お弓を持つって、変に力が入り、難しいのですよね。それも、弓先はしっかり決まり、しかし指は無駄な力が入らない様に柔らかく持つ。更には、弓を駒に沿って真っ直ぐに運ぶ。なかなか思うようにいかず、適当にしてしまったり、シャッター下ろしたかのごとく向き合わなかったり。でも、放置してたら知らない間に出来てたなんてことはないので、少しずつでも向き合う必要があります。スピードは任せますが、向き合った分だけ上手く弓が持てるようになり、上手に運ぶことが出来るようになり、様々なことに発展出来ます。些細な事に向き合う、上手く運べるように、綺麗な音が鳴らせるように憧れを持つ。そして自分のものにする力が付くために見守ってるのが私の仕事なのかなとふと思うこの頃。
綺麗な音楽、華やかな音楽、勇気をくれる音楽、心癒される音楽に憧れて、バイオリンで鳴らす喜びを持って成長してほしいと思います。
来年またよろしくお願い致します。よいお年をお迎え下さい。