スズキ・メソード 清水尚志ヴァイオリン教室blog

~どの子も育つ、育て方ひとつ~

ブラームスのソナタ

2012-06-22 00:05:11 | 日記
最近、購入したブラームスのヴァイオリンソナタCDは、私にはとっても心地良いものでした。演奏を通してその人のブラームスへの気持ちが伝わってくるというか・・・。
バイオリンに限らないのでしょうが、楽器を奏でるという行為から、本当にその演奏される人の音楽に対する姿勢とか、その人の人間性等が伝わってくるって凄いことです。

私達スズキ指導者は、子供たちに楽器を奏でる事への喜びから様々な能力の獲得を目指しますが、何よりも、音の美しさや豊かさを求め、そこから人間性を高める手伝いをしています。ということは、私達スズキの指導者に求められていることはかなり高いものと思われます。単に楽器や音楽を教えるという行為に停まらずに、その先にあるものへの追求が大切なのでしょう。何故なら、その人の奏でる音楽や音からその人の人間性が垣間見えてしまうから。どんなに立派な言葉を並べても音を聴けばその人の本質が分かってしまうって怖いですね。だから浜松で毎年指導者研究会をするのでしょうが・・・。
音で人を魅了できる、音楽で人を引き寄せることの出来る演奏って素晴らしい。私たちも音で人(子供達も)を魅了出来る人間になりたいものです。