段ボールの備忘録

'80~'90年代のYAMAHAに乗ってます、メンテ記録のメモ代わりなブログです。

現状のクリアランス

2016年02月01日 | 3ET(DT200R)

さて、取り外したシリンダーをじっくり見てみることにする。

左側が先日、どこかに仕舞ったはずと言ったストックしておいたモノで

右側が使用中のシリンダーである。

まだ使えるとイイナー…という淡い期待は、ちと甘かったw

シリンダーの磨耗を見る為にSTDピストンも入手。

 

結構、縦キズが激しい…排気側より吸気側が激しいようだ。

異物を噛み込むのはピストンが上昇する時…っつーと吸気、圧縮行程…

燃焼後の掃気、排気行程では噛み込まないことになる…

砂とかチリなんだろうなぁ…ピストン・リードほどではないにせよ、

ケース・リードバルブでも、若干、ピストンに新気は当たるから、

その時にでも噛み込んだのだろうか?

前オーナーがエアクリ無しで乗った時期があったのかも!?

自分は外して乗ったことはない。

一方、使用中のシリンダー…こちらは平均的に磨耗してるものの、ストック版のような縦キズはない。

シリンダーの前後方向が磨耗しやすいのはわかるが、部分的に強く当たってるところが

あるというのが興味深い。

やはり、熱膨張がらみなのだろうか?

さて、取り寄せたSTDピストン…ヘッドに95の刻印…なんだろう?と思って試しにノギスを当てると

65.95の意味でしたw斜めに撮影しているために95の位置で目盛りがズレて見えるが

真上(正面)から見るとゲージの目盛りは 95 で一致。

ついでに…と、使用中のピストンも計測w結果は65.85でしたw

シリンダーの磨耗を推察するため使うのはSTDピストン…たまたま95という数字と

当てたノギスの目盛りは一致したが、ノギスは目盛りに誤差というか公差を含むので

マイクロメータ、ダイアルゲージのように、直接測った数字を信用するわけにはいかない。

私が考えているのはたぶん、これは正確なんだろうという新品の部品を当て、

隙間にゲージを刺してみるという計測方法としてはかなり原始的な手法…

私のような素人レベルが部品の良否を判断するには、これでも充分有効かと考えるw

早速、刺してみる…と思ったら、うまく入らないのでピストンに巻きつけてみた。

結果は0.07…0.08は入らない

一方のストックシリンダーは0.13~0.14といったところ…

仮に0.14として…

65.95+0.14<66.4…フムフム…

 

さて、組み上げますか!w