スズキ・メソード 清水尚志ヴァイオリン教室blog

~どの子も育つ、育て方ひとつ~

技術の獲得こそが立派な能力の獲得

2016-06-10 23:21:05 | 日記


松本開催での指導者研究会に参加してきました。
多方面にわたりアンテナが伸びていて、そこでの体験や学びを日々のレッスンに役立て、常に勉強されている先生。
また、スズキを深く深く掘り下げて研究されている先生。どちらもとても素晴らしい。言えることは、常に感じ、学び、それをレッスンに活かそうとするその姿勢ある先生は誰もが素晴らしい。
スズキは音楽(楽器)を通して、どの子も立派に育つ能力の実証」をアピールしているのだから、多少の演奏や音程の不味さを良しとしよう。とか、あまり技術に走らないでスズキらしい演奏・・・。などとなってしまうとさすがに少し首をかしげてしまう。なぜなら、スタッカートやピチカートがしっかり出来る、これって立派な能力の獲得。正しい音程をとることが出来たりきっちりと楽器を鳴らす、これも立派な能力の獲得。きちんと通して演奏が出来る。抑揚ある演奏だって、何かが出来るようになることすべてが技術であり能力の獲得であり、喜びなわけです。

親として、我が子に、より多くの素晴らしい演奏を視聴し、より多くの感動を体験させ、練習から反復訓練を多くすることによって必要な筋肉をつける。「心」も「感」も、全ては脳にあるのだから、簡単に、脳トレ筋トレが能力を生むと思います。