械なのになぜこうも

微妙な調子のいい悪いがあるのか、不思議ですよね。

コメント下さって本当にありがとうございました!

9/26 カイさま

こんにちは!リゼンブール小学校読んで下さって嬉しいです!

それはもうこのシリーズも、恋愛要素はなくてもロイエドですから!!(それは一体何)

エドはロイ先生が大好きなので、一位になったと報告して喜ぶ先生の顔が見たいのです。

「一位になった話か?それくらい知ってる」と言わないのがロイ先生の優しいところでして。

ハボックも素直で面白い子ですよね!休み時間に一年生と遊んでくれます(子守とも言う)

小学校の話も、もう少したまったらサイトの方にまとめようと思っていますが

その時は少し加筆しようかと考えています。ブログに載せる時は一発書きなので…

楽しんで読んでくださっていて、とても励みになります!また頑張ります!


リゼンブール小学校1年3組(9)

2011-09-25 16:31:47 | 小話

秋のメインイベント、運動会がやってきた。

ロイの勤務する小学校は学年三クラス編成になっているので、赤白青の三チームに

分かれて競技し合うことになっている。

校長であるキング・ブラッドレイは晴れ男の誉れが高い。反面ロイは、教師となってまだ

三年目にもかかわらず、雨男ではないかという評判をとっていた。

今回は二人の要素が丁度良くかみ合ったものか、薄曇りで時折そよ風が吹くという

絶好のコンディションだった。青空は絵的には美しいが、過剰な日焼けや熱中症の危険を

伴うので、雨が降らない程度の曇りが実は最も望ましい。前日の朝までは雨模様だったのが

逆にグランドの土埃が飛ばないように抑えてくれた。

一年生たちは練習の成果で、四列に並んで元気に入場行進を終えた。まだ音楽に合わせて

腕を振り歩くだけで精一杯だが、みんなの一生懸命な姿にロイは感動してしまった。

整列するだけで長時間かかった入学当時を思うと、まるで夢を見ているようである。

徒競走では、エドワードとリンがそれぞれ一番になって帰ってきた。

ロイはゴール近くで子どもたちが走ってくるのを出迎えて、間違いの無いように

順位ごとに並ばせていた。それにもかかわらず、自分たちの席に戻ったときに

「先生、俺一位!一位!見た!?聞いた!?」

頑張ったな、すごいなと声をかけてやると、「俺、し・あ・わ・せー」などと言い出すので

可愛かった。その直後、玉入れで惜しいところで負けると身も世もなく悔しがり、

それでも涙をこらえているので、思わずもらい泣きしそうになる。

基本的に一年生の担任は座席で子どもたちの様子を見ているのだが、当番の六年生も

二名ほどそばについてくれていて、一年生が出場する競技が迫ってくると、整列させる手伝い

をする。そんなわけで、ロイの近くにハボックがやってきた。

「おう、ご苦労様。調子はどうだ」

「なんとか一位とれました。あとはリレーです」

「そうか」

「俺本当は体育委員長になりたかったんすよねー」

「そうなのか?それはまた、どうしてだ」

販売委員長としてまじめに仕事をしている彼としては意外な言葉に、ロイは聞き返した。

「運動会でラジオ体操やりたくて」

プログラム二番のラジオ体操第一で(一番は開会式)、体育委員長の六年生が指揮台に

あがり、ラジオ体操の模範演技をする。スポーツの得意なハボックはそれに憧れていた

らしい。なるほど。

「あれ、全部反対向きにやらないといけないから大変らしいぞ」

はいと言いながらハボックは伸びをした。

「俺、運動会の日って、一年で一番楽しい日なんですよ」

それは良かったとロイは頷く。

「じゃあ、二番目に楽しいのは何の日なんだ?」

「そりゃもう、運動会の予行っす」

ロイは爆笑した。よく遊んで貰ってなついているエドワードがハボックの首っ玉に

「じゃんー」と言いながら抱きついてきた。

万国旗が上空で風にはためいている。

一年生の小学校生活初めての運動会と、六年生の最後の運動会。

多分成功だ。

……………

ちなみに、ロイが「修学旅行はどうなんだ」と聞いてみたところ、それは

「小学校六年間で一番楽しい日」なんだとハボックは言いましたとさ。

サイトを見てもおわかり頂けると思いますが、管理人は相当なハボック好きでもあります。

ご来訪、拍手ありがとうございます!


ひっそりと

2011-09-24 17:31:27 | 更新しました

更新履歴には載せていませんが、アダルトページの中に新しい話を置きました。

R18でちょっと恥ずかしい中身なので、興味のある方はスクロールして探してくださいませ。

先日某様とお絵描きチャットでお話していて出た話題から発想しました。

話の途中で妄想が脳内で炸裂し、ほっくほくで書かせていただきました。

話の一番下に、アダルトページ専用の拍手も設置しました。中にある話は続きに当たります。

もしよろしければどうぞ。全体的に当サイトにしてはわりとあからさまなので、苦手な方は

どうか無理なさらず。

ご来訪、拍手ありがとうございます!