WANNA PLAY SPORTS?

サッカー、NBA、プロ野球、ラグビー、何でも書きます。想いをそのまま文章にぶつける。

スーバーボウルの勝敗を決めた流れ

2012年02月06日 23時54分53秒 | Weblog
ジャイアンツの優勝に終わったスーパーボウル。
その試合の中でジャイアンツ、ペイトリオッツ共に完全に流れを掴むことは出来ず、
それがこの歴史に残る接戦に繋がった。

まず、流れを掴んだのはジャイアンツ。
おそらくジャイアンツとしても予想だにしていなかったセーフティーでの先制点。
更に続けてTDも奪い、ジャイアンツが流れを掴みかける。
しかしブレイディーは簡単に流れを譲るような選手ではない。
次のドライブでFGを奪い、更に前半終了間際にはTDを奪い、逆転してハーフタイムを迎える。

そして迎えた後半、ペイトリオッツが勢いに乗って、最初のドライブでTDを奪う。
完全なドライブでTDまで繋げ、ジャイアンツとしてはここが一番のピンチだった。
しかし、ここでイーライが地道に短いパスを繋げて、FGまで奪う。
このドライブが大きかった。
その後のペイトリオッツのドライブをスリー・アンド・アウトに抑え、その後のドライブで更にFGを追加。
ここで流れがグっとジャイアンツに傾いた。
ブレイディーも負けずと次のドライブを進めるが、最後はミスで得点を奪えず、これがジャイアンツの逆転TDに繋がった。

この試合大きかったは、イーライが地道にしっかりとパスをつないだ事である。
FGが奪えなくても、前に前進することで、パントの位置を稼ぐことができ、
ペイトリオッツのドライブのスタート地点が奥に追いやられた。
その為、ブレイディーは一回も良いポジションからドライブを開始することが出来なかった。
もしブレイディーが良いポジションを得ていたら、一発でTDを奪っていた可能性もある。
それを回避することにつながったイーライの辛抱強いプレイぶりがこの勝利を決定づけた。

スーパーボウル ジェイアンツ制覇

2012年02月06日 12時38分43秒 | Weblog
あとで、もう少し長く書くが、
ジャイアンツがスーパーボウルを制した。
ペイトリオッツは試合を通して波があり、
ブレイディーはまたもや悲願に、あと一歩届かなかった。

試合終盤、2点負けているジャイアンツがペイトリオッツ陣内にまで攻め込み、
残り1分のところでペイトリオッツはあえてジャイアンツにTDをとらせた。
TDを取らせなくても、逆転FGが確実な距離だっただけに、ペイトリオッツはあえてTDを許して、
最後のブレイディーの攻撃にかけた。
この判断は決して間違っていなかった。むしろ簡単にTDをとってしまったジャイアンツのRBブラッドショーのミスでもあった。
ただ個人的にはこの判断は少し遅かった気がする。
もうすこし早くこの動きをしておけば、最後の攻撃にもっと時間が残せたはずだ。
そして、残り1分の攻撃は実らなかった。
もしブランチが、ヘルナンデスがキャッチしていれば、というパスをブレイディーは投げていたものの、
最後のヘイルメアリーと同様に、ブレイディーの想いは届かなかった。

これでQBイーライ・マニングは2度目のスーパーボウル制覇。
回数で兄のペイトンを超えた。
これは来季の復活を目指すペイトンにも大きな力になるはずだ。
そしてブレイディー。
史上最高のQBも、勝負弱さが板についてきた気がするのは自分だけだろうか。

日本対シリア

2012年02月06日 09時57分51秒 | Weblog
ロンドンオリンピック最終予選。
第四戦、対シリア、アウェー。

結果は1対2。
日本はグループ首位から陥落することになった。
試合展開は日本でのシリア戦と全く同じ。
ホームチームが先制点をあげ、アウェーチームが同点に追いつく。
試合終盤にホームチームが勝ち越し点を奪い、そのまま試合は終了。
まさしくこのシナリオ通りの二戦。
なぜ日本は勝つことはおろか、引き分けに持ち込むことが出来なかったのだろうか。


まず一にあげたいのが、前半の日本の戦いぶりが悪すぎた。
試合の流れを握っていたのは常にシリア。
永井のシュートの上手さで同点になったに過ぎない。

この試合の問題点は、ボールが収まらないことにあったのは誰の目にも明らかだった。
なんと日本は前半ボール支配率でシリアに負けている。
日本がボール支配率で負けるのを見るのは相当久しぶりだ。
普通に考えれば、今回のオリンピックメンバーの場合、ボールが収まるのは清武のところになる。
しかし、今回彼は負傷離脱。
ただ、これだけでボールの収まりどころがなくなってしまった。

今までの3試合でボールをしっかりと収めていたのは、ボランチの扇原だった。
しかし、この試合は何故かベンチスタート。
そして先発をした山村と山口のボランチ二人はボールを収めることが出来なかった。
どちらも守備的なボランチである。
監督としては山村にゲームメイクを託したのだと思うが、彼はCBの選手。
彼に「プチ遠藤」は出来ない。
なぜ扇原を外したのか。
そして、この扇原を外したことが、結果的に日本からいつもの戦い方を取り上げた。

そして2列目の構成。
この試合のスタートは右から山崎、山田、東。
しかし試合開始早々に山崎が負傷、永井を一列下げて、前線に大迫。
しかし、この後永井のスピードは生き、大迫とのコンビで1点を奪ったことを考えれば、この交代は当たった。
問題なのは山田と東の併用である。
特に山田に関しては、このチームで輝いているところを見たことがない。
彼はチームの歯車になっていない。
山田も東も「使われて初めて生きる選手」。決して独力で突破する選手ではない。
そして二人とも、より輝くポジションは二列目の真ん中にある。
二人の併用には無理がある。
個人的には山田はいらない。せめて使うならボランチである。
東を真ん中に置いて、サイドに独力突破が出来る選手を置きたい。
しかし、この試合は大津を招集できず、清武も怪我で、サイドの選手が不足。
本来、香川や宇佐美、宮市らこのチームの強みになるであろうサイドが、生きていないのだ。
それでも、この試合の先発は永井、東、山崎であるべきだったし、横浜の小野など招集していても良かったはずだ。

これで日本のオリンピック出場に黄色信号が灯った。
しかし決して赤信号ではない。
「気をつけて渡れ」である。
あとは残る二試合を大差で勝利していくしかない。