Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

何でもかんでも、ブルトレの愛称を復活させるのは…

2010-09-09 00:00:01 | 社会
最速「みずほ」で3時間47分 大阪―鹿児島直通新幹線(朝日新聞) - goo ニュース

上のリンク先の記事、すでにタイムアウトしていますが、この記事を書くつもりで引用していました。以下に内容を紹介します。

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新幹線と飛行機の乗客争奪戦が新たな段階に入る。来年3月に直通運転が始まる山陽・九州新幹線で、すでに公表された「さくら」より短い3時間47分で新大阪―鹿児島中央間を結ぶ「みずほ」が運行されることになった。東北新幹線も今年末の延伸で東京―新青森間が3時間台に。航空会社との間で乗客シェアの分岐点とされる4時間を切るスピード化で攻勢を強めるJRに対し、航空会社は防戦に懸命だ。

 九州新幹線鹿児島ルートが来年3月12日に博多―鹿児島中央間で全線開業するのに合わせ、JR西日本と九州が直通運転を始める。「みずほ」は1961~94年に東京―熊本・長崎を走った寝台特急(ブルートレイン)の名。新大阪―鹿児島中央を1日数往復し、停車駅は新神戸、岡山、広島、小倉、博多、熊本の見通し。最高時速は山陽区間で300キロ、九州区間で260キロ。同区間を約4時間かかる「さくら」より10分程度短縮される。

(以下、略)

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これ、鉄道行政に精通なさっているくっち~さんに、バッサリと斬っていただきましょう!(笑)。

私が思うに、「何でもかんでも、ブルトレの愛称を復活されれば良い」というのは、なんともまぁ芸がないなぁ…と。

くっち~さんは、そもそも新幹線なんて…とお考えかもしれませんが、このニュースにある『みずほ』は、明らかに必要ないと、個人的には思っています。
『さくら』との比較でたったの10分しか差がないのなら、「差別化」されているとは言えないと思いますね。停車駅も「考慮中」なら、考えるだけ無駄な気がします。

それより気になるのが、山陽・九州新幹線のおかげで、東海道・山陽新幹線エリアを走っている『のぞみ』が、東海道エリアだけになってしまわないか…という事。
そっちの方がとっても不安です。
そこに山陽・九州エリアに『みずほ』が投入されるのならば、尚更です。

なぜなら、今にあって『のぞみ』の存在は、東京・品川・新横浜~広島・徳山・新山口・小倉間を頻度高く利用している乗客にとっては、大変大きいと思っているからです。

広島は、空の便を使おうとすると、広島空港へのアクセスが非常に悪いために、余計に時間がかかるので(東京に出たとしても「羽田」なので、ビジネス街に出るまでにも時間が必要)、『のぞみ』の方が使い勝手が良いと思っています。
徳山は、「瀬戸内コンビナート」の一角を担っている存在で、大きな会社の工場(事業所)が結構あるので、東京に本社があるビジネス客には、実は好都合です。
新山口(旧・小郡)は、萩・秋吉台への観光客に対する利便性の面で『のぞみ』を止めているのでしょう(「山口宇部空港」へのアクセスの面とは考えていないでしょうね)。
小倉も、ほぼ広島と同じ事情だと思っています。

それが、「どうせ、山陽・九州新幹線があるんだから…」という見方をされて、『のぞみ』を東海道エリアで切られるのは、非常に困ります。
(新大阪駅の乗り換えって、体力的にきついんですよ、結構。)

『のぞみ』は、そういう事で現存のまま残して欲しいから、山陽・九州新幹線の『のぞみ』に相当すると言われている『みずほ』なんて、意味ないから必要ない…というのが私の持論です。

まぁ、山陽新幹線を、東海道新幹線並みの「過密ダイヤ」にする覚悟があるなら、分からなくはないのですが、それでは採算が取れないでしょう。

これは、勝手な妄想ですが、そもそもJR東海とJR西日本、JR西日本とJR九州、さらに言えば、JR東海とJR九州の「仲」が悪いから、こんなことになってるんじゃない?…なんて、ダイヤ改正の話が出る度に思います。

もっと、利用客の事、考えようよ。首都圏より西にあるJRの3社のトップスの皆さん。

しかし、「東」の新幹線の『はやぶさ』もそうだし、何でもかんでもブルトレの愛称を安易に復活させるのは、繰り返しになるけれど、本当に芸がないよ。
Comments (4)
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