湖国の住人

滋賀県に来て35年。まだまだ知らない湖国の自然、歳時記を日常の出来事、たまに生まれ故郷西条市、西条祭りの事も交え綴ります

こっちの蜜はあ~まいか?

2007-11-10 14:14:22 | 自然、花
背高泡立草の蜜を貧る『オオハナアブ』君です。
蜂じゃありません。蝿の仲間ですから刺しません。

背高泡立草は花粉症の一つと言われてましたが違ってたようですね。

風媒花と思われいたようですが、このように虫媒花だったからです。

しかし、このむせ返るような黄色いモコモコの花は、見てるだけで鼻がムズムズしてきます。

遅い秋の気配

2007-09-22 19:57:53 | 自然、花
九月も後半、彼岸の入りも過ぎたと言うのに毎日の挨拶が「暑いですねぇ~」
しかし、ちょっと遅めの秋の気配は感じられます。



今年は遅れていますよね彼岸花。



蓼類も遅れていますか?オオケタデ



こちらは『リコリス
彼岸花の仲間は野生種、栽培種あわせて数百種もあるとか・・・
一昨年、昨年と追っかけてた白花彼岸花は珍しいものでもなかったんですね。

まだ暫く暑い日が続きそうです。
皆様くれぐれもご自愛くださいませ。

紫露草&白花

2007-06-02 11:12:50 | 自然、花
野道の花シリーズ30

鷺コロニーをうろついていたら鮮やかな紫の花を見つけました。



紫露草(ムラサキツユクサ)ツユクサ科の多年草。
北米原産で明治初期に渡来の帰化植物。やっぱり!普通のツユクサと形状も違うし花がゴージャスです。



こちらはご近所の生垣の隅っこで見つけた白い花。
よく見ると紫露草の花によく似ている。
白花紫露草なんでしょうかね?
(miyoさんに教えていただきました。
『常盤露草』(トキワツユクサ)だそうです。南米原産のツユクサ科ムラサキツユクサ属。
お前もかぁ~!)





最近帰化植物ばかりのアップになっていますね。
野道はこんなにも外国産植物に侵略されてしまっているのか!

小判草(コバンソウ)

2007-05-18 17:19:26 | 自然、花
野道の花シリーズ29


最近は野の花に帰化植物が殖えています。
画像は稲科の『コバンソウ(小判草)』別名『タワラムギ(俵麦)』ですが、地中海原産で明治時代に鑑賞用として伝わったものらしいです。
しかし、今では野原でよく見掛けます。
実が熟すと茶色になり小判のように見えますわ。



こんなに沢山小判が落ちてたらいいのにね(苦笑)

草津の桜 『馬場公園』

2007-04-12 01:05:56 | 自然、花
草津市馬場町にある馬場公園の桜は満開です。
この辺りの馬場町と言う町名は近江守護佐々木氏一族の青地氏の居城『青地城』の城下で、馬場が有った所だそうです。
字としては『城目』と言うのも有るそうで、城目付の屋敷があったとか・・・


4月3日の桜開花状況です。


4月9日の開花状況です。

毎年雪洞が灯され平日は夜になったら夜桜、休日は沢山のグループが花見を楽しんでいます。

梅は~♪咲い~たか~♪

2007-02-10 23:49:28 | 自然、花
暖か日が続いて、あちら、こちらのブログにも綺麗な梅の花が咲いています。

それを見て私も梅の木を探していたら、仕事場近くの小川の土手にヤバイ程花を咲かせている野梅を見つけました。



『桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿』と言う諺が有りますが、
桜は枝を切ると樹勢が衰え枯れ易いが、梅は枝を切ると切り口から小枝が密集して
花を沢山付け実を結ぶから切った方が良いという事ですね。
この木がその典型的な結果でしょうか?

このように梅にまつわる諺、言い伝えは沢山有るようです。





コンデジのマニュアル操作、絞り優先で絞りを開けて撮ってみましたが、なかなか一眼レフのようなボケ味が出ませんわ。

草合歓

2006-10-22 17:12:33 | 自然、花
野道の花シリーズ 28

話題のない時の野草頼み・・・

田圃や畦道に合歓木に似た葉をしているのに黄色い花をつけた雑草を見かけます。
調べてみると
『草合歓(クサネム)』マメ科クサネム属 草丈50cm~1m アジア、アフリカ、オーストラリア等に広く分布する一年草。
花は初夏から秋まで咲き続け、繁殖力が強く水田では害草扱いされているそうです。

私は確認していないのですがクサネムの葉は、太陽の方向に葉を向ける周日運動と、日が当たらなくなると葉を閉じる就眠運動をするそうですよ。




豆朝顔

2006-10-21 23:58:25 | 自然、花
野道の花シリーズ27

田圃の畦の雑草の中で白いものが見えたので、近くで見ると朝顔のような花が咲いていました。
花の直径は1~2cm程で五角形のロート状で、花の形は先に紹介したマルバルコウソウにそっくりでした。
てっきり白花マルバルコウソウだと思ってましたら違っていましたわ。

『豆朝顔(マメアサガオ)』 ヒルガオ科サツマイモ属の一年草 花期は8~10月
北アメリカ原産で戦後渡来した帰化植物で、最近日本各地に急速に広まっているそうです。

可愛い花なんですが、いろいろな物に巻きついて繁殖力は旺盛のようです。

丸葉縷紅草

2006-09-27 23:58:01 | 自然、花
野道の花シリーズ 26

最近あちらこちらで見掛けるようになった、朝顔のようなオレンジ色の小さい花。
小さいけれど緑の中に映えてよく目立つ。

『丸葉縷紅草(マルバルコウソウ)』ヒルガオ科サツマイモ属のつる性植物 花期は8月~10月
江戸時代に渡来した熱帯アメリカ原産の帰化植物。

鑑賞用として入ったが現在は栽培は殆どされてなく、本州中部地方以西では野性化してしまっている。
そして、他の植物に巻きつきながら伸びるので厄介者になっているようです。



最近はホームセンターに色々な外来植物、新種の植物が沢山出回っているが、後何年、何十年かしたらこの侵入生物データーベースに載るようになるのではないかと危惧の念を抱くところです。

初秋の森 鈴虫花 沢桔梗 蔓竜胆

2006-09-24 10:41:07 | 自然、花
栗東自然観察の森の続きです。

ここには山野草が集められているので、色々見た事が無い野草が見られました。

トップ画像は『鈴虫花(スズムシバナ)』です。
キツネノマゴ科イセハナビ属の多年草
分布は近畿地方以西の本州、四国、九州の山地の木陰に生える 草丈30~80cm 花期は9~10月

案内図をたどっていくとシダ園の木陰の中で一輪咲いていてくれました。
暗い林の中で紫色が目立っていましたが、この花のどこがスズムシなんでしょうね?
和名には何で?と思うのが沢山ありますわ。
因みに、この野草も各地で絶滅危惧種に指定されているそうです。





イトトンボの湿地には『沢桔梗(サワギキョウ)』が群生していました。
キキョウ科ミゾカクシ属の多年草 分布は北海道、本州、四国、九州の日当たりの良い湿地 草丈 50~100cm
これも紫色の花でした。両手を広げ踊っているように見えませんか?





万葉植物の小径への分かれ道辺りには『蔓竜胆(ツルリンドウ)』が咲いていました。
リンドウ科ツルリンドウ属で長さ40~80cmになるツル性の多年草
分布は北海道、本州、四国、九州の山林 花期は8~10月 
花後の実はよく目立つ紅紫色

何かの枝に絡まりながら咲く、リンドウに似た薄紫の花は可愛くて綺麗でした。



そして今回も道案内をしてくれた走る宝石斑猫(ハンミョウ)君です。

栗東自然観察の森は自然観察会なども催されるので、どんな花がどこに咲いているかの案内図が貰え、このように苦労無く四季折々の野草が見られます。
ほんとに、山歩き、野草初心者にはおあつらえ向きの施設ですわ。