Darkness Before the Daylight Blog

鋼の錬金術師、黒子のバスケにまつわる人々、漫画やアニメ、日々の楽しみ、その他つれづれ。

論考(2)妄想ガチバトル ロイ・マスタング最強試論2-(1)

2011-03-01 23:41:45 | 考えてみました

ブラッドレイ対ロイ

最終章での彼らの直接対決を初めて読んだ時の衝撃は記憶に新しい。

結果を見れば大佐の焔はブラッドレイに通用せず、文字通り手も足も出ないまま

倒されて床へと戒められ、強制的な人体錬成が行われてしまった。

それは原作漫画の中で描かれた事実であるが、では結論として、大佐の戦闘能力は

ブラッドレイに及ばない、ブラッドレイの方が「強い」のだといえるだろうか。

管理人の捉え方は違っている。大佐の方がむしろ「強い」ということも可能である。

その根拠について以下に述べたいと思う。

まず、あの直接対決では、圧倒的にブラッドレイにとって有利な条件が複数存在していた。

第一に、ブラッドレイは大佐の戦い方を熟知しているが、大佐はブラッドレイの戦い方を

ほとんど知らなかったということがあげられる。

ブラッドレイはイシュヴァール戦の時点で既に大総統であったので、大佐を国家錬金術師に

したのも彼であったと推測される以上、大佐の焔の錬金術の特徴を知り尽くしていたことは

想像に難くない。

反面、大佐はブラッドレイが人間ベースのホムンクルスであるという事実と、昔から

戦闘訓練を積んできたことは知っていても、彼の「最強の眼」がどのようなものであるのか、

そしてその運動能力がいかに人並み外れたものであるかを、具体的には知らなかったと

思われる。そのため、相手とまみえたときの戦い方を事前に考える上で、大きな差が

生じるのである。

第二に、ブラッドレイは最初から大佐を人柱として錬成陣の中に磔にするつもりであったが、

大佐は自分が何をされようとしているのか知り得なかった。もしも知っていれば、防御の

取り方が違っていたはずである。

それに対して、大佐はブラッドレイを殺す意図を強く持っていたわけではなかった。

ブラッドレイに対して個人的な恨みがあったのではなく、また恨みを晴らすために

人(人以外も含む)の命を奪おうとしてきたことについて、自分の生き方を問い直す経験を

直前にしていたから、一戦交える覚悟は勿論していても、できればブラッドレイを説得

したいと思い直していた可能性もある。

その後のアメストリスの舵取りのために、ブラッドレイを殺すよりも生かして使い、

政治的に利用できないかと考えていたとしても、不思議ではない状況であった。

一言で言うと、もしも大佐が、最初からブラッドレイを見つけたらすぐに殺すつもりで

先手先手の攻撃を仕掛けていたなら、結果は違っていたと考えられるのである。

第三に、攻撃の前に、重傷を負ったホークアイを仲間に託さなければならなかったため、

攻撃の動作に遅れが生じたのもまた、状況を不利にした要素であった。

ブラッドレイの常識を超えた素早さからいって、一瞬のタイミングの差は致命的である。

これらの理由から、あの対決の結果だけでは、ブラッドレイの戦闘能力が

大佐のそれを上回るという結論を出すのには、どうも無理があると感じるのである。

上に述べた条件を全て取り除き、ガチバトルを設定すれば、大佐が勝つ可能性も十分ある。

(次回に続く)

ご来訪、拍手、メッセージありがとうございます!

3/1  0:30頃  Nさま

いらっしゃいませ!コメントありがとうございます!

新連載のパラレル話読んで下さって嬉しいです!今までと書き方が違うこともあり

緊張しながらアップしたので、続きを楽しみにして下さっててほっとしました!

更新頑張ります!どうぞよろしく!


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