Darkness Before the Daylight Blog

鋼の錬金術師、黒子のバスケにまつわる人々、漫画やアニメ、日々の楽しみ、その他つれづれ。

最近読んだ漫画の話など その3

2018-09-16 21:18:23 | 日記
こんばんはです。

引き続き、最近読んだ&読み返した漫画の話です。
ネタバレはあまりないと思いますが、気にされる方はご注意をば。

「百姓貴族」1~5 荒川 弘

言わずと知れた(特に当ブログでは)「鋼の錬金術師」の作者、荒川弘先生の農家エッセイ漫画です。
5巻の帯に「累計220万部突破」と書いてあります。すごい部数だと思います。
序盤では割と、農家あるあるネタが多い印象ですが、巻数が進むにつれて専門的な内容が入ってきます。
読み物としてはたいへん面白くて、仕事・ビジネスとしての農業のいろいろな面について詳しいです。

うちは農家で、家族で読んでいますが、舞台が北海道ですので、何しろスケールが大きくて
特に畑の広さや農業機械の大きさ、一言で言うと耕作規模については、本州とは違う印象です。
コミカルな描写の中にしっかりとしたテーマがあり、「銀の匙」と合わせて読んでも勉強になります。
荒川先生ファンの方もそうでない方も、一度読んで見て損はないと思います。

「研修医なな子」 文庫1~4 森本 梢子

いや~~~懐かしい本でした。ドラマにもなった名作です。今読んでもとても面白いです。
小柄な女性研修医のなな子先生が、大学病院で頑張る日々を綴ったフィクションです。
20年以上前の作品のため、医学的な内容は現在では飛躍的に進歩しているので、そこは参考程度ですが
医師として奮闘する人々の様子、個性豊かな患者さんや看護師さんたちが生き生きと描かれていて、
それは今も色あせることはありません。
命をあずかる現場で、時として重くなりがちなテーマですが、可愛らしくも繊細な絵柄と、なな子先生の
前向きさが絶妙なソフトフォーカスとなっています。
同じ作者さんの「ごくせん」も好きでしたが、自分が最近療養していたのでこちらを選びました。

他にも色々読んだので、またご紹介します。
BL漫画については、それだけ別にまとめます。
また、漫画ではない本についても、いずれ書きたいと思います。

読んでくださってありがとうございました~。


最近読んだ漫画の話など その2

2018-09-12 22:08:57 | 日記
こんにちは。
引き続き、最近読んだ&読み返した漫画の話を。
ネタバレはなるべくしない所存ですが、まっさらな状態で読みたい方はご注意くださいませ。

「パティシエさんとお嬢さん」 銀泥

私、「尊い」という言葉はあまり使わないんですが、このお話はそれ意外の表現ができませんでした。
読むととにかく幸せな気持ちになり、拝んでしまいます。そしてケーキが食べたくなります。
ちょっともどかしいラブストーリーがお好みの方には、ぜひ読んでいただきたいです。
読む前は、お嬢さんにはドジっ子属性があるのかな?と予想していましたが、むしろ「しっかりしてるけど
ほんわか系」でした。女の子が次々に騒動を巻き起こす展開は疲れる……という方も大丈夫です。
作者さんのお名前を「ぎんでい」さんとお読みしていましたが、「ぎんどろ」さんが正しいようです。

「坊主DAYS」「坊主DAYS2 お寺とみんなの毎日」 杜康 潤

お寺とお坊さんの世界と、ご家族にまつわるコミックエッセイです。
かなり専門的な内容も含みながら、楽しく読みやすく、時には泣かされました。
登場するたくさんのお坊さん方のキャラクターが大変豊かです。
臨済宗について描かれていますが、特定の宗派に強く偏った印象ではなく、仏教やお坊さんについて
知りたい方、興味のある方が参考にできるバランスの良さです。
中村光先生の「聖☆おにいさん」と一緒に愛読しています。

「死んで生き返りましたれぽ」 村上竹尾

ピクシブで大ヒットしたので、ご存知の方もおられることでしょう。
タイトルを見て、家族はオカルトの話かと思ったそうですが、闘病記です。
作者が感じたものを率直に描かれていて、読み返すたびに新しい発見のある作品です。
人の感覚、人の心というものの危うさ、健康のありがたさについて考えさせられます。
作中の「なんで自分はこんなふうにしかなれなかったんだろう」という言葉が突き刺さりました。

自分も先日開腹手術をして、一晩ICUに泊まってお世話になりました。
その時、手術後5時間ほど経っていて、意識はあるけど麻酔が完全に覚めていないのか、
痛み止めのせいなのか頭がぼんやりしていて、術後の発熱でかすかに寒く、寝返りもまだ無理という時に
「歯みがきしましょう」
と言われて、看護師さんが歯みがき粉をつけてくれた歯ブラシを渡されました。
夜の消灯前だったので、考えてみれば当たり前でしたが、歯をみがくことなど忘れていたので、
正直ちょっとびっくりしました。
でも、ほとんど手探りでみがいてみるととてもすっきりして、何よりも自分でできることがあったのが
嬉しかったです。
それは、回復への大きな意欲になりました。
退院してから「死んで生き返りましたれぽ」を読み返して、リハビリの場面に以前とは別な意味で
親近感をおぼえて、深く納得したのが今も印象的です。

読んでくださってありがとうございます。
ではでは、また。



最近読んだ漫画の話など その1

2018-09-10 22:13:42 | 日記
ご来訪いただきありがとうございます。
今日は最近読んだ漫画の話を。

療養中、友達が貸してくれたものや、以前購入しておいていたものなどを読みました。
色々と楽しく、また興味深かったです。
いくつかご紹介します。
ネタバレはないかと思います。

「こぐまのケーキ屋さん」1・2 カメントツ

テレビCMもオンエアされている、ツイッター発祥の大ヒット四コマに、書き下ろしが加わっています。
とにかくキャラクターも話も可愛くて、どこから読んでもなごみました。
作者のカメントツさんは、ホラー漫画を描かれるそうです。
このお話からはイメージしにくいですが、ところどころ(動物の造形のリアルさなど)に、
「あっ、わかる」と思う部分があります。
web上でも読めますが、本の装丁も凝っていてきれいなので、おすすめです。

「昭和元禄落語心中」全10巻 雲田はるこ

ドラマにもなりましたので、ご存知の方も多いかもしれません。
この作品がきっかけで、落語に興味が出たという人もいます。
伝統の話芸というものを、音の出ない紙の上で表現するのは難しいと思うのですが、
そうした意味でも素晴らしいです。
絵もさらりとした中に味があり、表紙を並べるとたいへん美しいです。
大河ドラマのような、奥深く味わいのある話です。

「ケルン市警オド」1~3巻 青池保子

昔から大好きな作者さんで、見つけたら即レジに持って行きます。漫画も一期一会。
「エロイカより愛をこめて」「アルカサル」「修道士ファルコ」など、代表作がたくさんあります。
舞台は中世、ライン川沿いのケルン市で、治安維持役人をつとめる青年のお話です。
事件解決のために奔走するオドの活躍が楽しいです。
読み返すほどに伏線が見えてくる丁寧な話作り、綿密な時代考証、描き込まれた絵が魅力的です。
絵柄は独特なので、何となく手に取らずにきた方もいるかもしれませんが、良かったらぜひ。

支部にあげた話に加筆してサイトに上げ直す今日この頃です。
楽しゅうございます~~~。

ではでは、また。

地震被害お見舞い申し上げます

2018-09-08 21:11:15 | 日記
先日台風被害について書いたばかりで、北海道で大きな地震があったとの事で、
何と言っていいかわかりません。
被害に遭われた方々が、一刻も早く落ち着いた生活を送ることができるようお祈りしています。

このサイトでは、忙しい中来てくださる方々に、ちょっとだけ日常を忘れてくつろいでいただける
話を書くことを目指しています。
話の中にはっきりした悪役が出てこないのも、それが理由の1つです。

ご心配いただきましたが、おかげさまでだいぶ体調も回復してきました。
今まで、頑張りのきかない自分を、気力が足りないのか……と思っていたのですが、
持病がいつの間にか悪化していたのだということがよくわかりました。
現在では手術が成功したので、本当にさっぱりしました。

こちらのブログの更新も、以前よりもできると思います。
お時間のある時にいらしていただけたら嬉しいです。

台風被害お見舞い申し上げます

2018-09-05 21:53:59 | 日記
このたびの台風で被害を受けられた皆様、被害というほどではなくても怖い思い・不自由な思いを
された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早くいつも通りの生活が送れますことをお祈りしています。

当方は幸い大きな被害はなかったのですが、夜中ずっと強風が吹き荒れる中で眠れずに過ごしました。
午前3時頃には風が弱まり、何とか眠ることができましたが、やはり不安でした。

平成3年には、台風19号の被害で4日間の停電を経験しているので、停電が今回なかったことは、
本当にありがたかったです。
今は当時よりも、さらに電気に頼った生活をしているので……停電したら、ネット環境も
どうなるかわかりませんし。

ロイやエドの生活しているアメストリスが、どの程度電気を使った生活をしているのかは、ちょっと
作品からはわかりにくいところがあります。
街灯や電話は整備されているようなので、イーストシティやセントラルのような都市部ではそれなりに
普及しているようですが、暖房や料理は、マキや石油ストーブ、ランプなども使っているようですよね。
ですが、オートメイルを作るための工具類や、手術器具は、電気なしでの使用は無理のようにも見えます。

現代社会と同じバランスで発展したわけではない「ハガレン」は、ややスチームパンクな世界観なので、
今原作漫画を読み返してみても、色々と発見があって面白いですね。


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自家通販もできます。
800円プラス180円の送料となります。
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ダイレクトメッセージ、ピクシブのメッセージなどで連絡を頂ければ対応いたします。
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「【SGD2018】5/4新刊 センチメンタル・バースデイ」/「wafusan」の小説 [pixiv] https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9555126