Darkness Before the Daylight Blog

鋼の錬金術師、黒子のバスケにまつわる人々、漫画やアニメ、日々の楽しみ、その他つれづれ。

詩のはなし

2015-08-09 21:20:15 | 日常
「黄金の小僧」という詩を初めて読んだとき、エドが目に浮かびました。


 黄金の小僧       村山槐多

 
走る走る走る

黄金の小僧ただ一人

入日の中を走る、走る走る

ぴかぴかとくらくらと

入日の中へとぶように走る走る

走れ小僧

金の小僧

走る走る走る

走れ金の小僧


※※※※※※


作者は二十二歳で結核のために夭逝したのだそうです。

大正時代、画家としても活躍していた方だったとか。

自分の死期を悟っていたのか、光の中を走っていく男の子の姿を

はかなく眩しいものとして描いたのかなと思いました。

私には大佐から見たエドに感じられて仕方ないです。