なんくるないさ~、沖縄での研修医生活

臨床研修のメッカ沖縄にあって忙しさNo.1を自負する中部徳洲会病院。スーパー研修医がリレーでつづる研修医ブログ。

久しぶりです。

2010-07-26 19:26:48 | Weblog
臨床研修1期生の國永です。

現在倉中:循内ローテ中です。
カテ・シンチ・エコー・RFCA・PPM・PCI・IVUS・TAVI・EPS・TWA・LP・・・ etc.
こんなにもやること多いんだぁと思いました。
循内の中でもarrythmia,PCIとか細分化されていて、
arrythmiaも非常に面白いし、こんなにもRFCAの種類があるのかと関心してしまいました。
PPMは日本で2番に導入件数が多いようです。適応は非常に厳しいのに。。
また最近はTAVIも始まりましたし(合併症が多い患者に行うので難しいようですが)
確立されれば外科の必要性が。。とか思うこの頃です。
大動脈瘤もほとんどステントだし。。
循内の先生は本当にスゴイです!

ていうかやっぱり専門医の先生の専門性ってのは大事で
総診だけでは成り立たないし、専門医の先生もきちんといてもらわないと
稀な疾患は助からないのですから。

総診ってのはやはり入り口であり、そこでしっかりとマネージメントを行って
専門医の先生へ送ったり、専門医の先生の話を聞くことが大切で
総診がエライなんて思ってたら本当にしょんぼりです。

最善のマネージメントを行うのが僕らの仕事であり、
決して僕らだけで治療をしていると思ったら大間違いですから。

合併症の多い患者のマネージメントを行えるようになること、
また一般的なことがしっかりとマネージメントできることが
僕らの目標かなぁと最近強く思うようになってきました。
理想はICU+CCU+NCU+ER+Dr.car+訪問診療+外来かなぁ(欲張りすぎ(笑))

専門医の先生に10科くらい通院していても、PSAが測定されていなかったり
誰も梅毒の治療をしてないなんてことはざらにある訳で。
意外に(予想通り!?)普通のコトが普通に抜け抜けだったりしています。
幅広い知識の勉強ってのは際限がないけど非常に勉強になると思っています。


そうそう先日GMなんてドラマが始まりました。
期待して第一話を見たのですが、非常に残念でした。
侵襲的な検査であってもできる限りの検査を、できる限りやり続けるのが
GMという印象を植えつけたのではないでしょうか。
そうだとしたらあまりに悲しいドラマの始まりですね(涙)

全ては『History!History!History!!!』であり、
病歴から始まり⇒つまりしっかりとした病歴聴取が根底にあり
そこから考えうる身体所見をしっかりと診察し
無駄な検査をせずに診断まで到達できるように努力するのが
患者さんのためであり、僕の思うGMであるわけで。
少し疑っただけで、肝生検/髄液検査/さらには薬剤投与をヤッてしまうのはshockでした。
それこそバカでもできるってことで。。

来週からは血液内科です。
移植やマルクや。。何がみれるのでしょうか。
なぞが多い科だけに不安もいっぱいです。

なんとなく最近の日常をとりとめもなく羅列してしまいました。
ビーパ楽しみにしています。

                           國永