ECBの政策金利が発表されましたが、すべて「据え置き」でした。
リファイナンス金利は「0%」、限界貸出金利は「0.25%」、中銀預金金利は「-0.4%」で、すべて「据え置き」です。
800億ユーロの資産購入プログラムも変更なしですが、今後この購入額を増額していくことも示唆されました。
2017年3月までの量的緩和も、更に延長していくような含みを持たせた発言が見られます。
4月の「月例経済報告」も出ましたが、概して「横這い」です。
最近、やたら三菱の名前がニュースに乗ってきます。
三菱重工の豪華客船「アイーダ・プリマ」の相次ぐ火災事故に、受注額は2隻で「1000億円」の豪華客船に対し、既に「2375億円」の特別損失を計上しています。
納期も3回延期し、更に損失が膨らんでいく事態も避けられません。
「MRJ(三菱リージョナルジェット)」も初飛行したばかりなのに、その後も納期を延期し、4回目の延期に陥っています。
三菱自動車も「リコール隠し」に続き、燃費をよく見せるために、不正にデータを操作していたことが発覚しています。
i-MiEV(アイ・ミーブ)も、コンプライアンス(法令遵守)を無視した燃費試験が問題となっています。
明らかになっている車種以外にも同様の不正が疑われており、今後の調査次第では、この問題も波及していきそうです。
三菱自動車株も不正が発覚する前の株価から「44%」も暴落しています。
発覚前の株価は19日「864円」ですが、現在「480円」にまで暴落しています。
三菱商事もコモディティー投資の失敗で巨額の損失を計上し、赤字に転落しています。
三菱東京UFJ銀行も、日銀のマイナス金利政策で今後、収益が圧迫されてきます。
また三菱重工はオーストラリアに、そうりゅう型潜水艦を官民あげて売り込んでいましたけれども、今週にも正式に発表される予定と言われています。
垂直浮上できないそうりゅう型潜水艦ですが、日本・ドイツ・フランスと競争していますが、日本の劣勢が伝えられています。
安倍首相がターンブル首相に電話までして売り込んでいます。
Japan makes call to Malcolm Turnbull in a bid to build Australia's $50 billion submarine fleet
500億豪ドルの商談に一国の首相が出てくるのも、みっともない気がします。
色々と東芝・シャープに次いで日本を代表する企業に問題が出ています。
やはり衰退していく国というのは、こういうものなのでしょうか。