スズキ・メソード 清水尚志ヴァイオリン教室blog

~どの子も育つ、育て方ひとつ~

バイオリン左手(パターン1)

2023-02-14 23:45:30 | 日記

バイオリンを習い始めて最初に習う左手の配列(形)パターン1
バイオリンはピアノと違い、ハ長調の弾き難い楽器という事を理解する事から始まります。
バイオリンのドの音はG線3指からかA線2指になる事。そこからの指の配列が複雑になるので、先ず、バイオリンの弾き易い、指の配列のし易い解放弦からの音階を勉強します。
そこでA線の解放弦(イ長調)、または、D線開放弦(ニ長調)からの曲から始まるのが望ましいのでしょう。スズキはイ長調からの音階と曲から始まります。この時の指の配列が写真(パターン1)のようになります。
ただ、懸念は調整がファ、ド、ソの3箇所にシャープが付いてしまうこと。ここを、3巻辺りから音階教本等の副教材で修正していく事が大切と思います。しかし、その頃には指の配列や音の認識も初歩と違い、進歩してますので、そんなに心配事では無いですね。
そして、初歩から聴音を少しずつ訓練します。先ずはA線ラの音と E線ミの音の認識。そこから少しずつ音を増やしていく事で、キチンと取り組んで下さる子は音の区別が付けられます。その先に絶対音感が身に付いていくのでしょう。
生まれつき絶対音感を持った天才児には今まで出会った事はありません。ほぼ幼少期からの訓練の度合いで、やればどの子もやった分だけ身につく事でしょう。

何事も繰り返しただけ身に付く。回数や時間で区切るのでは無く、出来た喜びが共有出来るまで繰り返す。
「急がず諦めず」バイオリンの練習から根気や能力が養われると良いですね。

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